今年の春は

 
 さくら草を花屋の店先に探して探して、、、やっと先日、手に入れた。もう花の盛りは過ぎて、でも、とにかくさくら草に出会った。来年の春先の株分けに挑戦したい。湿気、熱射等々、なかなか難しいらしいが、一度、挑戦したいなと思っていたので楽しみだ。春の日本さくら草、秋のコスモス、群生している風景がすごく好き。

俳句の掲載が滞って、溜まってしまった。

2020.10

丹沢の稜線たどれば富士薊

横顔をすらりと見せて八重むくげ

秋宵や迫りくる灯の刻刻と

 

2020.11

黙々と登校の子等や秋時雨

けいたいの設定未だ日の落ちて

柿熟れて弾けるほどに音の満つ

 

2020.12

枯葉舞う絵手紙到来色の妙

からす一羽せっつく声や暮早し

九条平和ベヴェンと年の暮れ

 

2021.1

水鳥を浮かせてゆるき笹目川

山茶花にくちずさむよな風情あり

幾たびか丑年重ねて初の富士

 

2021.2

冬ごもりライン往き交うコロナ中

鳥草木名を知らぬまま春隣

たんぽぽの葉波の丸く出でにけり

 

2021.3

春愁いワクチン接種は迫り来て

ふらんこや防災無線の音粗し

パンジーの揺れて誘うやもう一鉢

 

2021.4

角毎にさくらさくらと出会いけり

川沿いに淡く浮かぶや花の宵

花弁をなげては嬉々と稚子の空IMG_20210424_144306_resized_20210508_035204676

小さな さんぽ

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 朝のゴミ捨てが超苦手!まず、時間が決められていること。必ずやらなければならない。それで、ゴミ捨てのあと、その足で近くの公園にまわることにした。ほんの数分だが、朝が爽やかになる。これは不思議。白いしなやかな花をつけた一本の木。牛殺し、という名の木だそうだ。芝生を掃除しているお年寄りに聞いた。太陽に向かって歩く。数分歩く。朝のゴミ捨て。

眠れない、、、妙薬は?

 
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 夜中に寝覚める。寝つきは、まあ、いい方だが、しょうがないね。昔、問診の折、医者が、私の悩みに答えてくれたことば、「う〜ん、しょうがないなあ、、、」 この言葉を、今も、よく思い出す。まったくだあ、そう思い返せる自分を、、、しょうがないなあ、、、今、眠れない時は、ときには、起きてコーヒー作ったりする。また、この間作った俳句を思い出したり、これがなかなか思い出せない。すなわち、愚作!楽譜を空んじたり、、、とにかく、眠れなくても、この時間も私のものさ、、、なんてね。

 

ブログよ、こんにちわ お久しぶりです


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  最近、写真を撮らなくなった。エネルギーがなくなった。ブログをつくる最初の発想は、いちど撮ったらもう見ない写真を、どう保存するか?だった。写真を撮らければ、ブログは続かない。とにかく、3冊目の日記の制作をつくるまで、頑張ろうね。重い腰を再び上げて。


核など要らない


 IMAG3959_resized_20201102_034457286核兵器を全世界から完全に禁止して違法化する「国際条約」が50カ国に到達しました。来年1月には発効がきまりました。友人がそれを受けて、次のように話してくれました。
今日、話したかったこと、
「核兵器は、違法であり、被爆者の苦しみ、この苦しみ、悲惨さを自分たちで、終わりにしてほしい」という75年前、被爆した人々の願い、その願いに答えた、世界中の50ヵ国の国々の政府代表は、人間としての暖かい心を持つ人たちだと、思います。
それに比べて、我が日本政府は、どうでしょう。未だに米国に、追随して、自国の、被爆者の苦しみに寄り添うことが、有りません。有れば、この条約に批准し調印するはずです。
私たちは、唯一の被爆国の国民として、この条約に調印するよう、現政権に求めていきたいと思います。
菅政権が、調印しないのであれば、私たちが、この条約に参加する意思のある政府、平和憲法を守る政府を作ろうでは、ないですか!
人の苦しみ、痛みのわかる、血の通った政府を私たちの手で、野党共闘で作ろう❗」まったく同感です。

芸術の秋


 IMAG3956_resized_20201102_034418643芸術の秋も、今年は、人との密接を避けながらの催し物となった。人と人とが密接に語り合い、歌い合うことこそ芸術が発展する源。これからの交流のあり方を、みんなの新しい叡智で生み出していくのだろうか。コロナの出現も、「人間だけが生きている」と威張りすぎたせいでは?今、国会では、これから議論されるはずの「学術会議6名除外」の問題は「学問の自由」を否定してる。「自由」なくしての、発見、発明は多分、進展しないだろう。「お金を出しているから、任命も自由だ」なら、国の「お役人」も、国民が納得できる政治を、国民のために誠心誠意働くべきだ、と思う。

10月の俳句 3句

丹沢の稜線たどれば富士薊
横顔をすらりと見せて八重むくげ
愁宵や迫りくる灯の刻刻と


二胡へのあこがれは、、、

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 11月に、小さなイベントで二胡を弾くことになった。当方の、弾けないで悩んでいることを詮索しない、良き友人の紹介だ。困った。ほんとに弾けないのだから、、でも、ちょっとやっててみたい気もある。ここが、微妙だ。これからは二胡に力を注いで、出来たら「弾き歌い」にも挑戦したいなあ、などと、とてつもないひそかな希望もあるのだ。出来てないけどやってみたい。ノーテンキな私。

9月の俳句 3句

遠き日の簀戸の風呼ぶ藺草かな
いかずちの閃光疲弊の国土へ喝
朝顔の誰か居らぬか蔓の先

9月の動き


 熱中症だったのか、「めまい」で医者へ。飲んだら数時間で解消!すごい。それにしても、「コロナ」の薬は、なかなか世に出てこない。これが見つかれば、世界中が幸せなんだけど。世界は一つ。コロナ出現で実感する。金曜日の昼休み駅前スタンジングで、ハーモニカ、三線、二胡で、バックミュージック演奏。雑騒・雑音の中で。それでも面白い。勉強になる。ちゃんと復習しないとね。年金新聞に俳句、また、投稿し始めた。菅内閣発足。

9月


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滑舌のための俳句 夏へ


 歌う前に、口の運動として、はっきりと読み合わせます。



 

虹消えて消えざる夢の残りけり

軒先をかすめる雲が夏の詩

母に似て吾も小さき手胡瓜もみ

耳たばこして甚平の一人指し

まだ奥に部屋ありそうな水羊羹

初鰹下戸には見えぬ漁労長

未帰還機マダ帰投セズ夏ノ空

桐の花いつかは来ない紙袋

じゃんけんで負けて蛍に生まれたの

流星の使いきれざる空の丈

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

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再び、三度、、藤井清水曲


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10日に「ピースライブ」がコロナ対策万善!の中で行われる。

そこで「雁が啼きます」「からざを叩きすりゃ」の2曲を歌わせてもらうこととなった。声もだんだん出なくなってきて、「う~ん、たいへんだなあ」と困ってはいるが、遣っとかなきゃ、という気持ちが大だ。藤井清水(きよみ)の作曲した曲を、今、歌っておかないと、、、と、老いの身を自分で励ましてはいるが。やっぱり、いい歌だ。CD聴きながら、ホレボレしている。もっと早く取り組んでいたら、、と今更ながら悔やまれる。でも、今も一緒か!

上野の「音楽資料館」で、その時に必要だった楽譜を探していた時に、フト、目に入った歌曲、それが「藤井清水作品集」だった。すごくほれ込んで、裏表紙の出版元をメモして、杉並の井草あたりだったかへ訪ねて行った。ちょうど玄関に出てきてくださったのが、息子さんで、「そんなに喜んでいただけるのなら、ここに少し傷んだ一冊が有るから、差し上げましょう」と。そして今、手許に有る。宝物だ。頑張るぞう!出会いを生かしたい。「藤井清水の好きな人、寄っといで」

たなばたさま


 IMAG3881例年にない、さびしい、七夕飾りの少ない今年の街並みだ。コロナの外出自粛も少し溶けて、子供たちの元気な、踊りながら歩き廻るすがた、若者たちのさわやかないでたち、、、やっぱり、まちに人が多いのは気持ちが晴れるなあ。ならば私も、と、千代紙を切って、張って、我が家のささやかな七夕をほんの少し飾ってみた。コロナの不安のなかで、夢中になって描いた、ささやかな「はがき絵」。気持ちがそれなりに落ち着いたせいか、それ以後、ちっとも絵筆が進まない!まあ、いいさ。また描きたい時がキットくるよ。今日はシニアコーラス。公民館でのレッスンは、大きなホールに少人数でおおきくバラバラに円~く、窓からは公園のそよ風、、、意外に条件の悪くない時間ではあった。昨日の、二胡レッスンに引き続きの外出。あとは、しばらく何にもないヒマさだ。では、また明日。

公園でうたったよ


 昨日は快晴。友人3人で別所沼公園で久しぶりにおち逢った。緑いっぱいの大きな公園。人もコロナから一時!解放されたか、大勢だ。歌が3蜜で歌えなくなっている。打開策を探っているうちに、「公園でダベりながら気楽にうたったら?」という案が生まれて、二胡持参で集まった。広い公園だから、あまり人を気にしなくても大丈夫だ。10曲くらい歌ったかなあ。ただ、年配のひとには、落ち着く椅子が必要かも?まず、始まったよ。歌声が。さてさて、疲れないようにね。
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コロナはどうなる


 コロナによる諸制限の解除が首都等5県を除いて一応決定した。一応である。千葉・埼玉・神奈川・北海道・東京はまだだ。首都4県はどうしても往来不可欠でしょうがない。また、発症が広まったら生活制限が始まるだろう。もし、来週18日に解除されたら、その日を、ひとまず、「コロナ一応収まる」日と記憶しょう。

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俳句 3句

春の鴨メタセコイアの影を切る
あねもねのいもうと根元に侍りたり
タンポポや踊る童子へ爺の背


映画「天使のラブソング」


 以前に一度観たのを、もう一度。やっぱり面白かった。一人の楽しみから、みんなの楽しみへ。どうすれば?脳に訴えるより、ハートに届けよう、、、ちいと理屈に無理があるか、、、いや、やっぱりこれだよ。、、暇なワタシ、、、

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今年のさくらは?

 
 髪が伸びたが、美容院にも行く気がしない。ダイソーでカットバサミを購入。自分でカットをしてみた。失敗しても自分の毛だからね。案外うまくいった、と思う。テレビは、「寅さん」「思い出のマーニー」「だれの知らない」、、、           you tubeでは「新日本」が各家でのオーケストラ演奏をやっている。

深い呼吸をしてみる。思い切り吐き出す。思い切り息を吸う。きちっと思い切りね。気分転換になる。


4月の俳句

春憂い炉の禍海の禍コロナの禍

夕星(ゆうずつ)や下弦の月の皿の上

春こだまサインひと声グラブ音

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不気味な春?


 相撲、春場所。観客の居ない両国国技館内に、呼び出しの声、体をはたく音、立ち合いのぶつかる音、、、息遣いまで聞こえてくるようで、新鮮な空気。 「三蜜禁止」となれば、すべてのスポーツに当てはまるか、スポーツだけではない。歌もダメなのか、、、、どんな未来がまっているのか、、、いやいや、人間の叡智を信じよう。

連続テレビ小説「やすらぎの郷」「スカーレット」ともにこの月で終わり。残念だ。十分に励ましてくれた。

3月の俳句

紫木蓮伐られ芽吹きの空の黙
たなごころへ載せて愛でたし花椿

篩かけ頃合いをを見る春の土
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コロナ

 
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28日の、「さんご」でのうたごえ「菜の花」を最後に、当面のボラティアィア活動はみごと皆無!となった。体が楽な反面、いままでにこんなに時間が有り余ったことがあっただろうか。コロナの禍が年寄りにはきついとか、、、でも、考え込んでもしょうがないが、ニュースはどうしても目に耳に入ってくる。とにかく、普段やれなかったことに極力!集中してしまう方が過ごし易い。と決め込んで、絵・音楽・俳句と、より付き合おう、と一応、意は固めたが、、、、この3か月は正直きつかった。「コロナ禍を過去と語れる日のくるか」コロナとの共存を生きる視野に入れて、でも、また、人と集まり、笑い合い、歌い合う日の再来を心底願う日々だ。

2月の俳句


冬凪や焼却炉の煙真すぐ立つ

雪女山の九十九の奥に棲む

南天の実ゆらぐなんと白壁にIMAG3730_1

また、シコシコと、、、、

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 去年12月の初めに体を壊した。大したことにはならなかったが、それ以後、液晶画面を見るのが辛くなった。逆に言えば、このブログは、続けなくてはいけない!というほどのものではなかったということ。2012年4月にこのブログを始めてから8年ほどは続けて、一冊きりの日記を2回、製本してもらった。日記風に文章を書く習慣を付けたかったことと、日常の写真を何かの形で保存しておきたかった。この程度の理由だった。人様と同じように、私の場合も、ブログには、あまり深いことが書けない。人様を傷つけたりは絶対にしないように。朝、何をどうしてこうして、、、。でも、暮らしって、いつもいつも目新しいことばかりしてるわけではないんだよね。平凡なのが日常なんだ。それに、いま、製本してもらった2冊の冊子をぱらぱらめくっていると、「ああ、記録しておいて良かったったなあ」が、実感だ。やっぱり今まで通り、シコシコ、トボトボ、続けていこう。体に気を付けて。 

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1月の俳句 3句
冬凪や焼却炉の煙真すぐ立つ
雪女山の九十九の奥に棲む
南天の実ゆらぐなんと白壁に

さようなら2019

 
 IMAG3476今年もあと6時間で幕を引く。慌ただしい一年となった。まあ、良かったことと言えば、二胡を再開できたことかなあ。トラウマがなかなか払拭できず、あきらめることも、また出来ず、11月に、若い後輩からの声がかかって、再再再開、、、となった。有り難く、良い機会に出会った。感謝である。不思議なもので、あんなにトラウマになって居たのに、歳を取ると平気になるのか、結構面白がっている自分が居る。自分に甘くなったのか、、、「こんなものかなあ」と思えるようになったのか、、、、、来年は心改めて二胡に精進しよう。今、「見上げてごらん、、、」を弾いてみた。ベランダの上に富士山の右肩に沈まんとする紅い太陽、真上に三日月のちょっと太ったのが澄み切った大空にある。また来年。頑張ろう。IMAG3472






















12月の俳句 3句

よだれ跡ねんねこの黒繻子の襟
ヨカッタネヨカッタネ線路の喋り窓茜
二胡の音の迷えるままへ冬日和

掲載洩れ分 3句

万国の汗芝うだる肉弾戦
この地球の諍い並べてノーサイド
やせ猫へ情じわりと秋も暮れ




パソコン回復


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 Windows7からの脱却作業を考えて、右往左往していて、このPCしばらく運転中止だった。日常、特別な事をしているわけでもないのに、PC動かないとなにかと不便だ。ファイルの移行に「ONE DRAVE」のことを調べたり、本屋で立ち読みしたり、、、
ともかく、ただいま、私のPCに帰ってきたヨ。

10月に掲載された俳句三句

朝霧へはぐれ雀の声ばかり
秋深し捨てるに惜しき紙袋
弾けたる西条柿に秋は満つ




二胡、久しぶりに弾く

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 希望をほぼ捨てて、仕舞いっぱなしだった二胡を、本当に久しぶりに人さまの前で弾いた。確実に歳を取ったせいだと思う。絶対に弾けない、と思って止めていた楽器を、また、取り出して、また、思いなおして弾き出したことが、歳を取ったおかげだと思う。「弾けるだけでいい。音が出るだけでもいい」という考えに至ったことが歳を取った幸せ?やさしい考え方になってきた。ただそれだけだ。
また一歩一歩、、ただそれだけでいい。
ベランダのシクラメンの元気の良さに閉口している。次から次へ芽が出てる。この冬までも咲き続けるのかなあ。

世界ラグビー盛り上がる

 
 ボールの回し方が上手かったり、モールが堅くて崩れなかったり、ゴールから遠い位置から、見事に蹴ってOK!など、なかなか目の離せない球技だ。特に日本のパス回しは見事!後ろ見てないよね。バレーは新しい若者が見事にボールを叩きつけたり、、今年の夏の最後を面白く楽しませてくれているヨ。来年の猛暑最中のオリンピックはどうなるか、観客も含めて、熱中症続出なんてことにならなければいいが。
 さて、わが街での「第3回・たのしいあつまり」の準備で忙しい。穏やかな集まりだから、とはいうものの、手落ちの無いように、、、でも有り難い。こんなことやれるなんて、まことに仲間はいいものだ。

9月の俳句3句

八月とは思いあふるる巡りかな
ねじばなを咲かせし土よビル虚ろ
もくせいと出会い初め日を記しおり

もう10月だ、、、

「滑舌」のための音読・NO2

IMAG3385






「滑舌」のための音読・
NO
2・秋


大利根の水を見にゆく銀やんま

月明や門を構へず垣ゆはず

いくたびも無月の庭に出にけり(無月=曇って見えない十五夜)

ややありて松茸もっていけといふ

秋晴れのどこかに杖を忘れけり

きくきくと折れ曲りけり蛍草

をとといの月の丸さを言ひにけり

姉母似妹母似鳳仙花

名月をとってくれろと泣く子かな

秋深き隣は何をする人ぞ


最近、写真を撮ってないなあ、、、、

「滑舌」のこと

IMAG3384「滑舌」のこと

歌っている途中で「滑舌!」と伝えると、急に声が大きくなり、澄んで、若い声と笑顔になることをみんなで実感し始めた。でも、すぐ元に戻ってしまって、歌詞やメロディーに注意が向いてしまうのはしょうがないか。

 

ここ三か月ほどは、面白い俳句を十句ほど読み合わせて、大きな声と、はっきり喋ることと、中身の面白さを楽しむことを始めていて、会話も(俳句から感じたこと)弾み、和やかな内に「滑舌」を実行しているのでは?

 

音読

首飾りはずすといふは涼しかり

一瞬の薔薇一閃の稲妻に

みほとけの指先ほどに冬木の芽

風邪熱の子がぬっと出てめしと言う

小判草群れて豊かな風となる

再会の八十路の姉のサングラス

蟇蛙誰かものいへ声かぎり

勇気こそ地の塩なれや梅真白

古池や蛙飛び込む水の音

風鈴を吊る古釘をさがしけり

少しはでいやこのくらい初浴衣

 

夏物で読み合って三か月。

次回からは、秋の「面白い句」としょう。

絵の夏季講習会


 IMAG3370何か得るものが有るのでは?と思って参加した絵画の夏季講習会は4日間にわたって行われ、参加したが、結果はあまりにも自分のやっていることと違っていて、残念な結果に終わった。もちろん「うたう紙芝居」などというものは誰もやっていないから無理もない。まず、初日から若いモデルさんを囲んでのデッサンだった。そういうことは体験ゼロで、場違いな出会いに委縮してちっとも描けない。参加した皆さんが日に日に描き上げる中で、遠く離れて自分の絵を確かめる力も出せず、すっかり委縮してしまった。絵の基礎はデッサンというのを積み重ね、人体の構造をしっかり把握する必要があるのだろう。自分の知りたいことになかなか答えがない。自分なりに絵を描き続けていく以外に道はないのだろう。

8月の俳句3句

鳳仙花金魚絵茶わんや母の背
映画階ポップコーンが乗ってくる
雨上るネオンの映えてマンホール

明日から9月
秋が来たやっと来たよと歌いたし

[八月のシクラメン」

IMAG3362_1「八月のシクラメン」

さいたま平和美術展が今年も13日から18日まで開催され、去年に引き続き、2回目の出品となった。出品しだしてからのこの一年、絵を描く気持ちが少し、不安に揺らいで、落ち着かない一年だったなあ。もともと絵の下地が有ったわけでなし、「うたう紙芝居」と勝手に名ずけて、勝手に描きだしたわけだから、まあ勝手に描いてればいいわけで、、、でも、なぜか、絵を描くのに決まりがあるのではないか、という考えに捉えられて、窮屈な一年ではあった。反面、描く姿勢も定まりつつある。やっぱり自由に、勝手に描いていこう。紙芝居からはなれても、自由に描いていこう。私は私。そして、勉強を続けよう。

さて、先輩からの助言を受けて、絵の周りに白い枠を入れたら、入れる前より、うんと絵が映えてきた。有り難い。
このシクラメン、今朝も可愛いつぼみを二つ三つ付けているよ。元気をくれている。またね。

あっという間に

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 7月がいつの間にか過ぎた。長梅雨が26日の夏らしい天気で終わりかなあ、と思った、それからもう一週間、あっという間だ。ベランダのシクラメン、いまだに見事に咲き続けている。今年も平和美術展に挑戦しなければ、、、と強く願ってはいるけれど、手の方は一向に動かず、気持ちばかりが焦っている。まづ、絵具の勉強をこの月末に講習をうけようと思ってはいる。描く方法ばかり考えていて時間ばかりが過ぎていく。シクラメンを描き始めた。どうなるか。絵の題だけは決まった。「八月のシクラメン」。

7月の年金新聞投稿句

チロチロとちょっと覗いて揚羽蝶
走馬灯手踊りの輪へ入りたし
風鈴や夕べの寝覚めへいやし唄

8月、猛暑に負けずに、、、




6月の俳句三題

6月の俳句三題(年金組合に発表したもの)

梅雨冷や箪笥に探す長き袖
牛蛙たった一声沼の闇
それなりの夕陽を受けて梅雨の雲

先日のシニアコーラス「ゆうゆうかんかん」のレッスンの合間に、みんなで俳句の話題となった。毎週木曜日の夜7時からの「プレバト」という番組を見ている人が多くて、話は盛り上がった。私が、(俳句ってメカニズムが有るんだ!)と感じ入って始めたのも、実はこの番組からだ。そうだ、次回のレッスン時の「滑舌」の朗読にしょうと思った。私が面白いと思う句を、いわゆる「名句」から選んで、十句書いた資料を作っている。みんなでやると面白いものだ。


[老いる]ということ

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 わが集合住宅は良い習慣が有って、行きかう人がみんな挨拶を交わし合うことだ。小さな保育園児でも、しっかり挨拶をしてくれるから、気持ちが明るくなる。

 同じ階の住民同士も比較的ちょっとだけ挨拶や言葉の一言二言があり、まあ、住みよい環境かも知れない。
 今朝、出掛けに、所用から帰宅途中の同じ階の男性と、道でバッタリ。声と共に買い物袋の中身を見せてくれた。「男性用尿漏れパッドですよ。駅前でないと私に合う大きさがなくてねえ」と軽くおっしゃる。「みなさんそれぞれ事情が有って、外からは見えないけれど、それぞれに対処しているんですねえ」と言い合って別れた。以前に姉から「だれにも相談できないのだけど、尿漏れの心配があるの。どこに売ってるの」と聞かれ、さっそく駅前のドラッグストアに捜しに行ったら、有る有る、生理用品の横に山ほど積んであるではないか。さっそく伝えたところ、「そうかあ、みんな使っているんだねえ」と世間の状況を知って安心してもらえた。IMAG3248

 耳の遠くなることも老いの象徴だ。健康保険の適用を検討してもらいたいものだ。一部負担分も含めてだ。

「老後のために2000万円用意すべき」などと、とでもない試算を、国の最高責任者が受け取るとか、受け取り拒否とか、とにかく、今の日本の荒廃した現実のなかに日々暮らしている。

そんな中で、残念ながらわが老後真っ最中はたしかに晴れ晴れとはしていない。

絵もなかなか描けない!俳句もなにがなんだかわからなくなってきている!見るほどではないか、読むほどではないか、と冷たく見つめられているのでは?、と、落ち込む。そして一番自分に冷たいのは、自分自身だ。

  IMAG3227こういう俳句に出会った。

 勇気こそ地の塩なれや梅真白(中村草田男)

「老いる」という自然の摂理を少しでも穏やかに受け入れることは出来ないものか。

五月の俳句三題

ママ健気幌付き自転車の春疾風(はやて)
往き交いの繁き女(ひと)ありき春紫苑(はるじおん)
春雷やそば屋へ逃げ込む二人連れ

ささやかな断捨離


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 日常、断捨離をする気があまりない。古いものでも場所さえあれば身のまわりにあってもいいものだ。しかし、すぐ欲しいものがバラバラになって居がちなわが家。思い切ってレコードのすべては近くのリサイクルショップへ、多分もう読まない本はインターネットで見つけた業者に、大きなダンボールいっぱいにして、引き取ってもらった。また幾年か経ったらなにが要らなくなるのかなあ。とにかく、今必要なものを身近に集めて暮らそう。戸棚に生じた空間を見ながら、なんだか気持ちがさっぱりした。

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