前回の続きです。

無題


そのオーストリア企業
(レッドブル)は、サッカーやF1からエクストリームスポーツそしてアイスホッケーまで幅広くプロスポーツ界に関わっており、そしてそれらのスポーツ全てが常に人気があるわけではない。彼はブンデスリーガプロジェクトの拠点としてライプツィヒを以上のところはないと考えていた。その街は長きにわたり、上昇志向を持って努力していきた。そこは多くのスポーツに熱狂する人々が住んでいて、それは彼らにとって普通のことであり、下部リーグの落ちぶれたクラブであるロック・ライプツィヒやザクセン・ライプツィヒの試合の時も、警察のヘリコプターが人数は少ないが暴力行使をためらわない人々の上空を旋回するほどだ。
 

ライプツィヒは破壊的な競争を続けるかもしれない
 

そのクラブ(RBライプツィヒ)は今夏に元ドイツ代表マーヴィン・コンパーとワールドカップ出場経験を持つクロアチア人のアンテ・レビッチを獲得した。そうしなくてもすでに贅沢なほど強力な選手がいるのだが。エアツビルゲ・アウエの前監督は彼がシーズン全体で支出したお金をRBライプツィヒは1週間で使ったと話したことがある。
 

何年か前からTSGホッフェンハイムは成金としてひどくののしられている。そのクラブはSAP(2014年現在、売上高で世界第4位のソフトウェア企業)の共同設立者であるディートマー・ホップからの多くの資金援助によってブンデスリーガの中に作り出された。そしてバイエルンでさえ初めはそこに腹を立てていた。権威に逆らう成功者であり同時に優等生になったそのクラブは、財政基盤の弱いブンデスリーガのクラブの定位置をかっさらった。そのクラブを好きな人は誰もいない。このような破壊的な競争はホッフェンハイムと共に始まり、ライプツィヒも続く事が出来るかもしれない。バイエルンCEOのカール・ハインツ・ルンメニゲはホッフェンハイムのクラブの名前に1899が付けられているが、ホッフェンハイムはそんなに長い間どこに隠れていたのか疑わしいと語った。
 

しかし今日ではSAP社はバイエルンのいわゆるプラチナ・スポンサーとなっている。そのわりにはルンメニゲはRBライプツィヒに反感を抱いている、もしくはこれから抱くだろう。なぜならUEFAのライセンスルールいわゆるファイナンシャル・フェア・プレー(以下FFP)が適用されるからだ。その基本原則として、クラブは自分達が得る金額以上の支出をすべきではないということになる。FFPを通してRBライプツィヒにおけるディートリヒ・マテシッツの影響は制限されるだろう。そのレッドブルのトップは年に1500万ユーロだけ投資しても良いことになる。
 

リーグ第3節が行われた金曜日、RBライプツィヒはアウエ相手に試合をコントロールし、1-0で勝利した。3節を終えてライプツィヒは失点が無く、総得点を7として初めて首位になった。そしてその街にはフットボール関連で働く多くの人たちがいる。それは彼らにとって悪いことではないのだ。ヴォルフスブルクのゼネラルマネージャーであるクラウス・アロフスは『どのクラブにも伝統を創造するチャンスが与えられるはずである』と言った。そしてそれはホッフェンハイムやRBライプツィヒにも適用される。
 

もしフットボールに置いて伝統だけを基準にするならば、今のアメリカのMLSの全てのチームは営業停止になるはずであろう。そしてFFPや堅実で透明性のある経済活動に関して言えば、スペイン、イングランドもしくはイタリアなどのいくつかのビッグクラブはそれを守っているだろうか。彼らはとりわけ多くの資金や、スポンサーなどからの干渉と居合わせている。ライプツィヒのサポーター達は自分達のフットボールへの欲求に対してをスポンサー料という形で支払うことができる。2006年から厚かましいクラブオーナーが始めた募集である。“レッドブル”・アレーナとはそういうことなのだ。観客席の外の売店や無数の小さな冷蔵庫を広告ボードとしている。それがライプツィヒのエネルギーの容器(エナジードリンクの容器とスタジアムをかけて)なのである。
 

しかし、資金を出す者が自分のショーウインドーで宣伝を行うのはおかしいことではない。それが資本主義である。そしてブンデスリーガには多くのクラブがある。ブレーメンからゲルゼンキルヒェンまで。胸にスポンサーを身に付けたクラブや人気の無いクラブ。とりわけ評価の割れているザルツブルクからの刺激的な甘い水として論争を巻き起こすクラブ。それはほとんどまともに整理されていないバーカウンターのようなものであり、またそのクラブが(ホッフェンハイムやライプツィヒのように)1つの企業の力で生み出される時、政治やスポーツから運ばれてきた“理想”の中でそのクラブ自身がネガティブなものとして見なされてしまう。
 

RBライプツィヒを金曜の晩にひとりの著名なファンが訪問した。サミ・ケディラが家族と共にRBライプツィヒに所属する弟の試合を見に来たのだ。弟のラニ・ケディラは試合後に微笑みながら言った。『首位に立てて気分が良いです。』と。そして兄の予期せぬ訪問については、『もちろんいつか彼と一緒にプレーしたいです。』と言った。レアル・マドリードもしくはライプツィヒにおいてだろうか?
 

(もしもケディラがRBライプツィヒに来たら)それは憎まれクラブの世界チャンピオンになるのだろうか?フットボール伝統主義者にとっては最悪の事態だろう。ただしそれは今日から見た視点である。ひょっとして何年かしたら全てはまったく別のものになっているかもしれないのだから。


以上です。旧東ドイツのクラブの現状を鑑みると、例え成金と言われようとも、資金があるということはクラブやその周りにおける雇用や街全体の景気にも良い影響を与え得るということなので、クラブが廃れるよりは何倍もマシなことのように思えました。

http://www.zeit.de/sport/2014-08/rb-leipzig-fussball-investoren