Q:ペットの白内障とは? - 2008年01月21日
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飼主の立場からのQuestions - ペットの白内障とは?
A: 日常診療でよく聞かれる質問のひとつですね。
一言で言えば、透明な水晶体が白く濁る病気です。
結果として、視力の低下や失明、ブドウ膜炎、緑内障などを招くことがあります。
白内障 この子は両眼性で、瞳の中が白く濁り、白内障が起こっていることがわかります。明らかに白いとわかりますので、とても進行している状態です。

では、水晶体とはどのようなものかといいますと、目の中にあって、カメラでいえば『レンズ』に当たる組織です。
犬、猫、ウサギなどペットの水晶体のサイズ(直径、厚さ)は人のそれよりも相対的に大きく、どら焼きを1枚半ほど厚くした形をしています。
余談ですが、その周囲には、細いひも状のチン小体といわれるものがあってハンモックのように水晶体は目の中に吊された状態になっています。振動も吸収できる免震構造になっているわけです。
ハンモックの片方は輪状の筋肉につながっていて、この筋肉が伸び縮みして水晶体の厚さを調節し、ピント合わせをしています。
眼球モデル 上半分は取り除き、内部の状況をわかりやすくしたもの。

さて、最初に書きましたが、透明な水晶体が濁る病気が『白内障』なんですが、ただ、濁るだけではなく、硬くもなっていきます。水晶体が硬くなると、そのピント調節の働きにも支障が出てきます。
白内障は、英名でCataract(カタラクト)といいますが、硬くもなりますので、硬(カタ)ラクトといったところでしょうか(^_-)-☆。
濁る機序はいろいろありますが、専門的になりますのでここでは割愛します。
感覚的にわかりやすくいいますと、生卵(透明なプルプルの白身)がボイルされると、白くボヨンボヨンと弾力のあるやや硬の状態になりますね。これが、白内障が進むということと理解していただいていいと思います。
水晶体モデル(様々な形の白内障

1:正常な水晶体(きれいに透明です) 2〜4:点状、Y字状、車軸状など様々な形の白内障モデル 5:水晶体全体が白くなった白内障(かなり進行した状態です)
注) 白内障は進行すると、視力の低下、失明だけでなく、ブドウ膜炎や緑内障などを引き起こすことが多いようです。
ejima_ac
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16:18
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