2011年10月

2011年10月30日

大阪マラソン

de484e44.jpg今日はこの話題、多いんじゃないでしょうか。

まさか、こんなにガッツリ被るとは!!

地下から上がると







マラソン人口ってこんなにいるんですね。

文楽劇場前もご覧のような状態でした。
お手伝いの方達も、イベントに参加する感覚のようで、道路が横断出来なくて本来なら不便なはずですが、行き交う皆さん、お祭り気分で一体感が湧いていた感じです☆


eggm2005 at 23:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日常 

2011年10月28日

哀愁の時代

はぁ〜。毎日、毎日忙しいですね〜。
こんな風に仕事が忙しい時は「光明に芽ぐむ日 」を読んでみます。

これは大正〜昭和初期の吉原に実際に花魁として勤めていた女性の日記です。


資本主義となった日本では貧富の差が出てきて、貧しい家の女の子は吉原へ身を売ることに…。この方も19歳で売られ吉原の花魁として生きることになります。
実際の日記ですから、すごいリアリティーです!

一番驚いたのは、吉原の花魁皆さんがとても言葉使いがきれいなこと。花魁同士でのおしゃべりでも相手を思いやる温かみが伝わってきます。誰も皆、言葉使いが丁寧で美しい日本語を使うんです。
歌舞伎のイメージだと、いわゆる廓言葉という
「〜でありんす」とか使うのかな〜と思っていたのですが、大正ともなると、女性も教育である程度の教養が身に付いていたんだと知りました。
馴染みのお客様からのプレゼントが哲学の本だったり。

そして大正の頃の吉原の情勢。
江戸時代の一大歓楽街として栄えた吉原の陰りがみえ、楼主たちは花魁達に、よりひどい条件を出します。いわゆるノルマ制。ノルマが達成されない花魁は罰金を支払うシステムで、さらに花魁の借財は減りません。

1920年代というと、サラリーマンという言葉が出来た頃。先進国を目指す日本の社会情勢の中、吉原だけは昔の風習を頑なに守り続けていたのです。


御祝儀を弾み散財する客も少なくなるので、花魁達の扱いはより酷いものに…。

歌舞伎で描かれる吉原は公許として君臨する華やかな時代の一部分でしかないんだと痛感。


eggm2005 at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日常 

2011年10月15日

金の鯱

0dbe13f2.jpg名古屋出張の帰り、お疲れモードだったので速攻帰阪しようと思ってたのですが、それはそれはとってもいいお天気で、テンション的にも

大人の遠足気分!

てなことで、いつも行きたい行きたいと思い、行けてなかった名古屋城に行ってきました☆

残念ながら、本丸は修復工事中で見られず、国宝の襖絵は拝めませんでしたが、ゴージャスな天守閣に展示されている貴重な資料に、またまた1人でテンション上がりまくり!!!

どんだけ天守閣に向かい、シャッターきっとんねん。ってぐらい、パシャパシャ連写っすよ。

天守閣は地下から入り、一階は再建時までの道のりやジオラマが。ここで衝撃的だったのは、あの戦争により炎上する名古屋城の写真でした。
築城から400年保っていた天守閣がB29により炎上する姿。
その写真を軍の報道部の日本人が撮影していることにも驚きでした。どんな想いでシャッターをきったことか…。胸に迫るものがあります。
幸い、襖絵は疎開させていたので無事だったそうで。


天守閣の二階は企画展示コーナー。三階は当時の城下町を等身大に再現してて、深川江戸資料館を思わせます。四階は戦国歴史コーナー。
で、六階辺りが展望コーナーだったかな。
ここではお土産も売ってて観光色は強かったですが、やはり眺めは最高です。


名古屋城は徳川家康が外様大名に命じて築城した城。そのほとんどが西の地方の大名たちでした。徳川への忠誠を誓わせるのを確認するためのお城だったんですね。


eggm2005 at 21:42|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日常 

2011年10月05日

はしゃぐ海老蔵さん

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見たくないですか? 大いにはしゃぐ市川海老蔵丈。

それなら、10月名古屋御園座の顔見世の夜の部がお勧めです。

それは『棒しばり』での太郎冠者!中心となる次郎冠者は三津五郎さんで、いっぱい海老蔵さんをノセてくれています。こうゆう舞踊の海老蔵さんはちょっと珍しいと思うのですが。。。

狂言を元にした演目で、お酒好きな太郎冠者と次郎冠者に困った大名が考えたのは、太郎冠者の手を縛ることと、次郎冠者の両手を棒に縛ること。安心して出かけて行った大名でしたが、それでもお酒が呑みたい二人はアノテコノテでついに酒蔵の酒を呑んで、乱痴気騒ぎと相成ります。

っていうか、お酒ネタOKですか?

と、勝手に心の中でヒヤヒヤしているのですが、まぁまぁまぁ。

もうね〜、三津五郎さんの可愛い次郎冠者に、負けずと大はしゃぎの海老蔵さんの太郎冠者。今まで二枚目のイメージが強かったので、ここまで大サービスのはしゃぎっぷりを見せられると、こっちまでノリノリです。

御園座のお客様も手拍子で応えます。

愛嬌たっぷりの海老蔵さんは、必見!!

夜の部は他に、『角力場』と『助六』です。

又五郎さんの襲名演目『角力場』には、中村吉右衛門さんが濡髪長五郎で出演。新又五郎さんの放駒長吉とのやりとりに格の高さを見せます。大阪相撲の最高位の大関、濡髪。関取というだけではなく、最高位の風格を漂わせ、単調な場面となるところをその芸の大きさで魅せます。これぞ人間国宝の芸。納得。

対する又五郎さんの長吉も、濡髪と対峙したときの心理描写が細かく、繊細な芸で、芝居を進めてゆきます。

新又五郎さんは、セリフ廻しの巧さにいつも感心させられます。新歌舞伎を見るとそのうまさはスグ分かります。いつもなんとなく段取り通りとしてみていた『角力場』でしたが、人間心理を突いたセリフの運びや仕草で濡髪と長吉のやりとりの深さが伝わってきました。役者が魅せる芝居なんですね。

そして、そして、ぜひとも必見なのが歌舞伎十八番『助六』です。成田屋大奮闘!!!

先月は大阪、今月は名古屋、来月は博多と團十郎さん、大忙しの中、今月は2時間の長丁場の芝居、『助六』の花川戸助六でございます。

今まで観た助六は、仁左衛門さん、三津五郎さん、海老蔵さん。そういえば團十郎さんの助六って初めて?かも。

全ての助六さん、かっこよかったですが、今回の團十郎さんの助六はなんつぅかどこか違います。家の芸への気迫というのでしょうか。責任というのでしょうか。

本家の成田屋が演じる『助六』は、この先何百年と受け継がれる芝居の大元となるお手本ですから、そのプレッシャーは計り知れないもの。一字一句、また動き1つ全て完璧でなければならないし、なんとなしに違う動きをしようものなら、それが”型”となってしまいます。

後世に「十二代目の助六は〜」という風に語り継がれるもの。

つまり、成田屋の助六を観るということは、これって歌舞伎の歴史のひとコマをまさにリアルタイムで私たちは目撃するってことなわけで。共演者もみなさん、その重みを理解しているんじゃないでしょうか。役者一人一人がそれを胸に刻んで演じているように思います。

まさに歌舞伎のチームワークと言えそうです。

それにしても、この芝居はまさに完璧ですね。どんなに面白いと言われる映画やドラマでも2時間の作品って、途中に中だるみがあったりするのですが(え?!私だけ?)『助六』は全然それがありません。道具が変わるわけでも、幕が引かれたりするわけでもないのに、ですよ!!

オペレートをしながら、いつもあっという間に2時間が過ぎてしまいます。芝居の構成、運び方に何かしら人を集中させる秘密があるように思うのですが・・・。いつかそれを紐解きたいです。



keggm2005 at 00:17|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 歌舞伎