フーガの出だし、パートソロになる部分は、ハダカになるパートが緊張する部分でもあるけれど、聞かせどころでもある。自信がないとヘロヘロになるし、といってうまく歌ってやろうとすれば力んでしまってこれもろくなことにならない。なかなか悩み多き部分です。そんなときに大事なのは「その気になる細胞」の使い方だと、マエストロがおっしゃっていました。心当たりがおおいにありありです。苦手だなぁ難しいなぁと思っていると、きたきたきた・・・・と体が硬くなってしまってうまくいきませんよね。まずは自分の中に「やだな細胞」をつくらないこと。何度か練習して、マエストロから「だいぶいいです」と言われると、気持ちがふっとふくらんで、もうちょっと前に進めそうな気がしてきます。「いける細胞」をコントロールして、自信を持って余裕を持って歌えるようになるまで、練習を積み重ねられるように気持ちを持っていくことも大事ですね。
ブラームスのネーニエをたっぷり歌いました。周りのパートをよく聴いてバランスを考えて歌う練習は、倍音がよく聞こえて気持ちがいい。いつのまにかとても穏やかな豊かな気持ちになっているような気がします。いい曲を歌っているとしあわせですね。求められるのは柔らかくてしかも強靭な音の質感。お家になかなか一升瓶は転がっていないけれど、息をうまく回せるようになってもっとうまく歌いたいです。