2009年10月

2009年10月14日

今年も命の洗濯

2b2ce2fd.jpg長野、岐阜、愛知と山中心の旅に来ています。

今日は最終日。

犬山城を堪能し、これから関ヶ原に向かいます!


eggm2005 at 14:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日常 

2009年10月08日

ビバ!徳川美術館

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名古屋出張からの帰阪日に、「良かったよ〜」の話を聞いて、行ってきちゃいました。

徳川美術館。

まずは、当時と変わらないままの黒門でお出迎え。趣あります。そして入ってビックリ。その広大さ。尾張徳川家に伝えられた重宝が続々。

常設展示を食い入るように見ていたのですが、余りにも所蔵しているものが多いので、何ヶ月かに一回、常設展示内容を変更しているそうです。ってことは、また次来ても、違うものが観られて楽しめるってことですよね。

すげ〜。

個人的には、「大名の数奇」に展示されていた織部の香合。実際に使用していたかと思うと、ゾクゾク。もちろん尾張徳川家のお殿様が実際に使用していたのもすごいですが、織部の場合、戦国時代まで遡っちゃいますし、茶道筆頭であった織部が家康により、その命を散らすわけですから、その織部のものが徳川家にあるっていう歴史がすごいです。

12時頃に入館したはずですが、余りにも見応えがあって、気付けば17時。閉館間近で、慌ててミュージアムショップを漁っていました。

私にとっては超豪華なテーマパークでございます。



keggm2005 at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

2009年10月03日

やっぱり独参湯

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やっと一息ということで、本日は名古屋御園座顔見世を昼夜で観劇して来ました。

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』

もちろん幕開き前の口上人形からしっかりチェック。う〜ん。文楽の人形に目が慣れているのか、この口上人形の顔が妙にリアルだな〜と感じてしまう今日この頃。

大序・・・・さわやか!儀式的な一幕でありますが、今回は塩谷判官の橋之助さん、桃井若狭之助の愛之助さん、ともに初役ということで、饗応役を仰せ使い、ちょっと緊張している二人の大名の雰囲気がよく伝わってきました。そして、足利直義役の進之介さん。品の良さ、声の高い調子がこの役にピッタリ。ここにいる大名たちとは全く違う、という将軍の実弟の立場が際立ちます。福助さんの顔世御前は、なんともいえない色気があるというか。。美しいだけではなくて、男を惹きつける魅力。それを本人が気付いていないというキャラが妙にマッチ。そして、やっぱり左團次さんの師直がこの一幕を引き締めます。左團次さんの声を聞くと、あ〜歌舞伎を観に来たんだと実感します。

三段目・・・ここもやっぱり三段目の伴内は初役だという亀蔵さんがいい味だしています。進物の場でどれだけお客様の頬を緩ますかによって、刃傷の場が全然違うものになります。本蔵役の寿猿さんは、先日の総ざらいでも一番乗りで控えていたところからも、折り目正しい本蔵役と一致。刃傷の場でも、愛之助さんの若狭之助と橋之助さんの塩谷判官がとてもいいです。初役の二人を手馴れた左團次さんがいろんな角度で挑発というか。。。橋之助さんの塩谷判官からは、いざ刃傷に及ぶ前のギリギリの精神状態が感じられ、それまでに一瞬みせる判官の惨めな顔が絶妙。この表情で、判官の気持ちを全て表現します。

四段目・・・いよいよ、眼目。通さん場。ですが、やっぱり遅れてくるお客様が多いですよね。特に御園座は客席で飲食が出来ないので皆さん、地下の食堂に行かれますからね〜。どうぞ、お早めの着席を!

石堂右馬之丞役の我當さんが温情あって、好演。由良之助がやって来た時、対面を許す返事をする”間”が絶妙です。

なんというか、今まで四段目ってなんか特別な印象があったんですよね。難しいというか、なんというか、しかし、今回は釘付け。やっぱり、この由良之助が駆けつけてくる演出は素晴らしい!團十郎さんの由良之助は、本当に素敵です。私は七段目よりもこの四段目の方が好きです。團十郎さんの由良之助の紋は実説の大石内蔵助の紋「右二つ巴」ではなくて、「左二つ巴」なんですね。これは、実説の大石内蔵助に遠慮して、「左二つ巴」にしていると思うのですが、江戸時代当時でもなかなかそこまで配慮していなかったのに、お触れもなにもない現代でそこまで配慮するあたりが團十郎さんの人柄が出ているな〜と。さすが☆

落人・・・仁左衛門さんの勘平、かっこよすぎ(*^。^*)うっとり。そして、孝太郎さんのおかるが、必死で勘平を愛する姿がとてもいいです。「落人」はもちろん清元の舞踊ではありますが、お二人ともさすが丸本を熟知していらっしゃるので、気持ちの持って行き方が、筋にそって分かり易く伝わってきます。ここでも亀蔵さんがいい味です。

五・六段目・・・“涙”“なみだ”。舞台面といい、筋といい、どうも暗くなりがちな場面でありますが、そこを秀太郎さんの一文字屋お才と松之助さんの関西弁がぐっとひきつけてくれます。竹三郎さんのおかやにはいつも感心。うまいです。今回、彌十郎さんの弥五郎に、勘平への友情を強く感じました。お家に仕えていた時、勘平と弥五郎は特に強い友情で結ばれていたんだと思わせてくれました。だからこそ、勘平への想いはひとしお。信じていた人に裏切られた弥五郎の悔しさ、そういうものまで伝わりました。しかしなんといってもここは仁左衛門さんの勘平がみせる最期の笑顔。勘平の美しい儚さ。あの表情を見せられては、こちらはただ、涙が溢れるばかりです。あんな表情が出来る仁左衛門さんはやっぱり特別な役者です。

七段目・・・團十郎さんの由良之助を観られる幸せをひしひしと感じながら、観劇しました。平右衛門に対してもおかるに対しても、團十郎さんの由良之助は本当に大きな愛で包みます。橋之助さんの平右衛門のきびきびしたところが、元気いっぱいで、どこか不器用な人物像がよかったです。そして、おかるとの兄妹愛。福助さんのおかるという実際の兄弟だからこそ出せる味わいなのではないでしょうか。橋之助さん自身、兄のお軽で平右衛門をやりたかったというのは、この辺りの気持ちの持っていきかたからでしょうか。

十一段目・・・四十七人のこの後の運命を知っている私達ですが、それでもやはり本懐を遂げた浪士の顔を見ると、なんともいえないすがすがしさが胸に残ります。

團十郎さんと仁左衛門さん、お二人とも以前大病を患い、克服して舞台に立っている。劇場という空間でお客様と一体となって、舞台を勤める幸せをかみ締めているようでもあり、そのお二人が挑む通しの忠臣蔵は格別なものなのだと思いました。そして、今回花形役者が着実に力をつけて挑む初役。芸の継承とはこういうことなんだと実感。

充実の通し『仮名手本忠臣蔵』です。



keggm2005 at 00:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 歌舞伎