2012年02月

汽車はふたたび故郷へ

2012年02月20日

 「素敵な歌と舟はゆく」「月曜日に乾杯!」・・・、のんびりマイペースに人生を楽しむことの豊かさを、独特のテンポでファンタジックに描くオタール・イオセリアーニ監督の最新作。主人公は検閲や思想統制から故郷グルジアを逃れてパリに赴く映画監督ということで、イオセリアーニ監督の経歴を見ると、どうやら半自伝的な内容になっているようだ。続きを読む



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ポエトリー アグネスの詩

2012年02月13日

 タイトルそのままに詩がテーマのこの作品、驚くべきことに、イ・チャンドン監督が製作するきっかけになったのは、韓国で数年前に起きた、10代の少年集団が女子中学生に数か月にわたって性的暴力を加えていた事件なのだという。被害者の立場から苦しみ・悲しみを切々と訴えるのでもなく、正義の第三者が埋もれた真実を掘り起こすのでもなく、加害者の中学生を親代わりとして育てる初老の女性が一篇の詩を紡ぐというアプローチをとったことに、限りない独自性を感じる。続きを読む

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