山本 正樹

イントゥ・ザ・ワイルド

2009年06月22日

 この先映画を10年、30年、50年と観続けても「イントゥ・ザ・ワイルド」に匹敵する映画体験は二度と無いかもしれない。自分にとっては、一期一会ともいうべき特別な作品となった。月日が経つほど記憶の中で鮮やかになり、懐かしさではなく新鮮な感覚でいつまでもこの映画を思い続けるだろう。
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ダークナイト

2009年06月22日

 全米で記録破りのヒットも納得であろう、この面白さ深さ緻密さ!「インディ・ジョーンズ4」「ポニョ」を越え、今年のサマーシーズンNo.1のイベントムービーだ。
 バットマンは今回ジョーカー&トゥーフェイスという2人の強敵を相手にするが、メインキャラのこの3人は、三位一体のような存在として描かれている。まるでメトロノームのように、“心理の振り子”が善悪のリズムを刻む。振り子が左(善)に揺れるとバットマン、右(悪)に揺れるとジョーカー、中心を通過する時はトゥーフィスになる。
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フィクサー

2008年07月18日

 ジョージ・クルーニーは、9・11以降のアメリカに対して警鐘を唱えてきたリベラル派の俳優である。『フィクサー』も『グッドナイト&グッドラック』同様、その真摯な政治姿勢が作品として昇華されてはいるが、観終わって疑問が次々と沸いてきた。続きを読む

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トランスフォーマー

2007年11月15日

 予告編を観て「ターミネーター2」以来の興奮!心も体もトランス状態!!と胸ワクワクだったが、監督がマイケル・ベイなのでヤな予感…そして不安はやはり的中(ガクッ)。製作総指揮のスピルバーグは雑誌のインタビューで「僕以外の監督でも、自分が手掛けた場合と大差ないクオリティで仕上げられる作品」と意味深に語っていたが、観終わって彼の本心がよ〜くわかった。続きを読む

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ゾディアック

2007年08月18日

 “映画”は誰が作るかではなく、誰が認めるかという哀れでフェイクな21世紀の時代に生まれた「ゾディアック」は、不運な映画だ。現代の日本の観客たちは、デジタル映像がもたらす視覚インパクトや波乱で大げさなストーリーこそが“映画”であると洗脳され、本作を観ても「退屈だ」「長い」「むずかしい」などと言うであろう。続きを読む

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