12月2日放送の「ごちそうさん」55話にて「しがらき」という白い棒状の食べ物がちょっと出てきました。大阪の夏のお菓子、だそうです。

しがらき1しがらき2

この映像だけでは何が入っているのか、どうやって作るのか、全く分かりません。なのでちょっと検索してみました。

いろいろ検索してみた結果、もち米(あるいは道明寺粉)を筒状の布袋に入れて蒸す(あるいはゆでる)というだけのもののようです。「作り方」というほどのこともないみたいですが、一応リンクを載せておきます。
信楽餅の作り方
※このリンクは「foodish “雑”食記」様のしがらきの記事を参考にさせていただきました。

「foodish “雑”食記」様の記事は2005年8月ですが、それよりも少し早い時期に書かれた記事も見つけました。
しがらき餅(「シューニャ」様)
布を筒型にし、中にもち米(だと思います)を入れ、蒸してつくる
とのことです。

「鬼あざみ」という落語に「しがらき餅屋」というのが出てくるらしいので、昔はある程度知られていたのだと思うのですが
「鬼あざみ」という落語を書き起こしたサイト様はこちら。↓
上方落語「鬼あざみ」上方落語メモ【世紀末亭】様)
信楽餅屋=シガラキ:道明寺粉を白い布の袋に入れて茹でたもので、その
棒状の餅を糸で輪切りにして胡麻入り砂糖・豆の粉・わらび粉などに
まぶして食べる「砂ぁ糖ぉ〜え、しがらき〜、わらびも〜ち」と、長
く節をつけて売り歩く信楽餅屋は夏の大阪の風物だった。

母の手作りしか覚えがなかったのですが、ちゃんと売っている店もあるようです。
ただし私が確認できたのは、「みかさや」のみ。
↓「みかさや」のしがらき餅の画像が載っているブログ様。
しがらき餅(みかさや)。(「美味しいもの探しの旅」様)

神戸の「舞の夢」というお店のブログにも写真が載っていました。
しがらき餅が始まりました♪(「株式会社舞の夢のブログ」様)
細長い状態の写真もあって、「ごちそうさん」で映ったものと一致しますね。

90歳を超えたおじいちゃんがリヤカー引いて売ってるしがらき餅がめっちゃ美味しい☆(「ネットショッピング大好きAKIKOのお買い物情報」様)
によると、淡路島の屋台でも売っていたそうです。しがらき300円。

林春隆『野菜百珍』「二二 糒の話」
林春隆『野菜百珍』
によりますと、「浪花糒(ほしい)」という別名もあるようです。
近ごろ浪花糒と称して、粉状の細粒を布袋に入れて、そのまま湯水に浸けると、すぐ餅のようになるものを鬻(ひさ)いでいる。俗に信楽餅といったようなものである。
ちなみに「鬻(ひさ)ぐ」というのは、「売る」という意味だそうです。

糒(ほしい)としがらき餅について書かれたブログ様。
しがらき餅(「おいしいもの見つけ隊」様)

美味しんぼ99巻』にもしがらき餅が登場するようです。
『美味しんぼ』に載っていたと思われる信楽餅の作り方は↓こちらのブログ様で。
『美味しんぼ』<信楽餅>(「100年胡麻屋 胡麻司和田萬」様)
こちらでは、もち米とうるち米を半量ずつ混ぜてまず蒸してから荒くつぶして、それから細長く固めるという作り方になっています。

ここからは「ごちそうさん」に関係ない話。
読書メーターというサイトに『美味しんぼ99巻』のレビューが載っていましたが、その中で気になる部分がありました。
美味しいものを食べてうつ病が快方に向かう、おめでたい漫画です。
何だか「そんなことあるわけないだろ非科学的!!」とでも言いたげな文ですが、実は「美味しいものを食べてうつ病が快方に向かう」というのはあながち根拠のないことでもないのです。

うつ病の人によく処方される薬に「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」というものがあります。脳の中から「セロトニン」という物質が減るのを防ぐ薬です。脳内のセロトニンが減るとうつ症状が出るということです。
ではセロトニンを減らさないようにするには薬しかないのか? というと、もちろんそんなことはありません。

体というのは食べたものでできていますが、それは脳内物質も同じです。セロトニンの材料が足りないとうまくセロトニンが作られないそうです。
セロトニンの原料というのは「トリプトファン」というアミノ酸で、そのアミノ酸は動物性たんぱく質に多く含まれています。動物性たんぱく質というのはつまり「肉」です。

セロトニンの主な原料はトリプトファンですが、その原料をセロトニンに加工するためにはもう少し他の部品も必要です。その部品というのは「葉酸、鉄、ナイアシン、ビタミンB6」です。

つまりうつ病の予防と治療には
 ■肉を食べて、葉酸や鉄などのビタミン・ミネラルをきちんと摂る
というのがとても大事なのです。
(お医者さんに行って薬などの治療を受けることもいいのでしょうが、薬というのは「飲んでいるその時しか効かない」ものです。だから一度飲み始めるとなかなか薬がやめられなかったり、どんどん増えていったりするのです。ということで食事というのが大事になってきます)
肉というのは多くの人にとっておいしいものですし、体に不足しているビタミン・ミネラルを含む食べ物はおいしいと感じるかも知れません。
だから「美味しいものを食べてうつ病が快方に向かう」というのはあながち間違いではないと思われます。

この辺のことをもっと深く知りたい方は『「うつ」は食べ物が原因だった!』(溝口徹・著)がおすすめです。


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