2010年12月06日
褥瘡と睡眠
褥瘡(じょくそう)とは床ずれのことだが、
同じ姿勢でずーっと過ごしていると、骨の出っ張ったところの皮膚などが圧迫されて、赤くなったり皮がむけたり、
ひどくなると潰瘍になって感染してぐじゅぐじゅになったりするものだ。
褥瘡を発生させないために、体位変換をしたり、ベッドのエアマットを替えてみたりと、褥瘡の予防は今や看護界の常識となっている。
だからこそ、褥瘡を発生させないことが、「手を抜いていない」看護と言えるだろうし、逆に褥瘡を発生させてしまうと、看護として「行うべきことを行わなかった」という汚点、失敗のような感じになってしまっている。
日夜私達看護師は褥瘡を発生させないために努力しているのだが、
この努力が本当に患者さんにとって必要なものなのか、疑問に思う時がある。
一人では身動きが取れない人や、鎮静薬などで眠らされている人に対しては、躊躇せず体位変換を行うのは言うまではないが、
その「動けない」程度が微妙な人の問題だ。
例えば手術の後などで、管類が沢山入っていて、いかにも身動きは取れなさそうだが、手や足は動かせている人だ。
ダイナミックに動くことはできないが、多少は動くことができる、そんな人。
看護師としては、褥瘡は発生させたくないし、
一人で動くと管が引っ張られたりして危ないだろうし、
持続的な痛み止めで感覚が鈍くなっているだろうし、
手術後の体の浮腫みや低栄養などによっても褥瘡は発生しやすい状態だとアセスメントする。
しかし患者さんに言わせてみれば、
「寝かせてくれ」
「家では上向きに寝ている」
「床ずれなんてできたことはない」
個人差はあるし、体位変換を快く受け入れてくださる患者さんが多数なのだが、
患者さんを静かに眠らせてあげたい気持ちと褥瘡を予防しなければならないという義務感との間で、私の心はせめぎあう。
もちろん、そこの判断が看護師としてのアセスメント能力を問われる部分でもあるが、
体位変換をした方が良いか、しない方が良いか迷ったときは、
褥瘡を予防する方に偏重するのが今の私だ。
褥瘡は一度出来たら治すのが大変だし、褥瘡を発生させないことは患者さんにとって利益になること思う。
けれども、私の行動は「患者さんを思って」のことなのだろうか、
それとも「看護師としての自分の責任を果たしたいだけ」のことなのだろうか、よく分からない時がある。
患者さんに褥瘡を発生させたらきっと「どうしてきちんと体位変換しなかったのか」と責められるだろうが、
患者さんが夜度々起こされても「体位変換しなくちゃならないから仕方ないよね」というのが今の風潮だと感じている。
でも本来、患者さんの回復のために、質の良い眠りを提供することも看護の一つであるはずだ。
ナイチンゲールもそう説いている。
本当に患者さんのために良いことって何だろうか。

今何位?

そうね、だいたいね〜?

同じ姿勢でずーっと過ごしていると、骨の出っ張ったところの皮膚などが圧迫されて、赤くなったり皮がむけたり、
ひどくなると潰瘍になって感染してぐじゅぐじゅになったりするものだ。
褥瘡を発生させないために、体位変換をしたり、ベッドのエアマットを替えてみたりと、褥瘡の予防は今や看護界の常識となっている。
だからこそ、褥瘡を発生させないことが、「手を抜いていない」看護と言えるだろうし、逆に褥瘡を発生させてしまうと、看護として「行うべきことを行わなかった」という汚点、失敗のような感じになってしまっている。
日夜私達看護師は褥瘡を発生させないために努力しているのだが、
この努力が本当に患者さんにとって必要なものなのか、疑問に思う時がある。
一人では身動きが取れない人や、鎮静薬などで眠らされている人に対しては、躊躇せず体位変換を行うのは言うまではないが、
その「動けない」程度が微妙な人の問題だ。
例えば手術の後などで、管類が沢山入っていて、いかにも身動きは取れなさそうだが、手や足は動かせている人だ。
ダイナミックに動くことはできないが、多少は動くことができる、そんな人。
看護師としては、褥瘡は発生させたくないし、
一人で動くと管が引っ張られたりして危ないだろうし、
持続的な痛み止めで感覚が鈍くなっているだろうし、
手術後の体の浮腫みや低栄養などによっても褥瘡は発生しやすい状態だとアセスメントする。
しかし患者さんに言わせてみれば、
「寝かせてくれ」
「家では上向きに寝ている」
「床ずれなんてできたことはない」
個人差はあるし、体位変換を快く受け入れてくださる患者さんが多数なのだが、
患者さんを静かに眠らせてあげたい気持ちと褥瘡を予防しなければならないという義務感との間で、私の心はせめぎあう。
もちろん、そこの判断が看護師としてのアセスメント能力を問われる部分でもあるが、
体位変換をした方が良いか、しない方が良いか迷ったときは、
褥瘡を予防する方に偏重するのが今の私だ。
褥瘡は一度出来たら治すのが大変だし、褥瘡を発生させないことは患者さんにとって利益になること思う。
けれども、私の行動は「患者さんを思って」のことなのだろうか、
それとも「看護師としての自分の責任を果たしたいだけ」のことなのだろうか、よく分からない時がある。
患者さんに褥瘡を発生させたらきっと「どうしてきちんと体位変換しなかったのか」と責められるだろうが、
患者さんが夜度々起こされても「体位変換しなくちゃならないから仕方ないよね」というのが今の風潮だと感じている。
でも本来、患者さんの回復のために、質の良い眠りを提供することも看護の一つであるはずだ。
ナイチンゲールもそう説いている。
本当に患者さんのために良いことって何だろうか。
今何位?
そうね、だいたいね〜?
