こんにちは、Perryです。
YouTubeにて旅ラジオを更新しました。
記念すべき初回は、はじめてのフィンランド旅です。
この時は2018年の3月頭でした。
留学をしたいという思いで、高校を出てからすぐ働き、貯金を極めて頑張っていましたが、職場での人間関係が上手くいかず、煮詰まってしまいました。
幸いにも、親身になって話を聞いてくれる上司がいてくれたおかげで、私は突然、5日のリフレッシュ休暇をもらいました。
その上司は旅行に行っておいでとのことでしたが、正直、旅行に行きたい場所などはありませんでした。
5日間の休みが迫った時、テレビをつけるとフィンランドのロヴァニエミの特集をしていました。
サンタクロースの故郷であり、北極圏にも位置する街、という紹介で、私は衝撃を受けました。
北極圏なんて厳しい所に街があるのか!
サンタクロースの故郷が現実の世界に存在するのか!
何より、誰でも行くことができるのか!
といった感じに。
それを見てすぐ、旅行代理店HISに行きました。
そこの代理店では若い女性の方がが対応してくださり、色々と私に教えてくれました。
1.航空券は個人でも手配できること
2.北極圏まで5日で行って帰ってくるのは厳しいこと
3.現地の鉄道やバスも個人で手配できること
主にそのようなことについて、具体的にホームページなども教えてくださりました。
そして、航空券はHISや、他のサイトで取り方のコツなど、私もサポートできるので、困ったら連絡してくださいねと連絡先まで教えてくださり、さっそく私はインターネットのHISで航空券をとりました。
値段は215,860円でした。
行きがJALで帰りがブリティッシュ・エアウェイズで、どちらもエコノミークラスです。
当時は、そこまで大きな買い物は10代の頃に楽器屋のアルバイトで貯めたお金で、楽曲編集の為に購入したiMac以来で、スマートフォンの決済のボタンを押した時は手が震えました。
フライトは月曜日の午前中で、私はその当日である月曜日の早朝まで勤務をしていました。
一緒に働いていた休暇をくれた上司も、行き先を北極圏と伝えると目を丸くしていましたが、月曜日の朝日が登る頃になるとフライトを控えた私を気遣って、早めに上がるようにアシストしてくれました。
そして、当日、成田空港に着くと、そこには祖父母と母が待っていました。
さらに、石巻の祖母や親戚、近所の人たちから、小遣いや食料を渡されました。
家族での記念写真などを終え、盛大に送り出され、税関に到着すると、食料が没収されてしまいました。
水分が多すぎたようです。笑
これは後になってから伝えましたが、当時は罪悪感に支配されながらのフライトでした。
フライトは緊張し過ぎていたことと、夜勤明けであったことから、本当に記憶にありません。
確実に寝ていたと思います。
ただ、本当にJALのCAさんは親切で、寝ていても起こすこともなければ、起きたらサッとやって来て機内食を出してくれたり、まさに神対応だったなぁと今になってすごく思います。
気がつくと、飛行機は離陸体制に入っていました。
真ん中の列の通路側だったので、機内から見た空港付近の景色はあまり良く覚えていません。
ヘルシンキ、ヴァンター国際空港に到着し、時計の針をずらすアナウンスを聴くと、いよいよ始まるんだなぁという緊張感に包まれました。
日本を離れる前、ヨーロッパには悪い人が沢山いて、日本人というだけで襲われるという話ばかりを聞いていたせいで、身を守ることに必死でした。
右も左もわからず、迷いに迷ってイミグレーションの場所まで来ると、日本人が次々と英語で質問されているのを目にします。
英語がわからなかった私は本当にテンパりました。
幸いなことに、私の並んでいた列の前に、同じ年齢くらいの女性2人組がいました。
いざ、自分の番になり、予め地球の歩き方などを読んで用意した答えを喉元まで抑えながら、質問をされますが、何を聞かれているのかわかりません。
その時、審査官の人がこう聞きました。
「Alone?」
今だったら、なんとも思いませんでしたが、当時、Aloneと聞かれると、1人でここにいることがヤバいことなんじゃないかと思い、私はNoと答え、前に並んでいた彼女たちと同じだと答えるとすんなり行き、入国できました。
笑い話です。
はじめて降り立ったヴァンター国際空港は、周りを気にする暇もなく、朝の東京駅のように、スーツケースを持ったまま早足で、ヘルシンキ市内へ行く環状線の切符売り場へ行きました。
切符を買う時も周りを不用意にキョロキョロし、実はこの機械知ってるんだぜ風に購入しました。
そして、長いエスカレーターを降りてホームへ。
すると、そこに来て、ようやく余裕が出て来たのか、周りが見えるようになりました。
その時に撮った写真がこちら。
私の動画にもよく出てきますね。
この時にはじめて、ラテン文字が並び、自分とは違う肌の色や顔立ちをした人種がいることに驚きました。
海外へ訪問したのだから当たり前なのですけどね。
ここまでが今回のお話でした。
...とここまで書いてみて、ラジオよりこっちの方が内容があって面白いなぁと我ながら思いました。
実は台本などは無しで進めていたのですが、次回からはきちんと記録を参照しながら話そうと思います。
はじめての旅からまた1つ学びましたとさ。
次回もお楽しみに!
ではでは。
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