気ままに映画日和

映画を観た感想を気ままに書いています。ジャンルにはこだわらず、日本映画、海外映画、アニメ、インディーズなど幅広く書いていきたいと思います。

オオカミ少女と黒王子



タイトルの通りうそつき女と黒王子なのですが、ヒロインの篠原エリカ(二階堂ふみ)が佐田恭也(崎賢人)にめし使いよりも酷い犬扱いされるのが、なかなかハードなのですが、彼女はさらっと受け流しています。

この辺が、映画を暗くさせないポイントです。

黒王子の恭也が、そこまでキツイ言い方をするかと思いますが、だんだんと成れてきます。

犬扱いすることを条件で恋人役を引き受けますが、どSシーンもはまっているので、最初はちょっといらとします。

しかし、姉には弱いのと、ストレートな表現が苦手なのが。姉との会話で理解出来ました。

エリカが恭也の恋人だと思い神谷望がちょっかいを出してきます。

その時に、恭也が嫉妬のような言葉を出すのですが、ここからが恋愛感情が芽生えたシーンだと思います。

恭也とプレイボーイの神谷が対比するように描かれています。

一番好きなシーンは恭也が神谷のプレイボーイ説を聞いている時に、神谷の大事な物を消してしまうシーンです。

そのシーンは笑いが出てしまいました。

神戸の三宮の有名デートコースを巡るのも、見ていて楽しかったです。

ヴィーナスブリッジのシーンはとても南京錠がせつなく見えました。

ちょっと追いかけっこみたいなのは、おおねんの映画・気味の名はを思い出してしまいました。

神戸の街が映画に出たのは久しぶりなので、関西人にとって、とても親しみ易い感じがしました。

ラストの2人のやりとりがこの映画にはぴったりだったような気がします。

2人のデートコースを回るカップルがしばらく増えると思いました。

人狼ゲーム インフェルノ



衝撃的な作品でした。

私が応援してるBOYS AND MENのメンバーが出演しているということで観に行きましたが、想像以上にストーリーに飲み込まれてしまいました。

生き残るために殺戮ゲームに参加させられるという内容なので、処刑シーンは過激な描写です。

私自身そういった描写が苦手なので、かなりドキドキしました。

しかしそれを凌駕するほど、心理戦に魅了されました。

ゲームが進んでいくにつれ、登場人物の本来の性格が見えてきて、「本当はこういう風に考えていたんだ」というのが徐々に分かってきます。

キャストの皆さんの演技がとても上手で、特に処刑シーンの狂った様子がリアルで、本当に現実にあったのではないかと思わされました。
特に正義感の強い主人公を演じた武田玲奈さんの心情の変化には圧倒されました。

結末が特に衝撃的で、「この子の本当の人格はどこにあるのか」と様々なことを考えさせられました。

またこの映画の前哨戦として放送されていたドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」が放送されており、私はドラマ版から続けて映画を観ました。

ドラマ版から見ることによって、より登場人物の心情の変化が分かって楽しめると思います。

また私も結末が分かった今の状態で、「この役職だからあのような発言をしたのか」と思いながら見てみるのも面白いのではないかと思います。

あまり映画を見ない人でも何度も見たいと思えるくらい、内容が深く、衝撃を受けた作品でした。

沢山の方に見て頂きたいと思います。

ダンケルク


第二次世界大戦が本格化する中、イギリス軍とフランス軍はフランス北部の街ダンケルクに追い詰められてしまいます。

陸地は包囲され、空からは爆撃、海にはUボート。

八方塞がりの中、四十万人の兵士を救うべく撤退作戦が敢行されるという、史実をもとにしたドラマです。

史実としての背景は冒頭にテロップで流れるのみで、主人公のトミーがドイツ軍から逃れ、ダンケルクの海岸にたどり着くところから物語はスタートします。

陸から逃れようとするトミーはじめ兵士たちの姿、空から援護するイギリス空軍スピットファイアのパイロット(トム・ハーディ)、兵士たちを救助しようと駆けつける民間の船、この3つが並行して進んでいきます。物語、とはいっても本作には明確なストーリーやドラマがあるわけではありません。

セリフも極限まで削られ、特にトミーたちのパートでは役者のアップが殆どで救助作戦の全体像はあまりよく見えてこないのです。

ただ、「自分がそこにいる感」は非常に強いと思います。

映画を見ているというよりはライドアトラクションに近い作りになっている気がします。

ダンケルクは撤退作戦なので、撤退する側を主人公にした場合映画として盛り上がるようなクライマックスや派手な戦闘シーンは描きようがありません。

クリストファー・ノーラン監督はわざと全体像を描かない代わりに局地戦というか、ミクロな視点を取り出しています。

こういうことが何百、何千という単位で行われていたのだ、という作り方をしているのだと思います。

スピットファイアが3機しか出てこないのは極力CGを使わないノーラン監督のポリシーによるものでもありますが、何百機も飛んでいたうちの3機に注目して描いているのだ、という割り切りでもあるでしょう。

なんでもCGで作れる現在、こういう割り切りを映画全体のコンセプトとして昇華できるノーラン監督は稀有であると思います。

100分程度のタイトな上映時間で極上のライド体験ができるという意味ではコストパフォーマンスは高い映画だと思います。
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