2017年08月30日 13:45
大菩薩連嶺の南端・・・ハードな長丁場の滝子山へ
8月27日(日)
。RACメンバー10名で、大菩薩から尾根続きの滝子山へ向かった。連日猛暑続きのなかで、この日は最高27℃の予報。沢沿い歩きと林の中の登山なので、少しは凌ぎ易いか。しかしハードコースが待ち受ける・・・。
〇 コース：JR中央本線
初狩駅・・
・・藤沢・・・林道終点・・・水場・・・檜平・・・滝子山
・・・ズミ沢方面分岐・・・道証（みちあかし）地蔵・・・吉久保入口・・・笹一酒造・・・笹子駅〇 歩 程：約6時間40分 〇 標高差：約1150ｍ
滝子山（たきごやま：1590m）山梨県。
山梨百名山や大月市秀麗富岳十二景に選定。
大菩薩南嶺の最南端に位置する。
山頂からの展望絶景。360度の眺望が魅力。滝が多い滝子沢の源流にあたる。
初狩駅から望む滝子山は雲の中？
≪ 稲穂が伸びてきた・・・ ≫
稲穂が黄金色に出そろった。
笹子駅の近くの酒造会社関連の酒米らしい。
帰りにその��笹一酒造″にも立ち寄る予定だ。
歩きながら稲穂を見て感動した婦人も。生の稲を初めて見た50代の�狃稘豕�っ子”だ。
≪ ここから山道に入る・・・ ≫
長い舗道を歩いて40分余り。
「滝子山入口」の案内板まで来た。
ここから先は、沢沿いの道と急な山道が続く。
猛暑を見越して、今日は2リットルの水を用意した。
沢沿いの荒れた細い道を行く。鉄パイプで支えられた鉄板の橋も、古びてデコボコに。
沢の水が大きな音を響かせ、深い峡谷を曲がりくねる。涼を感じてしばし立ち止まる。
沢を渡れば急坂登りが待ち受ける。あるようなないような、道の踏み跡を拾いながら。
≪ 「水場」で大休止・・・≫
駅を出て、ここまで100分。
汗だくで、着替えたいがまだ早い。
本格的な「滝子山の急坂登り」は、ここからが本番だ！
≪ さらに急傾斜の山道へ・・・ ≫
今日のコースは、駅から山頂まで4時間を見込む。
その大半が、沢沿いの道と急傾斜の登り。
が、直射日光少なく、蒸し暑さもあまり感じないのは幸いだ。
今日の登りはきつい！しんどい急坂登りが繰り返し続く。これでもか、これでもかと。
≪ ようやく檜平まで進んだ・・・ ≫
山頂まで、あと1時間の位置まで来た。
しばし休憩。水分と行動食を補給。
ここから、きつい男坂と女坂に分岐。
一同男坂を選ぶ。元気だなぁ・・・！
山梨県の山は標識が多く、安心して登れる。
「鎮西ヶ池」の表示板がある。ここは下山時に向かう分岐。
保元の乱に敗れた鎮西八郎為朝（頼朝、義経兄弟の叔父）と、妻の白縫姫らが隠れ住んだという伝説が、ここに残る。
≪ ついに、滝子山山頂（1590ｍ） へ到着！ ≫
山頂はあまり広くなく、10人程度で一杯に。
東西方向に細長い。眺望もほぼ360度。
空気が澄んでいれば、スカイツリーも見えるというのだが・・・。
南には三ツ峠や富士山が、北には大菩薩嶺などの山々、西の遠くに八ヶ岳…雲が遮る。
≪ 下山路は笹子駅方面へ・・・ ≫
広い防火帯を下る。山火事で延焼を防ぐためのものだ。沢沿いの難路が始まる・・・。
崩壊地をトラバースする。何本も横たわる、根こそぎ倒された太い樹木。跨いで進む。
これが「三丈の滝」。難路を選んでこそのきれいな滝！涼しくマイナスイオン全快！
変化に富んだ沢沿いのルート。
展望は利かないが、水音が疲れを癒す。
おっと、危ない！足元に気をつけて！
悪路続きの沢を右岸へ左岸へと、渡り返しながら下る。濡れていないのは幸いだ。
≪ 道証（みちあかし）地蔵前で休憩。長い舗道を下山す≫
ここは大菩薩連嶺のほぼ南端。標識の下に小さな石仏地蔵が立つ。ここから笹子駅ま
では1時間余り、固い舗道を歩く。途中振り返れば、下山してきた滝子山がそびえる。
余談独言。。。日帰り登山では久しぶりの長丁場。真夏の登り4時間は耐熱訓練！？しかも、期待の花は一輪も見かけなかった。5〜6月頃であれば、灌木帯がミツバツツジやヤマツツジに彩られそうなコースだったが・・・。しかし、渓谷ではイロハモミジの葉を繰り返し見かけた。11月後半になれば、深紅の紅葉が見事に違いない。
笹子駅へ向かう帰途、例によって沿道の「笹一酒造」に立ち寄る。
このあたりの山へ登るときは、恒例になっている、我らが帰り道の‟道草”だ。
気付け薬を注ぎ込んで、疲れを癒し帰路についた。
コメント一覧
1. Posted by まっちゃん 2017年08月31日 11:18
秀麗富嶽十二景山の中でも、一番厳しい登り４時間の急こう配の行程をお疲れさまでした。
暑さを和らげてくれる渓谷沿いでも、暑さと急坂に耐えて登るメンバーに敬服します。
笹一酒造に立ち寄る目的で、笹子駅に下山のコースを選択されたようですが、笹子駅からの行程は登りが楽なようなので、往復行程で家族山行してみたいと思います。
暑さを和らげてくれる渓谷沿いでも、暑さと急坂に耐えて登るメンバーに敬服します。
笹一酒造に立ち寄る目的で、笹子駅に下山のコースを選択されたようですが、笹子駅からの行程は登りが楽なようなので、往復行程で家族山行してみたいと思います。
2. Posted by eiji 2017年08月31日 22:31
まっちゃん
久しぶりの登り４時間。しんどかった！
しかも、折角の富嶽十二景４番山頂なのに、肝心の富士山は雲に隠れて。
やはり、笹子駅から登るほうが、きつくないようですが、
そのかわり30分ほど所要時間は増えそう・・・。
久しぶりの登り４時間。しんどかった！
しかも、折角の富嶽十二景４番山頂なのに、肝心の富士山は雲に隠れて。
やはり、笹子駅から登るほうが、きつくないようですが、
そのかわり30分ほど所要時間は増えそう・・・。
3. Posted by 小肥り 2017年09月01日 07:42
標高が1590米・・・なかなか侮れませんね。
名前も知らない滝子山。覚えておこう。
これはお酒専用のお米ですか。
秀麗富岳十二景・・・・調べてみよう。
名前も知らない滝子山。覚えておこう。
これはお酒専用のお米ですか。
秀麗富岳十二景・・・・調べてみよう。
4. Posted by eiji 2017年09月01日 13:59
小肥りさん
あまり知られていない山ですが、中央沿線や奥多摩ではハードな山とされています。
「酒米」は酒造会社が契約して、酒造りのために生産する米です。
「笹一酒造」はこの地方ではよく知られていて、
この日も大型観光バスが、ずらり止まっていました。
「秀麗富嶽十二景」は、大月市が選んだ富士山が特によく見える、
大月市域にある12の山のことです。これまでにすべての山へ登りました。
あまり知られていない山ですが、中央沿線や奥多摩ではハードな山とされています。
「酒米」は酒造会社が契約して、酒造りのために生産する米です。
「笹一酒造」はこの地方ではよく知られていて、
この日も大型観光バスが、ずらり止まっていました。
「秀麗富嶽十二景」は、大月市が選んだ富士山が特によく見える、
大月市域にある12の山のことです。これまでにすべての山へ登りました。
