mustに過去形がない、その理由は?同じ「判断」をあらわすmay, can, will。これらの違いは?

2008年05月18日

mayの語源は「力をもつ」

「英語職人です。」
「ジョシュです。」
「さて今回からはmayについて。」
「『かもしれない』という推量の意味と『してもよい』という許可の意味があるんだよね。」
「そのほかにも『〜であれ!』という『祈願』の意味、そして、『〜ということもある』という意味でもつかわれます。」
「やれやれ、さっぱりわけがわかんないよ。これにも根っこがあるの?」
「じゃぁ語源から考えていきましょう。mayはもともと『力がある』というのが語源の意味です。そこから『許す力を持つ』というイメージがあり、『〜してもよい』という意味になります。」
「たしかcanのところでやったけど、『王様や、神、当局、権力者』などの『許すだけの力、権力を持つ』ものが、下の者に対して『やってよろしい』という感じだったんだよね。」
「そう。えらそうなの。」
「うっかりYes, you may.っていっちゃうと、『何様だ、お前』となりかねない。」
「そうなんだよ。」
「でもそれをMay I ~ ?で逆手にとれば、自分がへりくだった、謙虚で丁寧な言い方になるんだったよね。」
「その通り。よく覚えてたね。えらいえらい。じゃぁさ、これが何で『〜かもしれない』とか『〜であれ!』なんて意味になったりすると思う?」
「次回に続く。」



eigoshokunin at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)英語のエトセトラ 

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