R0001652



































全ての段取りをお任せして、ただ乗っかったまま始まったツーリングでした。
お世話になったのは、tさんご夫妻。
3月18日水曜日〜20日金曜日の3日間で、今治から尾道の縦走+寄り道の
Pocket Rocket ProとSpeeding tikit 各2台の旅。

BlogPaint
自分じゃできない
とっても、リッチな
飛行機の旅です。

搭乗待ちには
コーヒーでなく
朝6時台ですけど。



R0001655

乗ったら
朝ご飯が出て
食べ終われば

ZZZ...



「喰う寝る遊ぶ」に
憧れていた世代の私。

本当にこれでいいのか、
と罰当たりを予感していたら










BlogPaint
















着いたどー、と思った瞬間、今にも降りそうな怪しい雲に見舞われた。

松山空港〜レンタカー〜今治へ
R0001661今治の「サンライズ糸山」へ移動し
「風のレストラン」でランチをしていると
これから走り出そうという矢先に
どんどん霧が立ちこめて、一つ目の橋、
「来島海峡大橋」が霞んでいきます。






DSCN2343
晴れると、こうらしい。








DSCF1047

何か、やったっけか
と思いつつ、自転車を組立て
雨の装備で発進。

「来島海峡大橋」の途中、
つまり橋を渡る途中、自転車ごとエレベータで
「馬島」に降りました。
エレベータで島に着く経験はないので
散策するところでしょうが、
なんか余裕がなく、さっさと先へ行く事に。



「大島」〜「伯方・大島大橋」〜「伯方島」へ


だんだんと本格的な降りになってきて
普段の私なら、雨を回避する手段を考えてtikitを濡らさないようにするけど
走り続けるしかない状況が、そんな事をとっくに諦めさせ、ただ走るのみ。

前を走る自転車の泥はねを避けるために車間距離を取ると
もはや、だれとも会話もできず

「ブレーキ、効かな〜い!」

「雨が目に入るぅううう!」

「水たまりが重たいけど、おもしれぇ!」

とか、橋が終わった後の下り坂では

(激しい雨があたって)「顔が痛ーーい!」
とか、

一人で叫びながら走ってた。

フードをヘルメットの下に被って耳が塞がれ、雨音もあって人の声も聞こえない。
車が来たら大丈夫なのか、と思えば
滅多に車は通らず、近づけば水たまりを撥ねる音で判り
ゆっくりと抜いて行ってくれるので助かった。

何か、自転車にやさしいところです。

道の駅「伯方S・Cパーク」内「マリンオアシスはかた」で小休憩。
DSCF1052






R0001665フツーなら見せられない写真だが、
しょーがないです。

このとき既に
腕まわりと赤いグローブと、それから
一応、防水とカタログに書いてあった
シューズカバーは、びしょ濡れ。

それに、汗もかいて
汗と雨の区別がつかない。

BlogPaint
伯方の塩ソフト
美味しかったです。
冷えは然程感じません。

それにしても
すっかり曇って
この地の風景というものが
よく分からず、残念。



と、思っていたら休憩後すぐに現れた造船所。

BlogPaint

確かにここは、瀬戸内です。







大三島橋〜大三島→宮浦へ

R0001689内心、ちょっと楽しかったんだけど
ムードとしては、早く「雨のない場所へ」
というところもあって
「旅館茶梅」へ到着。

この旅館が素晴らしく、
着くや否や、私たちの様子を察して
自転車はシャッターが締まるガレージへ、
私たちには、ストーブに火を入れ
タオルを沢山用意して
びしょ濡れの雨具たちを手際よく
玄関の飾り板などに掛けてくれました。

ありがたい。
DSCF1060
濡れた靴下を脱ぎ、草履を借りて散策。
大山祇神社
ヘルメット用のお守りを買い、
道中の無事故を祈ります。








R0001682境内には、樹齢2600年と言われる
「おちのみこと御手植の楠」が。
由緒ありそな。









R0001685近くの道の駅では、
様々な種類のみかんが…。
クエン酸補給にどれも良し、旨し。





















DSCF1065食事は、
地元のお魚たちをメインに
ホントに美味しかった。
黒鯛のお刺身とか、
炊きたての鯛飯とか。





いいお宿でした。


お陰さまで、全部乾いたのに、翌朝も雨。

大三島宮浦〜「多々羅しまなみ公園」〜多々羅大橋〜生口島

DSCF1074
お約束らしい、鐘は鳴らしたものの










R0001700
雨。

よく降ります。







BlogPaint












でも、雨も楽しいことが分かってきた。R0001706










BlogPaint
美味しい所がたくさんあるし。
「岡哲商店」さんでコロッケ、









R0001712










R0001711










R0001716
「ドルチェ」さんでフルーツのジェラート。


消耗しているのか、
よく食べる。





生口橋〜因島〜家老渡港〜渡船〜上弓削港→弓削島へ

R0001730
家老渡港で、やっと雨があがった。









R0001744弓削島に着いてから
びしょ濡れの雨用グローブから
普段使いのものへ。

これで快適!

グローブを2つ用意していて
ホント良かった!!



R0001745
弓削島でふらりと立ち寄った
「しまでカフェ」さん
ちょっと失礼だけど、
こんなところにも
サイクルオアシスがあるのかと…。





DSCF1111
「しまなみ海道」は
いわゆるメインのルートを外れても
よさそな処がいろいろあります。

自転車乗りが何度も来たくなるのが
分かります。





BlogPaint










弓削島〜弓削大橋〜佐島〜生名橋〜生名島〜立石港〜土生港〜因島〜因島大橋〜向島〜尾道

晴れたら、こっちのもの、とばかりに快走。
R0001775
見えたよ!
「しまなみ」




やっと。



R0001796

はしょるようですが、
2日目の宿泊先
HOTEL CYCLE(ONOMICHI U2)
無事に到着。





R0001799乾いてきた泥汚れを
古歯ブラシで落としていきます。

桜パンダ号tikit、お疲れさん!







R0001811
部屋の中は、
ちょっとした
オブジェに。

折り畳んだあとに
シートポストを抜いたら
シートポストには
お水がちょっとたまっていました。

tikitたちの為に
暑くて寝苦しい程に
暖房を効かせて
寝ました。


自転車に乗るときは、できるだけ荷物を軽くしたいと日ごろ思っている私には
雨の中も走らなければならないツーリングは、新鮮でした。

しかたなく、ちょっと雨に遭う程度の雨具だと
長時間乗ると、身体を疲れさせてしまいます。
かと言って重装備には抵抗があるかな。
先の課題としておきます。

でも、ただの「防水」と、完全防水とかしっかり防水とでは
差がでます。シューカバーで思った。
tさんたちの足もとは、平気そうだったもの。
多少、裏からも入ってしみてきたそうですけど。

雨もあって、ゆっくり目のペースでリードしていただきましたが
tikitは、やはり楽しいです。程よいアップダウンも調子良かったです。
これで晴れていたらな、という気持ちは意外とありませんでした。