三浦 沙良

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲

2010年06月25日

 「白黒つけるぜ!」がキメ台詞のゼブラーマンだが、三池崇史監督の作品を白/黒に分けたなら、家族で見れる娯楽作の一作目は白、本作は間違いなく黒だ。
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月に囚われた男

2010年06月21日

 月でひとり、一台のコンピュータをパートナーとして働き続ける男。その淡々とした日々の描写や、地球に残してきた妻子の映像を眺める姿に、孤独と寂寥がにじむ冒頭からもう、世界に引き込まれてしまった。
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フィリップ、君を愛してる!

2010年05月07日

 “I Love You Phillip Morris”(原題)と恋人に告げるため、詐欺と脱獄を繰り返した男。そんな実話を基にしたラブコメディ、としても十分に楽しめる。語り口は軽妙、全体のテンポもいいし、ジム・キャリーのケレン味ある芝居が、詐欺の手口に説得力を持たせ、ユアン・マクレガーが達者に、けれど嫌みなく見せるフィリップの好人物ぶりもいい。しかし、その奥にある映画の背骨は硬くて太い。笑いのなかで「人間とは何ぞや?」という命題に向きあっている。
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抱擁のかけら

2010年04月09日

 主人公が、助手の青年と見る映画のDVDを選ぶ。棚から取り出されるのは、ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」。殺人を犯した恋人たちが破滅に至る物語は、優れたサスペンスでもあり、本作と重なるところがある。
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Dr.パルナサスの鏡

2010年03月08日

 「イマジナリウム」とはなんとも、直球勝負な名前である。悪魔と取引して、永遠の命を手に入れた、パルナサス博士率いる一座の出し物。続きを読む

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ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” LAST HEAVEN 031011

2010年02月04日

 上映中、この日の幕張の、立錐の余地もないフロアに立ち、メンバーの体からしたたる汗を見上げているような気が、何度もした。 続きを読む

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SOUL RED 松田優作

2010年01月08日

 「生きているのは、お前か俺か」――この惹句が、作品のすべてを言いきっている。
スクリーンに映し出されているのは、たしかに映画の一場面であり、遠い昔の記録映像であるはずなのに、向き合っているうちに陥る、この既視感は何だろう? 続きを読む

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パイレーツ・ロック

2009年11月18日

 「映画」と「音楽」は、これまでに何度となく幸福な関係を築いてきた。続きを読む

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色即ぜねれいしょん

2009年09月28日

 最初に、正直なところを言うと、この映画は傑作でも秀作でもない。どころか、観る人によっては、とんでもない駄作だと思うかもしれない。幸せなことがコンプレックスな文化系男子の青春なんて、映画にするにはヌルすぎる、と。続きを読む

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MW- ムウ -

2009年08月20日

 見終わってまず疑問に思ったのは、制作者の方々が、何を意図して本作を作ったのか、ということだった。
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