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このブログは、基本的に70年代のBCL全盛時代にフォーカスして、当時を振り返る内容を中心に綴っています。
それはこのブログでも何度か触れたように、「BCL」という趣味そのものが、あの当時出なければ成立しなかったものであり、今日の情報化社会において短波ラジオの位置づけが大きく変化し、その受信環境は大きく変わってしまったからです。
なにより大きく変わったのは、インターネットによる情報の流通量とその容易さでしょうか。
中学生の多くがスマートフォンを手にしている今、たとえばそれが諸外国の情報であったとしても、モノの数分で手に入れてしまえる・・・そんな時代に進化してしまっているのです。
そんな現代で、「ラジオ」の情報・・・とりわけ海外からの短波放送がどれほど必要とされるのか・・・。
テレビが視聴率なら、ラジオはなんというのでしょう・・・受信率というのでしょうか、今どれほどあるんでしょうかね。
聞き手のないラジオ放送に莫大な国家予算を費やす国はありません。
放送自体が次々と廃止されていく・・・それは自然の流れでしょう。
わかってはいることですが、ラジオオーストラリアやラジオネダーランドが英語放送を取りやめたことを知ったのは、つい最近のことでした。
あまりの衝撃に、頭が白くなりました。
だって・・・オーストラリアの母国語は英語でしょう?
なんでなくなるの?
オランダだって、オランダ語やドイツ語の他に、国では英語をみんなしゃべるじゃないですか。
なんでなくなるの?
もちろん、先ほど言ったような理由が一番だと思います。
わたしたち、ラジオのダイヤルを合わせないリスナーのために、膨大な予算で放送を続けることの意義は乏しいのだろうと思います。
またそれそのものを批判的に思うのではありません。
本当の意味で、BCLという趣味が「幻」になろうとしていることに、大きなさみしさを感じるのです。
おそらく今後は名機とよばれるようなBCLラジオが発売されることはないでしょう。
なぜなら海外の短波放送そのものが姿を消していくからです。
短波帯はいったいどんな放送に使われるのでしょうか・・・。
いずれにしても私がこのブログを綴り始めてからまあまあな時間が経過しましたが、これほどBCLの環境が変化するとは・・・。
私はいつまでも、玉手箱をあけない浦島太郎のままでいたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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