真木 伊佐夫

ヒーローショー

2010年06月25日

 井筒和幸監督の新作とあって期待したのだが、「ガキ帝国」や「岸和田少年愚連隊」にはあった、ほとばしるような熱気や、クスッ笑えるユーモア、「パッチギ」にはあった爽快感等もなく、登場人物が何をしたいのかわからず、後味の悪さだけが残る作品であり、上映時間がいたずらに長く感じた。             続きを読む



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第9地区

2010年05月24日

 ニュースの映像から物語は始まり、宇宙船が現れてから、エイリアンが何故移住しなければならないのか、現地の人間はどう思っているのか等、展開が早く、畳み掛けるような語り口で物語の設定を短時間で理解させる手法により、飽きることがなく素直に物語に入りこめた。 続きを読む

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今度は愛妻家

2010年03月17日

 この映画の主だった登場人物は離婚寸前の夫婦を含め五人の男女。場面は沖縄のシーンもあるが、ほとんどが一つの家の中で展開される。原作が舞台戯曲だけにいかにも演劇的な感じがする。続きを読む

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アバター

2010年01月18日

 今回の作品においてジェームス・キャメロン監督は、未知なる世界の映像で新たな映画の可能性を探ったと思う。惑星パンドラの世界を表現するには2Dでは不十分で、3Dという立体的視覚で観客に提供する目論見は成功した。続きを読む

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レスラー

2009年07月14日

 ミッキーロークには脱帽した。二十年前には一世を風靡した人気レスラーであったが、今では地方の小さな町で、長年のステロイドや鎮痛剤の使用で体中がボロボロになりながらもレスラーだけでは食っていけないので、スーパーマーケットでアルバイトをしながらトレーラーで暮らしているランディ役を、自分自身の波乱万丈の俳優人生を投影するかのように、哀愁たっぷりに演じている。続きを読む

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天使と悪魔

2009年06月11日

 前作の「ダ・ヴィンチ・コード」に比べ、宗教的素養がなくても分かりやすく、スピード感、アクションシーン、描写の重厚さは数段良かった。ただ、スピード感を重視したためであろうか、重要なファクターである『謎解き』が時間に追われる設定のせいで、ご都合主義の極みになり、底の浅いものになっていたのは残念である。
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感染列島

2009年03月26日

 今、話題の人類がまだ経験したことがない新型インフルエンザを題材にしたパニック映画と思って観たのだが、観ている側に対し何を伝えたいのか、わからなかった。続きを読む

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GSワンダーランド

2008年12月22日

 グループサウンズ(GS)全盛時代に中学生であった自分としては、当時の雰囲気がよく出ていて十分楽しめた。
 ビートルズの出現以降、日本においてはGSブームが到来し、短期間で消えていった。その後も形を変えたバンドブームは何度か訪れたが、バンドで当ててビッグになりたい、金持ちになりたい、と思う若者は昔も今も変わりない。
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次郎長三国志

2008年10月22日

 マキノ雅弘監督の東宝版の9作品の内、1〜7作品までを1本の作品にまとめたのだから当然のことであるが、多くのエピソードを詰め込み過ぎた為、時間的にかなり跳ぶところがあったり、続きを読む

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ザ・マジックアワー

2008年09月26日

 映画館で久々に声を出して笑った。佐藤浩市のナイフ舐めの三連発、トランポリンには意表をつかれた。下手な役者では多分笑えなかったと思うが、彼が相当の役者であればこそできたシーンだと思う。続きを読む

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