白井先生の発声指導では、ゆったりと息を吐きながら耳を開き、和音を感じながら声を出すという練習をしました。だんだんに和音が整い、倍音が強く鳴ってくるのはとても気持ちのよい感覚でした。服部先生も外で聞いていらして、なかなか良かったとおっしゃっていました。ところがところが、Verleih のような穏やかな曲はまだいいのですが「讃歌」7番のような速くて力強い曲、フーガの掛け合いのある曲になると何か別のスイッチが入ってしまい、張り合って声を出してしまいます。全然別の合唱団のようです。う~む、ちょっと残念。ついつい張り合ってしまうのって心当たりありますよね。日本橋でお座敷遊び体験をしたときのこと、1対1で向き合ってこんぴらふねふねを歌いながら座布団の上のカップをとりあったりする他愛のない遊び、芸妓のお姐さまたちは実に優雅なはんなりとした風情なのですが、私がやるとついつい勝負に夢中になってしまい前のめりになっていました。競り合うと力が入るのは人間の本能のようなものなのでしょうか。歌をうたうときはもう一つ別のスイッチを入れて、お互い主張もしつつ寄り添うような気持ちになれるといいですね。あ~わたしはまだ人間の修業が足りませんが、気をつけて頑張ります。