年末恒例M-1 グランプリをテレビで観た。今回が14回目らしい。

R-1やKOCに比べても注目度が高く、優勝者はみなその後テレビで人気者になっており、賞レースとしての一般人気や芸人の目標としてもかなりある。4分ネタ。

以下、各ネタを観てどういうネタかと私が勝手に採点した点。審査員の総得点と平均点。全体の中での順位も私の採点と実際の得点。その後審査員コメントを書いた。

審査員:オール巨人、中川家・礼二、ナイツ・塙、サンドイッチマン・富澤、立川志らく、松本人志、上沼恵美子


審査員の採点を観ていると、面白さやの評価をしてはいるが、それより上手さやネタの構成をより重視しているように見える。さらに新しいこと奇抜なことに対しての得点が高い。そして採点者自身の感性よりも会場での笑いの量で採点を変えていた。ミキ以降の採点が高めに出ている。私はボケ数や自分がどれだけ笑ったかと同時にネタ構成で漫才らしい4分間審査員コメントを聞くと、前半はちゃんと審査していて自分が高得点付けているのに、審査員の採点が低い場合も納得のいく理由でちゃんと見ているのだなあと思えた。が、ミキ以降の採点は会場の雰囲気に勢いに流されていてほぼ中身がないコメントが多かった。

日頃の活動や普段のネタの面白さではなく、M-1の決勝の舞台でどれだけ面白かったかを評価しているらしい。なので、その場での笑いの多さを基準に採点しているこの結果は納得。

■ファーストラウンド


1) 見取り図 …… 彼女を紹介する。彼女のプロフィールでのボケ。例えツッコミ。ツッコミへの呼び方。実在しない人でのツッコミ、誰それ?【私……85点、審査委員……606点(平均86.6点)】(9位、9位)
(前半が古い。後半から尻上がり。緊張してない。言うほど笑いがなかった。ワードがよかった。お客さんを意識したほうがいい。波があった。誰それ?って思った時にお客さんが引くから、そのネタ振りの数を減らしたほうがよかった)

2) スーパーマラドーナ ……いい人のフリした実は恐ろしい人。漫才コント。二人共がちょっと恐ろしい人を演じる。奇抜な行動の連続。【私……89点、審査委員……617点(平均88.1点)】(6位、7位)
(前半笑いが多かったが、後半失速。難しい設定を面白くするネタが多いが、後半失速。サイコ強め、笑い弱め。ラストイヤーにそんな暗いネタするな。入りは面白かったが、後半ガッカリ。田中ようしゃべれるようになった。ネタが難しかった)

3) かまいたち …… タイムマシンで過去に戻ってやり直す。ポイントカードボケが何重にも出て盛り上がる。観客に問いかける。指さして追い詰める。【私……98点、審査委員……636点(平均90.9点)】(1位、5位)
(上手い。上手さを感じすぎた。上手さより魅力が勝つようになったほうがいい。パワーバランスがいい。ずっと面白いことをいうレールにかかっている。後半にかけて盛り上がっている。二人の人間性が見えた。イタチ多目。)

4) ジャルジャル……自己紹介からのつかみ。国名わけゲーム。独特。【私……97点、審査委員……648点(平均92.6点)】(2位、3位)
(ひとつも笑えないけど、面白い。コント55号を思い出す。何が面白いかわからないが面白い。同じ事を繰り返す面白さ、継続は笑い。ここまでで一番受けた。ずっと形を変えないがんこさ。二人の人間力が出てくれば最強になる。)

5) ギャロップ……合コンに代わりに行って。状況が面白すぎる。【私……96点、審査委員……614点(平均87.7点)】(3位、8位)
(いいネタ、ずっとやり取りが一辺倒。動くとか変化が欲しかった。4分が使い切れてない。爆発がなかった。4分のネタではなかった。もっと面白いネタあるのに。劇場でゆったり見る分には面白い。自虐はあんまり受けない)

6) ゆにばーす ……遊園地ロケ。天才少年。激やばブスカップル。漫才の中のコントで漫才をする。【私……91点、審査委員……594点(平均84.9点)】(5位、10位)
(爆発がなかった、序盤で大きな笑いがあれば上手く行ったのに。声の感じや見た目は面白い。笑いネタじゃないけど、笑いが単発単発。つかみから上手く行かなかった。反吐とか言われると引く。考えすぎ。つかみが大事なコンビだが、つかみが上手く行かなかった。)

7) ミキ ……敗者復活。ジャニーズに履歴書送った。【私……87点、審査委員……638点(平均91.1点)】(8位、4位)
(お兄ちゃんの自虐は突き抜けていた。ギャロップの自虐は暗い。会場の空気に会っていた。頭からトップギアで駆け抜けた。もっと新しい物が欲しかった。若いのにこれだけのテンポが出せるのがいい。上手い。)


8) トム・ブラウン ……最強の中島くんを作りたい。【私……80点、審査委員……633点(平均90.4点)】(10位、6位)

9) 霜降り明星 ……豪華客船で旅行したい。セイヤが動き回る。【私……88点、審査委員……662点(平均94.6点)】(7位、1位)
(映画を観ているよう。現代的、大衆が支持する。強い。セイヤのボケやの粗品のツッコミを期待していて、期待を超えるツッコミ)

10) 和牛 ……もしゾンビに噛まれた時。後半の転換後が面白い。【私……94点、審査委員……656点(平均93.7点)】(4位、2位)
(しゃべりはベテラン。安定感。ゾンビ、殺すでいい印象はなかったが、品があった)


■ファイナルラウンド


1) ジャルジャル …… ジャルジャルの決めポーズ。ガソリンスタンド。(2位、3位)
2) 和牛 …… オレオレ詐欺。だまされやすい親。(1位、2位)立川志らく、松本人志、上沼恵美子
3) 霜降り明星 …… 小さい頃は懐かしい。セイヤの動き。(3位、1位)オール巨人、中川家・礼二、ナイツ・塙、サンドイッチマン・富澤、


この結果、霜降り明星が第14代M-1チャンピョンの座に輝いた。霜降り明星はいつ観ても笑う、好きな芸人の1人なので嬉しい。今後、注目されてテレビ出演も増えるだろうし、そのことも嬉しい。粗品もセイヤもどちらも常識外れのボケを連発できるのでネタ以外でも面白いだろう。今回もネタ始まりから終わりまでボケ続け、ツッコミ続けて絶叫の4分間。その間、笑いが絶えなかったので、それが評価されたのだろう。

霜降り明星の今後の活躍を期待する。おめでとうございます。