今ある現実が真実とは限らない。
歴史に隠された事実を知った捜査官が取った行動とは・・・
もし伊藤博文が暗殺されていなかったら・・・という並行世界を描くSFアクション映画。
今回、鑑賞した映画は
先入観無しのガチ観
1909年、中国黒龍江省ハルピン市。
史実ではハルピン駅で伊藤博文が安重根に射殺されたハズ。
しかし、護衛官のひとり井上によって阻止。
その後、朝鮮は日本の一部と化し、日本の第三都市京城(ソウル)として統治されていた。
100年後の2009年京城(ソウル)
井上会館のパーティーに突如現れたテロ組織は会場を占拠。
朝鮮解放同盟を名乗るテロ組織の要求は朝鮮への侵略行為を撤回すること。
徹底抗戦を主張するテロ組織に武力で応えるJBI(警察みたいなもん)
一応人質囚われてる設定なんですけど・・・
激しい銃撃戦を制し、テロを鎮圧する。
今回のテロ事件を指揮したJBI捜査官坂本正行。
現場状況からテロ組織の目的は単なる人民解放活動ではないと考える。
坂本はテロ組織のひとりが所持していた展示物から過去に発生した類似事件を割り出す。
いずれも井上財団が所有する展示物を狙った事件だった。
井上財団は伊藤博文暗殺事件を阻止した井上によって財を成した巨大財団。
財団に盾突いても何の得も無いJBIは坂本の主張を却下。
どうしても納得のいかない坂本は上司の許可なく勝手に行動。
刑事モノによくある展開ですな。
結果、反逆行為で干される。
出る杭は打たれるという映画的お約束の洗礼を受ける坂本。
亡き父に代わって育ててくれたおじさんが凶弾に倒れる。
暗殺者が使用した拳銃が坂本のものであることから大ピンチに陥るという主人公的不運。
おまけに信頼していた相棒西郷から尋問を受けプチ人間不信に。
当ての無い坂本が向かったのは朝鮮人区域。
そこで坂本は歴史に隠された驚愕の真実を知ることとなる・・・
だいたいこんな感じ。
坂本正行 (チャン・ドンゴン)
西郷 (仲村トオル)
オ・ヘリン (ソ・ジノ)
シン・グ
大門正明
光石研
吉村美紀
今村昌平
伊藤博文は歴史の時間でも習ったように初代内閣総理大臣を務めた人物。
その一万円札にもなった人物が凶弾に倒れなかったらという斬新な設定。
何の予備知識の無いまま鑑賞すると「ベルリンに原爆落ちたっけ?」「第二次世界大戦時の日本の位置づけは連合軍だっけ?」という史実に基づかないパニックに陥るので注意。
史実の通り、日本は第二次世界大戦で敗戦、世界で唯一の被爆国。
作品中の「癒されることの無い痛みを背負う」という台詞は重みがある。
だからといってJBIという警察組織が国家並の権力を振りかざす様は軍隊そのもの。
繰り返す歴史は塗り替えられて無くなってしまったけど、やってることは一緒じゃん。
中村トオルは日本を代表するミスリードを誘う名手。
レイ・リオレッタのような善人にも悪人にもなれる捉えどころのない俳優。
要は引き出しがいっぱいあるってこと。
今回の役柄はチャン・ドンゴンの相棒西郷。
終始徹底した警察の犬を貫き通すが・・・という展開がミソ。
組織に屈するも坂本を庇う一面を見せる。
歴史に隠された驚愕の真実を知るとともに、己が正義のために反逆者坂本に制裁を喰らわす西郷。
苦渋の決断に迫られる中村トオルの演技は必見の価値あり。
朝鮮人を父に持つ坂本。
父は元警察官であったが、スパイ容疑で同僚に射殺された。
今回の事件に朝鮮人が関与していることから只ならぬ情熱を燃やす。
息子を捨てて朝鮮に忠誠を誓った父を許せないというトラウマ。
坂本はやがて、父が日本に盾突いた理由を知ることとなる。
その時のチャン・ドンゴンの悲壮感は必見。
チャン・ドンゴンの夢(?)に登場する謎の女性。
首には三日月のネックレス。
作品で登場する意味深な装置(?)と類似。
そして朝鮮人区域で出会う三日月のネックレスをした謎の女性ver2
終盤は非科学的な内容に突っ走るので大切な事を見落としがちだがツッコむ要素満載。
フラッシュバックともデジャヴとも言い難い内容。
しかも中身無し。
え、こんなのでいいの?という展開は納得いかん。
並行世界(パラレルワールド)なんで何でもアリかもしれんが、時間軸がメチャクチャ。
謎の女性とver2が同一人物であるかはレンタルして確認してほしい。
最期の展開にビックリすること間違いなし!
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歴史に隠された事実を知った捜査官が取った行動とは・・・
もし伊藤博文が暗殺されていなかったら・・・という並行世界を描くSFアクション映画。
今回、鑑賞した映画は
ロスト・メモリーズ
先入観無しのガチ観
■あらすじ
1909年、中国黒龍江省ハルピン市。
史実ではハルピン駅で伊藤博文が安重根に射殺されたハズ。
しかし、護衛官のひとり井上によって阻止。
その後、朝鮮は日本の一部と化し、日本の第三都市京城(ソウル)として統治されていた。
100年後の2009年京城(ソウル)
井上会館のパーティーに突如現れたテロ組織は会場を占拠。
朝鮮解放同盟を名乗るテロ組織の要求は朝鮮への侵略行為を撤回すること。
徹底抗戦を主張するテロ組織に武力で応えるJBI(警察みたいなもん)
一応人質囚われてる設定なんですけど・・・
激しい銃撃戦を制し、テロを鎮圧する。
今回のテロ事件を指揮したJBI捜査官坂本正行。
現場状況からテロ組織の目的は単なる人民解放活動ではないと考える。
坂本はテロ組織のひとりが所持していた展示物から過去に発生した類似事件を割り出す。
いずれも井上財団が所有する展示物を狙った事件だった。
井上財団は伊藤博文暗殺事件を阻止した井上によって財を成した巨大財団。
財団に盾突いても何の得も無いJBIは坂本の主張を却下。
どうしても納得のいかない坂本は上司の許可なく勝手に行動。
刑事モノによくある展開ですな。
結果、反逆行為で干される。
出る杭は打たれるという映画的お約束の洗礼を受ける坂本。
亡き父に代わって育ててくれたおじさんが凶弾に倒れる。
暗殺者が使用した拳銃が坂本のものであることから大ピンチに陥るという主人公的不運。
おまけに信頼していた相棒西郷から尋問を受けプチ人間不信に。
当ての無い坂本が向かったのは朝鮮人区域。
そこで坂本は歴史に隠された驚愕の真実を知ることとなる・・・
だいたいこんな感じ。
■主な登場人物
参照元:allcinemaonline坂本正行 (チャン・ドンゴン)
西郷 (仲村トオル)
オ・ヘリン (ソ・ジノ)
シン・グ
大門正明
光石研
吉村美紀
今村昌平
■感想
同じ過ちは繰り返さない?
伊藤博文は歴史の時間でも習ったように初代内閣総理大臣を務めた人物。
その一万円札にもなった人物が凶弾に倒れなかったらという斬新な設定。
何の予備知識の無いまま鑑賞すると「ベルリンに原爆落ちたっけ?」「第二次世界大戦時の日本の位置づけは連合軍だっけ?」という史実に基づかないパニックに陥るので注意。
史実の通り、日本は第二次世界大戦で敗戦、世界で唯一の被爆国。
作品中の「癒されることの無い痛みを背負う」という台詞は重みがある。
だからといってJBIという警察組織が国家並の権力を振りかざす様は軍隊そのもの。
繰り返す歴史は塗り替えられて無くなってしまったけど、やってることは一緒じゃん。
警察の犬
中村トオルは日本を代表するミスリードを誘う名手。
レイ・リオレッタのような善人にも悪人にもなれる捉えどころのない俳優。
要は引き出しがいっぱいあるってこと。
今回の役柄はチャン・ドンゴンの相棒西郷。
終始徹底した警察の犬を貫き通すが・・・という展開がミソ。
組織に屈するも坂本を庇う一面を見せる。
歴史に隠された驚愕の真実を知るとともに、己が正義のために反逆者坂本に制裁を喰らわす西郷。
苦渋の決断に迫られる中村トオルの演技は必見の価値あり。
父親
朝鮮人を父に持つ坂本。
父は元警察官であったが、スパイ容疑で同僚に射殺された。
今回の事件に朝鮮人が関与していることから只ならぬ情熱を燃やす。
息子を捨てて朝鮮に忠誠を誓った父を許せないというトラウマ。
坂本はやがて、父が日本に盾突いた理由を知ることとなる。
その時のチャン・ドンゴンの悲壮感は必見。
謎の女性
チャン・ドンゴンの夢(?)に登場する謎の女性。
首には三日月のネックレス。
作品で登場する意味深な装置(?)と類似。
そして朝鮮人区域で出会う三日月のネックレスをした謎の女性ver2
終盤は非科学的な内容に突っ走るので大切な事を見落としがちだがツッコむ要素満載。
フラッシュバックともデジャヴとも言い難い内容。
しかも中身無し。
え、こんなのでいいの?という展開は納得いかん。
並行世界(パラレルワールド)なんで何でもアリかもしれんが、時間軸がメチャクチャ。
謎の女性とver2が同一人物であるかはレンタルして確認してほしい。
最期の展開にビックリすること間違いなし!
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