ginza02「こうがい」と来て、何を思い浮かべるかというと、害系(公害、光害、口外など)、外系(郊外、校外、構外、港外など)の熟語がまず出てくる。試験ならば四文字熟語で有名な悲憤慷慨(運命や世の不正などを、悲しみ憤(いきどお)って嘆くこと)などもありかも知れない。
 さて、今回の本題は「笄(こうがい)」。これは日本髪を結うときの3点セット櫛(くし)簪(かんざし)笄(こうがい)の一つである。髪をまとめたりする時に使っていたそうだ。細長いものが一般的だったので、簪の代わりに髪に挿していた人も居ただろう。想像するに、櫛で解かし笄の補助を得て髪をまとめ簪で留める、というような使い方か。また、当時は髪を一旦結うとしばらくは洗髪をしなかったため、痒いところを掻くにも使われ、別名「髪掻き」とも言われていたらしい。形はというと、全体は大工道具の鑿(のみ)のようなフォルム。一方の端が円柱でもう一方の端は篦(へら)のように薄く平らになっている。
 さて、ここで裏本題。ネットではKGBとも言われているらしいが、コウガイビルの話。梅雨時には至る処で目撃されているらしく話題を振り撒いている。頭が半月型(イチョウの葉、腎臓の形)で、体幅は1cmくらいだが、体長は種によって1cmから大きいものは1m以上にもなるらしい。プラナリアの親戚で、身体が千切れやすいが半分になっても再生するらしい。日本代表種はクロイロコウガイビルだが、現在は外来種である黄色に筋の入っているオオミスジコウガイビルの方が幅を利かせているとのこと。蛭(ヒル)と名が付いているが、人の血を吸う訳ではなく(形容されているだけのようだ)、ナメクジや蝸牛、ミミズを食すとある。この頭が「笄」に似ているということで学識名が命名されたようだ。うーむ、なかなかですな。今回の隙間写真:デビアス銀座ビル0807