2011年04月

素晴らしい一日

2011年04月29日

 別れた男に貸した金を回収するため、当の男と借金行脚―――、恋人なし、失業中、低空飛行30代女の冬の一日。続きを読む



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木漏れ日の家で

2011年04月26日

 91歳の老女の一人暮らしが、淡々と綴られる。本当に何にも起こらない映画だ。強いて起こることといえば、家を処分して同居を申し出る息子との、意見の食い違いくらいだろうか。続きを読む

syuuma12 at 08:12周磨 要 この記事をクリップ!

婚前特急

2011年04月22日

 美人だけど性格にはちょっと問題ありのOLチエ。限られた時間を有効に使うため5人の彼氏と付き合っているが、親友の結婚を機に、5人の査定を開始する。続きを読む

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木洩れ日の家で

2011年04月20日

ポーランドの女性監督ドロタ・ケンジェジャフスカの作品を初めて見たのは、ブリッセル駐在時代の1999年1月のこと。ブリッセル国際映画祭に出品された「Nic 英語題はNothing」だった。4人目の子供を妊娠した若妻がやむなく非合法の堕胎をしてしまうという題材だったが、驚いたのはその大胆な映像美。夜のシーンが多く、漆黒の闇を背景に主人公の入浴場面で金髪が金色に輝くところなど鮮やかに覚えている。細かいカット割りの編集も的確で何と素晴らしい技巧を持っている監督かと感銘を受けた。91年の「Diably, Diably 英語題はDevils, Devils」が長編第1作。この20年間で6本しか作っていない寡作な監督のようである。
4作目が日本で初公開された「僕がいない場所」。これはDVDで見たが、超絶技巧は健在で、魚眼レンズを随所に使い、背景を歪ませたり自然のクローズアップを多用したり、類稀な映像美に溢れていた。撮影は監督の夫であるアルトゥル・ラインハルトが全作を担当している。
5作目が本作で何と白黒。窓ガラス越しに輪郭をぼかしたり、陽光を反射させたり、蝋燭の光だけのシーンなどテクニックは随所に見られるものの、彼女の作品を初めて見る観客にとってはそれ程違和感のない、普通の絵作りをしている。なぜ白黒にしたのかはわからないが、是非カラーで見たかった気がする。主人公の家の周りの木々の緑を何層にも何色にも映像化してみせたに違いない。主役の老女優はほとんど一人芝居だが、存在感は圧倒的だった。映像美と役者には感心したが、安易なメロディーの音楽が玉に瑕。最近印象に残るメロディーを量産しているアレクサンドル・デスプラあたりが担当したら完璧な仕上がりだったのでは。ちなみに「僕がいない場所」の音楽はマイケル・ナイマンだった。

シネマトグラフ埼玉/埼玉県
大学時代より今日まで約30年間、年間200〜300本観ている会社員。ニューヨークとブラッセルの駐在時代の7年間ではシネマテークにも通いつめた。サイレントから50年代くらいまでの古典を意識的に見るよう努力している。現代の好きな監督はロメール、レネ、リベットなど。日本映画では溝口と成瀬。


わたしを離さないで

2011年04月07日

 現在とは異なる医学的進歩を遂げた、パラレルワールドが舞台の架空の物語。
 ある特殊な運命の元に生まれた3人の若者の、愛と友情の日々が描かれる。彼らの運命はとても過酷だ。少年・少女の彼らは、大人になって何者になる訳ではない。ただ精神的・肉体的に決められた日まで健康を保ち、やるべきことを終えたらまだ若い内にその生涯を閉じる。
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