NOMUSHIN

9 <ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜

2010年06月25日

 機械が支配する世界に敢然と立ち向かう、名もなき小さな者たちの物語。「9 <ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」は、乱暴に言ってしまえば、スカイネットに挑むホビット族を描いたアニメーションである。続きを読む



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第9地区

2010年05月24日

 異星人映画の一大テーマである「遭遇」が、きれいさっぱり拭い去られた定石破りの作品である。まず、彼らはオープニングから地球上にいるという点。 続きを読む

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NINE

2010年05月07日

 「カメレオン俳優」。ロバート・デ・ニーロが長らく欲しいままにしてきたその称号は、どうやらダニエル・デイ=ルイスに完全に移譲されたようだ。前作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」では傲岸不遜な石油王に扮し、ヘビー級の演技で相手役を文字通りたたきのめした男。それが、新作「NINE」では、  続きを読む

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インビクタス/負けざる者たち

2010年04月14日

 一本の道で隔てられた空き地では、肌の色の異なる2つのグループがスポーツに興じている。片やサッカー、片やラグビー。そこに1台の車が通りかかる。すると、道の両側からは歓喜と不安がそれぞれに巻き起こり、羨望のまなざしと当惑の視線とが一点に注がれ絡み合う。だが、人々の注目を集めたまま、車は静かに通りすぎていく。  続きを読む

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レスラー

2009年07月14日

 「たとえどんなに批判され嘲笑すらされたとしても、己の望むものを手に入れるまでなりふり構わず爆走し続けること」。これは、ダーレン・アロノフスキー監督の前作「ファウンテン 永遠につづく愛」によせて、2年前に本欄へ投稿した際の一節である。彼の描く男たちに共通する、狂気と紙一重の一途さ。新作「レスラー」でも、前3作に劣らず、痛みを通じて生をようやくつなぎとめている男の生きざまに肉迫し、列伝をさらに豊かにしてみせた。続きを読む

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アンダーカヴァー

2009年07月13日

 監督ジェームズ・グレイの世界は、放蕩息子の帰還により動き出す。「リトル・オデッサ」では殺意を秘めたヒットマンが、「裏切り者」では更生を誓った若者が、故郷に帰ることで映画が幕を開ける。本作「アンダーカヴァー」では、裏社会の若きボスが麻薬のおとり捜査へ協力を申し出ることでドラマが大きくうねりだすのだが、それまで警察官の父や兄に反発してきたこの男は名前さえ変えていたのだから、これもまた「帰還」と言えるだろう。
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イントゥ・ザ・ワイルド

2009年04月22日

タイトルが示す通り、「イントゥ・ザ・ワイルド」(原作「荒野へ」)の冒頭では、圧倒的な大自然の中にちっぽけな人間が踏み出す様子が大俯瞰で描かれる。鳥の目で両者を対比したカメラは、今度はちっぽけな人間である主人公クリスの眼となり、広がるアラスカの大地を映し出す。続きを読む

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カメレオン

2008年12月18日

老後に年金にウツ。「カメレオン」には、およそアクション映画に不向きな言葉が並ぶ。そのために、丸山昇一の脚本はなかなかアクションには至らない。続きを読む

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シークレット・サンシャイン

2008年09月20日

 前作「ユア・マイ・サンシャイン」と、本作「シークレット・サンシャイン」。不幸な境遇から陽のあたる場所へ救い出されるウナと、陽のあたる場所で不幸に耐え続けなければならないシネ。ヒロインを演じるチョン・ドヨンを包む「サンシャイン」の温度差は、ことのほか激しい。続きを読む

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パリ、恋人たちの2日間

2008年08月28日

 1組のカップルが、パリで過ごす2日の間に遭遇する出来事や人々によって、どう変わっていくのか?ジュリー・デルピーの監督デビュー作「パリ、恋人たちの2日間」は、従来の彼女のイメージをくつがえす、意外性に満ちた秀作に仕上がっている。続きを読む

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