FRG-7(八重洲無線、1976年発売、59,000円)

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私が最も愛した通信型受信機。
私の2台目のリグでもあります。
忘れもしません、購入までの母親とのやり取り。
ここだけの話にしますね。
たしか、中学2年生の3学期。
1977年初頭です。
ラジオの製作におよそ1万円ほど安く手に入れられる「棚ずれ品」情報を入手。
それでも5万円近い、当時としては高額なラジオ。
私はダメ元で母親にねだってみました。
テストで頑張ったら買ってやる・・・というのです。
そこで私は頑張ってみたのですが、たまたま当時、セミナープリントのまとめの小テストみたいなのがあって、それでも順位がつくというのです。
範囲も狭いし、そこまでやったプリントをきっちりやっておけば、100点取ることは可能です。
私はとにかく徹底的におぼえ、英語96、数学94以外100点を取って見せました。
中学時代、後にも先にもたった一回の全校1番。
それで奮発してくれたのが、このFRG-7だったのです。

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ですからそれだけに思い入れの深い機種。
いやいや、そういうエピソード云々じゃなくて、受信機として最高のパフォーマンスを見せてくれました。
選曲の速さ、操作性の良さ、感度、音質・・・。
何をとっても私のBCL力をそそる逸品。

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特に後期型はFINEチューニングがあり、周波数目盛りのパネル調整に加え、微妙な表示のずれに神経質なリスナーの心を動かす、きめ細かな作りでした。(写真右端)

時を同じくして、バーチカルアンテナや電子アンテナなど、性能の格段高いものを設置し、さらなるDXにチャレンジ。
いくつもの珍局ハントにチャレンジした記憶があります。

この受信機を購入して間もなく中学3年生を迎えて、さすがの私も受験モード。
それでもわずかな時間を捻出して、珍局ハントに励んだものです。
狙う時間は一日わずか。
もちろん待ち受けですから、狙う局をちゃんと決めて、その開始数分前から開始時刻あたりまで。
それで数分チャレンジしてみて、信号が感じられなければ即撤退・・・という具合です。
なのでダラダラと珍局を狙ってさまようのではなく、アビジャンならアビジャン、モロッコならモロッコ・・・という具合に、ずっと同じ局を同じ時間追い求めていくというリスニングスタイルでしたので、思った以上に時間は取ることがなかったです。
しかもずっと張っているおかげで、いつかは電波をキャッチする。
時にはクリアにさえ聞こえることだってありました。

意外に受験を間近に控えた受験生のBCLは、弊害にはならなかったように思うんですよ。

もう一つ加えておくと、双璧を争うライバルの存在です。
DRAKE社のSSR-1。

ssr1




















どうです、このアメリカンスタイルな面構え。
あまりにシンプルで精悍な表情。
かっこいい・・・。
FRG-7に比べたら、定価からの割引ベースで考えても、SSR-1の方が1万円ほど高い。
なので庶民はYAESUのFRG-7に圧倒的な支持が集まりましたが、やはりもっとお金をかける玄人好みの方々はSSR-1という印象でしょうかね。
今思えばわずかな金額の差ですが、当時としては大きな差でしたね。

SSR-1に関しては、後々入手しますが、それはラジオブームが去った遥か後のこと、したがってFRG-7との性能差を比較できる術がなく、評価に関してはコメントできませんが、少なくとも私にとってFRG-7は、BCLとしての最高の兵器であり、最も思い入れの強い受信機の1つであることは間違いありません。

いまでも大切に私の自宅の押し入れに、当時の姿のまま眠っています。
残念ながらすでにリストアしなければ実働しない状態になってしまっています。
それでも私はいいのです。
私の記憶の中には、30数年前にこの受信機とともに胸を躍らせたあの想い出がしっかり刻まれているのですから。
決して彼は死んだ訳じゃない。
ちょっと眠っているだけです。


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