平尾 正文

人間失格

2010年04月09日

 この作品は太宰治作品の代表作の映像化であるが、そういった文芸作品ということを意識せず主人公大庭葉蔵(生田斗真)をめぐる七人の女性を演じる豪華女優陣の共演を楽しむ映画として観るのも面白い。続きを読む



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きみがぼくを見つけた日

2009年11月18日

 古いところではアメリカ映画の「ジェニーの肖像」から日本での「時をかける少女」や昨年の「僕の彼女はサイボーグ」まで、これまで時空を超えた恋愛を取り上げた作品は数多くあったが、この作品はまったく新しいパターンによる時空恋愛ものでひとつ間違えばコメディになったものを、テンポの良い演出と主演の二人の好演でシリアスにまとまった一遍になったと言えるだろう。
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レイン・フォール/雨の牙

2009年05月11日

この作品は原作がアメリカ人作家バリー・アイスラー、監督と脚本がオーストラリア人のマックス・マニックスでオープニングタイトルもいかにもアメリカ映画風。 日本を舞台にした外国人目線によるアクション映画という点で21世紀の「ブラック・レイン」を見せてくれるのではないかとの期待をもってこの映画を観た 。
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イキガミ

2009年05月01日

今年はテレビの「ロス・タイム」に「死神の精度」と死に直面した人間が残された時間のなかでどう過ごすかという内容のドラマや映画がつづいている。この「イキガミ」ではその死が「国家繁栄維持法 」の名のもと、国家権力によってもたらされる恐ろしさを描いている。
 この映画で描かれている世界では、政府より発行される「イキガミ」と呼ばれる死亡予告証がまるで宅配便の様に当たり前に配達されてくる。これを受けとった者は必ず24時間後に必ず死ぬことになる。この物語の主人公藤本はそんな「死の配達人」の一人だ。
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007/慰めの報酬

2009年03月26日

 前作「007/カジノ・ロワイヤル」のエンディング直後から始まる今回の作品ではダニエル・クレイグ主演によるボンドシリーズの新しい方向性を打ち出すことに成功したと言える。それは戦うことを全面に押し出した武闘派ボンドの確立である。とにかく今回のボンドは走って、飛んで、飛び降りての連続でそれもほとんどダニエル本人がやっている。続きを読む

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僕の彼女はサイボーグ

2008年08月06日

この作品はクァク・ジェヨン監督の一連の“彼女”シリーズの第三弾で、今回は時空を越えたピュア・ラブストーリーというわけで、サイボーグの彼女に普通の人間である彼が振り回されるラブコメ調の映画をイメージしていたのだが、後半は全く予想を越えた展開で観終わってからもう一度最初から観たくなる一編になっている。続きを読む

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ミッドナイト イーグル

2008年01月18日

大沢たかお演ずるこの作品の主人公である戦場カメラマン西崎優二が戦地で悲惨な体験をするところからこのこの映画は始まる。続きを読む

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未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルの サイン〜

2007年12月27日

わたしにとって恋愛映画を観る楽しみは、どんなベタなセリフでも映画の登場人物たちが、自分自身の日常生活のなかでは言えないことを言ってくれて、出来ないことをしてくれるそんな恋愛疑似体験させてもらえることにある。続きを読む

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クローズド・ノート

2007年11月10日

 行定勲監督の作品はごく平凡な生活を描くのでその世界に入って行きやすい。この作品では教員志望の女子大生香恵が、引っ越先のアパートで前の住人の一冊のノートを見つけたところからストーリー が展開していく。続きを読む

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舞妓haaaan!!! 

2007年07月26日

 この作品、まず阿部サダオ演じる鬼塚公彦の高校時代の修学旅行での舞妓はんとの出会いから、転勤で京都に行くことなるあたりまでは、いかにもありがちな展開である。だがそこから先はリアルといったものをほとんど無視したストーリーで、そのへんのところにどれだけ入っていけるかがこの作品を楽しめるポイントになる。
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