標記お芝居を観劇してきました。

日程:2018年11月1日(木)〜10日(土)
会場:大阪松竹座
チケット:一等席:¥12,000、
 二等席:¥7,000
 三等席:¥4,000

劇団新派は、明治維新後に歌舞伎(旧派)とは違う新時代に適合するような芝居を目指して行われていた壮士芝居などが発展して、1888年に生まれた演劇の一派が始まり。現代の劇団新派になったのは戦後1951年。130周年は劇団新派のことではなく、新派運動が始まってからということのようだ。


原作小説は読んだことはないのだけど、1976年・2006年の映画はどちらも観ておりストーリーは分かっている。場面数が多くてどうやってお芝居にするのかと思っていたが、天井から吊した背景を何重にも入れ替え、回り舞台も活用して多くの場面転換をこなしていた。回想場面もスクリーンへのプロジェクター投影で見せるなど、現代風で舞台も進化しているんだなあと。たまには歌舞伎や新喜劇以外も見ていかないとなあ。

複雑なストーリーだが、場面ごとにしっかり見所、聞かせ所がありつつ、ストーリー展開も理解させている。すごく面白かった。時間短く感じた。

一応ストーリー上の主役は金田一耕助(二代目・喜多村緑郎)だが、出番的には橘警察署長(佐藤B作)、犬神松子(波乃久里子)、犬神佐清(浜中文一)などが中心的な芝居をしており多くの出演者に見せ場が多数あった。

観た回のダブルキャストは春本由香。

B作さんは、コミカルな演技はさすがだし、シリアスかつサスペンス性もある舞台の中で随所で笑いを取っており面白い。喜多村緑郎さんも映画・ドラマで何度も演じられている金田一耕助のイメージそのままに、飄々とした探偵を演じておりしっかりしている。

宮川香琴(水谷八重子)の役は疑問。とって付けたような役回りで、1人だけ浮いていた。恨みにまみれているのか、恨みを昇華しているのかの感情もはっきりしない。劇団の重鎮ということで特別な役にする必要があったのだろうが、ストーリー的にはマイナス。




原作:横溝正史(「犬神家の一族」角川文庫)
脚色・演出:齋藤雅文

キャスト
宮川香琴:水谷八重子
犬神松子:波乃久里子
犬神竹子:瀬戸摩純
犬神梅子:河合雪之丞

犬神佐清・青沼静馬:浜中文一
野々宮珠世:春本由香 / 河合宥季(交互出演)

金田一耕助:喜多村緑郎
古館恭三:田口守
橘警察署長:佐藤B作



午前の部
第一幕・11:00〜12:10(1'10)
幕間30分
第二幕・12:40〜14:00(1'20)
午後の部
第一幕・15:30〜16:40(1'10)
幕間30分
第二幕・17:10〜18:30(1'20)