駅伝鰻のブログ

三大駅伝(特に箱根駅伝)を中心に男子長距離界のことを気ままに書きたいと思います

本当にまさかまさかの展開の連続でした。
全チームが区間二桁を経験する超戦国駅伝、幕切れも凄まじいものでした。

※随時追記します。ひとまず5位までコメントしました。

総合優勝 駒澤大学(往路3位、復路2位)[予想4位]
白鳥区間15位-田澤区間7位-小林区間2位-酒井区間11位-鈴木区間4位 
花崎区間賞-花尾区間4位-区間4位-山野区間6位-石川区間賞
最後の逆転劇ばかり取り上げられがちですが、全員が序盤から突っ込む攻めの走りを貫いた結果なんですよね。その中で57分台花崎選手、大学の区間記録を塗り替えた佃選手、そしてゴールテープを切った石川選手と「谷間の世代」と呼ばれていた3年生が先頭を上回る走りでプレッシャーをかけていき、それが最後に結実しました。
終わってみれば全日本との二冠を達成、とても勝負強かったですね。「平成の常勝軍団」は「令和の常勝軍団」にパワーアップしていました。
改めて、優勝おめでとうございます!

2位 創価大学(往路1位、復路5位)[予想10位]
福田区間3位-ムルワ区間6位-葛西区間3位-嶋津区間2位-三上区間2位
濱野区間7位-原富区間2位-永井区間8位-石津区間賞-小野寺区間20位
濱野選手は大学初の60分切りどころか58分台で走り、原富選手は1秒差の区間2位。永井選手も遊行寺以降で今一度離し、石津選手はラストランを区間賞で飾りました。しかし、ここまでノーミスの走りとそれによってできた後続とのタイム差は、その分大きなプレッシャーと迫力ある追い込みという形で降りかかってしまったかもしれません。あと2㎞まで迫っていた栄冠へは、もう少し遠回りすることになりました。
それでも、戦前は完全にノーマークだったはずのチームが100㎞以上も先頭を走り、表彰台に上り詰めたという事実は確かなものです。メンバー7人が残る来年、もう一度頂点に挑みます。

3位 東洋大学(往路2位、復路9位)[予想7位]
児玉区間9位-松山区間4位-前田区間8位-𠮷川区間6位-宮下区間3位 
九嶋区間14位-西山区間12位-野口区間2位-小田区間7位-清野区間9位
決して万全のチーム状況ではなかったと思います。主力選手数名が走れず、西山選手も本来の走りではなかったはずです。何度も4位に落ちながら、最後の最後で3位を奪い返したのは鉄紺の意地以外の何物でもなかったでしょう。その立役者となったのは何度もエントリーされながら最初で最後の駅伝となったこの箱根で区間歴代上位を叩きだした野口選手、そして驚愕のラストスパートを見せた清野選手でした。区間賞こそ無かったですが、再び上昇気流に乗ってきたのは間違いなさそうです。

4位 青山学院大学(往路12位、復路1位)[予想1位]
𠮷田区間6位-中村区間14位-湯原区間14位-佐藤区間4位-竹石区間17位
髙橋区間3位-近藤区間3位-岩見区間3位-飯田区間2位-中倉区間4位
宣言通りやりましたね。6区髙橋選手が58分前半で終盤にシード圏内に浮上すると残りの4人も区間賞ペースで入って乗り切る走り、追いついても休まず順位を上げ続けました。最後の最後で抜き返されてはしまいましたが、復路優勝はしっかりと掴み取りました。
原監督のコメントにある通りの「スーパーゲームチェンジャー」が育成できれば、まだまだ黄金時代は続きそうです。

5位 東海大学(往路5位、復路10位)[予想2位]
塩澤区間2位-名取区間8位-石原区間賞-佐伯区間19位-西田区間7位 
川上区間5位-本間区間6位-濵地区間15位-長田区間9位-竹村区間8位
初駅伝の川上選手が58分台、本間選手は他校の主力選手を突き放すとここまではよかったですね。
8区以降順位は落としますが大崩れはせず、4年連続の5位以内、「5強」の意地を見せました。
3本柱が抜ける来年度は大きくチーム構成が変わることとなります。今回多く出走した2年生が主要区間を走れるかどうかで優勝候補に残れるかどうかが決まってきそうです。

6位 早稲田大学(往路11位、復路4位)[予想6位
井川区間5位-太田区間13位-中谷区間6位-鈴木区間3位-諸冨区間19位
北村区間8位-宍倉区間8位-千明区間5位-小指区間4位-山口区間7位

7位 順天堂大学(往路7位、復路8位)[予想11位]
三浦区間10位-野村区間10位-伊豫田区間5位-石井区間5位-津田区間13位 
清水区間2位-小島区間15位-西澤区間10位-鈴木区間11位-原田区間6位

8位 帝京大学(往路4位、復路11位)[予想5位]
小野寺区間13位-星区間12位-遠藤区間4位-中村区間9位-細谷区間賞
三原区間20位-寺嶌区間10位-鳥飼区間6位-橋本区間3位-山根区間11位

9位 國學院大學(往路9位、復路6位)[予想8位]
藤木区間12位-中西大区間15位-臼井区間7位-河東区間15位-殿地区間8位 
島﨑区間3位-徳備区間7位-伊地知区間9位-高嶌区間12位-木付区間3位

10位 東京国際大学(往路6位、復路12位)[予想13位]
丹所区間14位-ヴィンセント区間新-内田区間9位-宗像区間13位-荒井区間10位 
芳賀区間19位-佐伯区間賞-熊谷区間14位-加藤区間14位-杉崎区間12位

10位以内シード権

11位 明治大学(往路14位、復路7位)[予想3位]
児玉区間16位-加藤区間17位-小袖区間12位-櫛田区間7位-鈴木区間9位 
前田区間13位-手嶋区間11位-大保区間賞-富田区間10位-長倉区間10位

12位 中央大学(往路19位、復路3位)[予想9位]
千守区間17位-森区間16位-吉居区間15位-三須区間8位-畝区間18位 
若林区間5位-中澤区間5位-三浦区間7位-手島区間7位-川崎区間5位

13位 神奈川大学(往路8位、復路14位)[予想17位]
呑村区間4位-井手区間9位-川口区間10位-西方区間10位-北﨑区間11位 
宇津野区間12位-落合区間17位-安田区間11位-高橋区間20位-佐々木区間2位

14位 日本体育大学(往路15位、復路13位)[予想14位
藤本区間8位-池田区間3位-岩室区間11位-福住区間17位-村越区間16位 
菅沼区間17位-森下区間9位-大内宏区間17位-野上区間5位-名村区間17位

15位 拓殖大学(往路10位、復路16位)[予想15位
合田区間11位-ラジニ区間5位-新井区間18位-佐藤区間16位-石川区間5位 
佐々木区間18位-吉村区間16位-江口区間13位-竹蓋区間15位-工藤区間13位

16位 城西大学(往路13位、復路15位)[予想16位
砂岡区間7位-菊地区間11位-菅原区間17位-梶川区間18位-山本唯区間6位 
野村区間11位-藤井区間13位-新井区間19位-宮下区間13位-雲井区間19位

17位 法政大学(往路16位、復路17位)[予想12位]
鎌田区間賞-河田区間19位-松本区間12位-清家区間11位-古海区間12位 
須藤区間15位-田辺区間18位-糟谷区間12位-川上区間17位-中園区間15位

18位 国士舘大学(往路17位、復路18位)[予想19位]
山本区間18位-ヴィンセント区間2位-清水拓区間19位-木榑区間14位-孝田区間14位 
曽根区間9位-荻原区間14位-清水悠区間16位-三代区間19位-綱島区間16位

19位 山梨学院大学(往路18位、復路20位)[予想18位]
新本区間20位-森山区間18位-島津区間16位-オニエゴ区間賞-星野区間15位 
日影区間10位-木山区間19位-篠原区間20位-遠藤区間18位-渡邊区間18位

OP 関東学生連合(往路20位相当、復路11位相当)[予想18位相当]
難波区間10位相当-河村区間21位相当-小島区間18位相当-中山区間18位相当-杉浦区間21位相当 
大川区間14位相当-小坂区間13位相当-高槻区間12位相当-町田区間12位相当-松川区間6位相当

20位 専修大学(往路20位、復路19位)[予想20位]
高瀬区間19位-茅野区間20位-金久保区間20位-国増区間20位-野下区間20位
南(里)区間16位-成島区間20位-水谷区間18位-辻区間16位-服部区間14位
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やはり戦国駅伝でした。そんな中、往路を制したのは箱根一本で勝負することになったあの大学でした。

各監督のコメントはこのサイトで見ることができます→https://www.joqr.co.jp/hakone/henomichi/

選手名の  は当日変更、()内のタイム差は10位と比較しての差です。

往路優勝 創価大学 
福田区間3位-ムルワ区間6位-葛西区間3位-嶋津区間2位-三上区間2位
鈴木-横山-永井-石津-小野寺
変更予想:7区原富
本当に強かでした。3区まで3位前後の位置をキープし続けると、前回10区区間新嶋津選手が早々に首位に浮上、激坂王三上選手は初駅伝ながら差をさらに広げる快走。榎木監督含め誰もが予想していなかった往路優勝をわずか4回目の出場にして成し遂げました。
後続は2分以上離れており、駅伝好走経験のある選手もまだ複数人残っています。そして何よりタフなコンディションに強いのが創価大学。鬼門の6区さえ乗り切れれば総合優勝もあるかもしれません。

2位 東洋大学 +2分14秒
児玉区間9位-松山区間4位-前田区間8位-𠮷川区間6位-宮下区間3位 
九嶋-蝦夷森-腰塚-小田-清野
変更予想:7区西山、8区佐藤、9区大澤
松山選手が日本人2位の素晴らしい走り、宮下選手も区間記録保持者の意地を見せる追い上げでした。しかしながら3区4区が追いきれなかったこともあり優勝までは届きませんでした。
とはいえ主力をまだ大分残しているのは大きいです。6区で射程に捉えられれば一気に畳みかけていくこともできそうです。

3位 駒澤大学 +2分21秒
白鳥区間15位-田澤区間7位-小林区間2位-酒井区間11位-鈴木区間4位 
花崎-花尾-伊東-山野-神戸
変更予想:なし
田澤選手が序盤飛ばせず本領発揮とはいきませんでしたがそれでも7人抜き、職人小林選手の好走で優勝争いができるところまではきました。鈴木選手もライバルをうまく利用しながら耐えましたね。
復路の選手層の厚さは一番のはずです。全日本同様じわじわと追い上げ逆転を目指したいところです。

4位 帝京大学 +2分31秒
小野寺区間13位-星区間12位-遠藤区間4位-中村区間9位-細谷区間賞
三原-寺嶌-鳥飼-橋本-増田
変更予想:7区小野
2区までは流れに乗り切れなかったのですが遠藤選手が3年連続の好走で上位争いまで押し上げ、これまで鬼門だった5区では細谷選手が4人抜きの区間賞。満を持して優勝争いに名乗りを上げました。
8区に鳥飼選手、10区に増田選手が残っているのは脅威としか言いようがありません。6区7区で2位争いに絡めればこちらも初の栄冠が見えてきます。

5位 東海大学 +3分27秒(-3分26秒)
塩澤区間2位-名取区間8位-石原区間賞-佐伯区間19位-西田区間7位 
川上-佐藤-中嶋-長田-米田
変更予想:7区本間、8区濵地
3区までは予定通りの展開だったはずです。ライバルを振り落とし独走かと思いましたが佐伯選手が序盤から上がらず逆に大きく離される展開に、西田選手も上げきれませんでした。
それでも優勝へ向けては首の皮一枚繋がっているかと思います。まずは1分前の3校を早い段階で捉えたいですね。

6位 東京国際大学 +3分58秒(-2分55秒)
丹所区間14位-ヴィンセント区間新-内田区間9位-宗像区間13位-荒井区間10位 
林-善田-熊谷-加藤-川畑
変更予想:8区芳賀、9区佐伯、10区杉崎 6区村松、7区佐伯
やはりヴィンセント選手は怪物でした。権太坂前に全員を抜き去ると上りで顔をしかめながらも区間新、積んでいるパワーが違いました。その後も他校と競り合いながら区間中位でまとめ、ひとまずシード安全圏と言えそうな位置で往路を終えました。
こうなると主力選手が複数残っているのは心強いですね。前回苦しんだ6区さえ乗り切ってしまえば連続シードは目の前です。

※監督コメントに6,7区のみ変更とあったので予想を変更しました。

7位 順天堂大学 +5分23秒(-1分30秒)
三浦区間10位-野村区間10位-伊豫田区間5位-石井区間5位-津田区間13位 
矢野-小島-近藤-鈴木-吉岡
変更予想:6区清水、7区西澤
スーパールーキー三浦選手はスローペースに苦しみましたが、そこからがしぶとかったですね。野村選手が後ろからの大砲に惑わされず順位をキープすると伊豫田選手が全日本の借りを返す好走、ルーキー石井選手も続きました。
まだ安全圏とはいえないですがそこは「復路の順大」、ロードに強い上級生で逃げ切れるでしょうか。

8位 神奈川大学 +5分32秒(-1分21秒)
呑村区間4位-井手区間9位-川口区間10位-西方区間10位-北﨑区間11位 
宇津野-落合-小林政-菊池-巻田
変更予想:7区高橋、8区安田、10区佐々木
区間配置がドンピシャでしたね。呑村選手が叩き合いを耐えきり、井手選手は殊勲の67分台。故障明けのキャプテン北﨑選手も後半じわりと上げていきしっかりと逃げ切りました。
復路は複数人1年生が走ることになりそうでやや不安もありますが、今日のようなそつのない継走をしていきたいところです。

9位 國學院大學 +6分44秒(-9秒)
藤木区間12位-中西大区間15位-臼井区間7位-河東区間15位-殿地区間8位 
島﨑-田川-伊地知-高嶌-木下
変更予想:7区木付、10区徳備
Wエースを使って15位スタート、これは苦しいと思いましたが臼井選手と殿地選手が素晴らしかったですね。2人とも前の選手がほぼ見えない状態でのスタートながら最終的には3人抜き、地力を見せました。
実はまだ主力を複数残しており、特に島﨑選手は大きく稼ぐことが期待されます。3年連続シードへロケットスタートを見せていきたいですね。

10位 拓殖大学 +6分53秒
合田区間11位-ラジニ区間5位-新井区間18位-佐藤区間16位-石川区間5位 
兒玉-桐山-江口-竹蓋-関根
変更予想:10区佐々木
今年もしぶとさは健在でした。厳しい1区を初駅伝合田選手が耐えきるとラジニ選手5人抜き、一度13位まで落ちますが間に合った石川選手が後半で3人抜き。やはり往路はしっかりとまとめてきますね。
6区7区にいきなり主力を投入しており、ここで全てが決まりそうです。

10位以内シード権

11位 早稲田大学 +7分4秒(+11秒)
井川区間5位-太田区間13位-中谷区間6位-鈴木区間3位-諸冨区間19位
北村-半澤-千明-向井-室伏
変更予想:7区小指、9区山口、10区宍倉
27分台2人が日本選手権からの調整の難しさかもう一歩といったところでしたが鈴木選手が後半素晴らしい走りで3位に浮上、ただ1年生諸冨選手に今回のコンディションは酷でしたかね・・。
目標の3位以内はやや厳しくなりましたがひとまずシードはすぐ先です、6区も1年生なのは不安要素ですが8区以降の上級生で1つでも上の順位を目指していきたいですね。

12位 青山学院大学 +7分35秒(+42秒)
𠮷田区間6位-中村区間14位-湯原区間14位-佐藤区間4位-竹石区間17位
髙橋-近藤-岩見-横田-中倉
変更予想:9区飯田
神林選手の骨折、予想外のスローペース、竹石選手が複数回足を攣ってしまう・・・想定していなかった要素が重なり、まさかの順位に。ゲームチェンジャーが佐藤選手のみとなってしまったのは苦しかったですね。
とはいえシードを落とす戦力層では全くないはず。2年前のように復路優勝を目指しながら順位を上げていくでしょう。

13位 城西大学 +7分36秒(+43秒)
砂岡区間7位-菊地区間11位-菅原区間17位-梶川区間18位-山本唯区間6位 
野村-藤井-小島-山中-山本樹
変更予想:8区宮下、10区雲井
1区スローの煽りを受けて3本柱を生かしきれず一度はシードラインから大きく離されましたが、ルーキー山本唯翔選手が積極的に前を追っていったのが功を奏し流れを引き寄せることに成功しました。
復路は下級生主体、ほぼ全員初の箱根で読めない部分が大きいですが、前後のチームと競りながら上がっていきたいですね。

14位 明治大学 +7分55秒(+1分2秒)
児玉区間16位-加藤区間17位-小袖区間12位-櫛田区間7位-鈴木区間9位 
前田-丸山-大保-小澤-長倉
変更予想:7区手嶋
駅伝の流れが悪い方に作用してしまいました。先月軽い負傷があったという児玉選手が最後耐え切れず後退すると主力2人もなかなか前が見えず追えない展開に。それでも櫛田選手が立て直すと鈴木選手がなんとかシードの見える位置まではもってきました。
復路は平地全員28分台で揃えられそうな戦力ですが、過去にそれでも追いきれなかった例が何回かありましたし6区が本当に大事になってきます。

15位 日本体育大学 +8分30秒(+1分47秒)
藤本区間8位-池田区間3位-岩室区間11位-福住区間17位-村越区間16位 
菅沼-亀田-嶋野-野上-名村
変更予想:なし
3区まではうまく流れていましたね。特に池田選手の日本人トップ・日体大記録の快走は素晴らしかったです。ただ4区後半から後ろからじわじわ詰められていたことで5区終盤に一気に抜かれてしまいました。
ただまだ十分シード圏内は狙える位置です。1つ前の集団に追いつければ希望が大きくなっていきます。

16位 法政大学 +9分6秒(+2分13秒)
鎌田区間賞-河田区間19位-松本区間12位-清家区間11位-古海区間12位 
須藤-田辺-糟谷-中光-奥山
変更予想:9区川上
1区鎌田選手がピタリとはまり最高のスタート、3区から5区もしっかりと中位でまとめきりました。松本選手の追い上げは素晴らしかったですね。それだけに2区のアクシデントがなければと思わざるを得ません。
まだ少し10位と差はありますが、6区はここ数年得意にしていますからここで少しでも追い上げてチャンスを待ちたいですね。

17位 国士舘大学 +9分40秒(+2分47秒)
山本区間18位-ヴィンセント区間2位-清水拓区間19位-木榑区間14位-孝田区間14位 
鈴木-中西-清水悠-三代-加藤
変更予想:6区曽根
また1つ上のレベルで戦うことができました。1区山本選手がなんとか前が見える位置でつなぐとヴィンセント選手がまたも後半上げていくクレバーな走り。3区で順位を落としますがそこからは離されず、一斉スタートも回避できました。
6区は前回好走を見せている曽根選手です。ここで波に乗れれば、さらに上を目指せるかもしれません。

--8:10繰り上げ一斉スタート--

18位 山梨学院大学 +10分30秒(+3分37秒)
新本区間20位-森山区間18位-島津区間16位-オニエゴ区間賞-星野区間15位 
矢島-木山-篠原-遠藤-渡邊
変更予想:7区坪井、8区松倉
瀬戸選手の故障もありオニエゴ選手を後ろに回していたので、出遅れてしまうと厳しかったですね。それでもそのオニエゴ選手がほぼずっと単独走の中区間賞と力を見せつけ、星野選手も力を出し切れたと思います。
復路にもおそらく主力が何人か登場するはず、一斉スタートも生かして競り合いながら前に行きたいですね。

19位 中央大学 +11分9秒(+4分16秒)
千守区間17位-森区間16位-吉居区間15位-三須区間8位-畝区間18位 
若林-中澤-園木-手島-加井
変更予想:7区三浦
良いオーダーは組めていたのですが・・・。悪コンディションに弱いというウィークポイントが出てしまいました。ゲームチェンジャーとして配置された吉居選手も終盤体調不良で急落、畝選手は万全の状態ではなかったようです。
シード権は厳しくなりましたが、復路は地道に積み上げてきた選手がそろっています。意地を見せたいですね。

OP 関東学生連合 +17分38秒
難波区間10位相当-河村区間21位相当-小島区間18位相当-中山区間18位相当-杉浦区間21位相当 
大川-小坂-高槻-新田-松川
変更予想:9区町田
久しぶりに1区上々の滑り出しでした、61分台ランナーの力、そして麗澤大エースの力を見せましたね。ただ、2区が展開的に厳しくなるとその後も悪い流れに嵌り続けてしまいました。
またもうまく駅伝をすることができませんでしたが、毎年復路は善戦しているのですよね。ここ数年結果の出ている6区でうまく滑り出し、競り合う経験を持ち帰っていきたいです。

20位 専修大学 +21分58秒
高瀬区間19位-茅野区間20位-金久保区間20位-国増区間20位-野下区間20位
南(里)-成島-吉岡-辻-南(美)
変更予想:8区佐々木
7年ぶりの箱根、さらにエース木村選手が走れない上に2区中盤から単独走となるとこうなってしまうのはある程度仕方がなかったですかね。それでも繰り上げは回避できたのが救いでしょうか。
復路メンバー、補欠に入っている選手にはチームを支えてきた上級生がまだ残っていますから、来年への礎を残す復路にしていきたいですね。

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≪優勝争い展望≫
創価大-2分14秒-東洋大-7秒-駒澤大-10秒-帝京大-56秒-東海大

ここまでの争いでしょうか。ただ2分差はかなり大きいですね、少なくとも1区間で追いつける差ではなさそうです。ポイントは間違いなく6区になると思います、ここを創価大が59分を切るようだとかなり有利になりますし、60分を超えると厳しくなってくると思います。そして6区は5チームともに初出場の選手となるので、正直全く予測がつきません。7区以降は東洋大と帝京大がやや厚いとは思いますが、追い切れる差は1分だと思います。
予想としては、6区で58分半を切る選手がいた大学がこの中にいればその大学、いなければ創価大としてみます。

≪シード争い展望≫
順天堂大-9秒-神奈川大-1分12秒-國學院大-9秒-拓殖大-/-11秒-早稲田大-31秒-青山学院-1秒-城西大-19秒-明治大-35秒-日体大-36秒-法政大
10位と2分半以内の差の大学がこれだけいる大混戦です。そしてその中、しかも現在シード圏外の位置にいわゆる「5強」のうち3校がいるという恐ろしい状況です。もう予測することも難しいですが、言えることがあるとすれば6区終了時に最低でも10位と1分半以内にいないと厳しいということ、ブレーキが1区間でも出ると命取りになるということでしょうか。
一応予想としては、早稲田大、青山学院、順天堂大、國學院大がシードとしておきます。

気候を含め、本当に予測不能なことが多かった往路でしたし、復路もそうなると思います。
昨日も書きましたが、まずは全選手が無事に大手町に帰ってくることを祈りたいです。
そして、史上最高の熱戦を期待しましょう!
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。今年こそは復路が終わった後もしっかり書くことが目標です・・。

さて、ニューイヤー駅伝も終わりいよいよ明日から箱根駅伝です!
まずは事前情報・区間エントリーから見えてくる勝負のポイントについて見ていきたいと思います。

・1区はハイペースになるのか?
前回、61分台が8人という空前絶後の高速レースとなった1区。ここでの出遅れは致命傷になってしまいます。
そんな中、区間エントリーでは概ねエース格の選手を配置するチームと主力選手が入る余地を残しているチームに二分された印象です。

エース格→青学𠮷田選手、帝京小野寺選手、創価福田選手、順大三浦選手、城西砂岡選手など
当日変更で入る可能性がある選手→東海塩澤選手、國學院藤木選手、早大中谷選手、中大吉居選手など

この状況から、筆者は今回もハイペースになる可能性は高いと予想します。
上記で紹介したエース格の選手を配置した大学のうち、創価大・順大・城西大は序盤ででシードを争うライバルにできるだけ差をつけておきたい状況、かつ1区と2区で比較すると1区の方が貯金を大きく作れる可能性が高いと思われます。そして、そのような状況になれば優勝や3位以内を目指す大学もそれに乗じてライバルを振り落としに来る可能性は十分にあるでしょう。あとは前回の中谷選手のようなペースメイクがあれば区間記録も狙えるかもしれません。

・天候はどう影響する?
こちらのニュースに書かれている通り、都心部では好コンディション、好タイムのレースが期待できそうです。ここ2年で更新されなかった1区、9区も区間新が出るかもしれません。
一方、往路・復路ともに向かい風の予報であり、特に箱根山中は風が強まるとともに気温も予報によっては5度前後だったりと厳しい条件になりそうです。今年の5区6区は、速さよりも「強さ」がクローズアップされる大会になるかもしれません。

ということで、これらのことを考慮して順位予想をしてみました。

1位 青山学院大学
2位 東海大学
3位 明治大学
4位 駒澤大学
5位 帝京大学
6位 早稲田大学
7位 東洋大学
8位 國學院大學
9位 中央大学
10位 創価大学
11位 順天堂大学
12位 法政大学
13位 東京国際大学
14位 日本体育大学
15位 拓殖大学
16位 城西大学
17位 神奈川大学
OP 関東学生連合

18位 山梨学院大学
19位 国士舘大学
20位 専修大学

誇張抜きで本当に過去最高の大混戦だと思います。全日本でもそうであったように、1つの快走やブレーキの影響がとても大きなレースとなりそうです。
その中でも、今回の予想では「駅伝経験の多さ」「上級生の人数」を重視してみました。前述した箱根山中の天候を考えると、4~6区に下級生を多く配置している大学は少し大変かもしれません。ただ、今年度の状況の中で外からは見えていない部分も多々あると思いますので、終わってみればニューヒーローが続々誕生、ということも十分あり得ますしやっぱり分かりませんね(笑)
とにかく、全選手が力を出し切って無事に走り終えられることを祈るばかりです。

それでは、明日を楽しみに待ちましょう!
事前番組は7:00から、スタートは8時です!
筆者もTwitter @ekiden_anguillaで可能な範囲で実況等できればと考えています(当日変更はテレビで確認したい派(?)なので8時ごろからになると思います)、開催されることに感謝して「家で」じっくり観戦しましょう!
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ついにきましたね。
今年から当日変更が計6人まで可能になったこともあり、各校考えを巡らせているのがよくわかる感じになっています・・・。

・青山学院大学
𠮷田-中村-大澤-脇田-竹石 髙橋-近藤-岩見-横田-中倉
変更予想:3区神林、4区佐藤、9区新号、10区湯原

1区は2年連続𠮷田選手、2区は前評判通り中村選手に。そして5区は竹石選手ですね!基本的に当日変更はしてきていない区間のはずなので、このままいくでしょう。全体的に堂々と王道に組んできました。
他大学のオーダーを見る限りかなりの包囲網を敷かれているような感じがしますが、はまってきたという青山メソッドで振り切れるでしょうか。

・東海大学
市村-名取-田中-佐伯-西田 川上-佐藤-中嶋-長田-米田
変更予想:1区塩澤、3区石原、4区本間、7区竹村、8区濵地

2区5区は予定通りですが、他は3枚替えも有り得る気が・・?青学のオーダーを見る限り、振り落とすためには早いうちに貯金が必要なので惜しみなくエースを使っていくでしょうか。復路は全員初の箱根となりますが、近年得意としている6区や全日本区間賞の長田選手を中心に流れで逃げていく展開が理想ですね。

・國學院大學
門田-中西大-石川-藤村-殿地 島﨑-田川-伊地知-高嶌-木下
変更予想:1区藤木、3区臼井、4区河東、7区木付、10区徳備

2区は大翔選手でしたか・・・。となると1区は藤木選手or臼井選手となりそうですがこのメンバーだと藤木選手で真っ向勝負ですかね。山には自信があるはずですから3区4区を前回同様前が見える位置で繋ぎ切りたいですね。復路は主力投入が予想される6区7区で流れを作るのが理想でしょう、4年生の待つ9区10区の前にどこまで逃げていられるかが勝負です。

※木付選手往路という記事もありましたがあくまで希望している、というだけのようで・・。どうなのでしょう。

・帝京大学
小野寺-星-遠藤-新井-細谷 三原-寺嶌-鳥飼-橋本-増田
変更予想:4区小野、7区中村

主力もあまり隠さず出してきましたね、その中でもやや意外なのは鳥飼選手が8区のままだったこと。おそらく復路の攻めるポイントとしての配置でしょう、代わりに4区には小野選手か中村選手が入りそうですかね。
3区までのメンバーと復路の層の厚さは変わっていないので、課題の山をクリアしてミスなくつなげば過去最高順位も射程圏内にあるはずです。ポイントは3区職人となりつつある遠藤選手でしょうか。

・東京国際大学
三浦-ムセンビ-内田-宗像-荒井 林-善田-熊谷-加藤-川畑
変更予想:1区丹所、8区芳賀、9区佐伯、10区杉崎

留学生はムセンビ選手でした。となると日本人エース丹所選手は1区になりそうですかね。3区4区は主力を配置できているので、芳賀選手と佐伯選手は復路のポイントで投入となるでしょうか。山はひとまず予定通りの選手は置けたので、あとは凌ぎきれるかですね。
なんだかんだシード争いのできるオーダーにはなっていると思います。全日本で影を潜めてしまっていた競り合いの強さが戻ってくれば連続シードが見えてきそうです。

・明治大学
児玉-加藤-村上-金橋-樋口 前田-丸山-大保-小澤-長倉
変更予想:3区小袖、4区手嶋、5区鈴木、7区櫛田

主力を補欠に残しすぎている気がするのが少し気になります、アクシデントに備えているだけならばよいのですが。
問題なければこの4人を投入することになりそうです、小袖選手を経験のある7区に回して3区手嶋選手、4区櫛田選手も有り得るかもしれません。8区以降もスピードのあるランナーを残していますから、もつれる展開になればかなり強そうです。
前回やや出遅れた1区2区でしっかり戦えれば目標の優勝を争うことは十分可能だと思います。

・早稲田大学
辻-太田-菖蒲-鈴木-諸冨 北村-半澤-千明-向井-室伏
変更予想:1区中谷、3区井川、7区小指、9区山口、10区宍倉

1区3区がどちらも1年生になっていますが井川選手・中谷選手を残しているので最低でもどちらかは変更でしょうか・・・ややもったいない気はしますが。そして山もどちらも1年生。もっともこちらは前任者と争っているという情報はありましたから出走することになりそうです、ここは大勝負ですね。
こちらも復路には相当の自信がありそうですから、4区までに大きく貯金を作って余裕をもって山に入りたいところです。

※山口選手は今月上旬にシンスプリントで練習を積めなかった時期があったそうです。これがどう影響するでしょうか。

・駒澤大学
加藤-田澤-青柿-酒井-円 花崎-花尾-伊東-山野-神戸
変更予想:3区小林、5区鈴木、6区白鳥

田澤選手は2区で勝負ですね!これは楽しみ。そしてこれは鈴木選手が5区ですかね・・・?あとは小林選手がどこかに入れば万全だと思います。あとは近年主力も配置している6区がこのままなのかどうか、5区とセットで考えるとやはりどちらかは変わるきがしますがどうなんでしょう。
結構思い切った采配となったイメージです、これが吉と出るか凶と出るか・・。

・創価大学
福田-ムルワ-山森-吉田-森下 鈴木-横山-永井-石津-小野寺
変更予想:3区葛西、4区嶋津、5区三上、7区原富

やはり福田選手1区でしたね。そして3区4区は変わりそうなので、順当なら葛西選手・原富選手・嶋津選手の中から2人かなと思います。5区が三上選手ではないのは平地リザーブを兼ねているのか、それとも・・・?森下選手も5区候補ではあったのでどちらが走るかわかりませんね。復路は概ね予定通り組めているのではないかと思います。
順調にいけば序盤はトップ付近でレースを進められるはずなので、その流れのまま進めていきたいですね。

・東洋大学
児玉-松山-村上-𠮷川-宮下 九嶋-蝦夷森-腰塚-小田-清野
変更予想:3区西山、9区前田、10区大澤

もうこれしかないと割り切った感じがします。全日本同様の1区2区で耐え、西山選手・吉川選手・宮下選手で稼いでいく作戦でしょう。はまれば往路優勝も可能ですし、逆にどこかでミスがあるとシード圏外まで飛ばされてしまいそうですが、鉄紺の意地に期待というところですね。復路は7区以降実績のある選手で揃えられそうです、佐藤選手もどこかで入ってくるかもしれません。
ひとまず序盤での出遅れを回避し、上を見続けられる戦いとしていきたいところです。

・順天堂大学
三浦-野村-伊豫田-人見-津田 矢野-小島-近藤-鈴木-吉岡
変更予想:4区西澤、6区清水、7区石井
1区2区は報道通りでしたね、真っ向からリードを奪いにいきます。そして3区は伊豫田選手でした、石井選手はまずは別の区間からの登場になりそうです。補欠に実績のある選手が多いですがひとまず西澤選手と清水選手が入れば万全という気がします。牧瀬選手・原田選手は入るとすれば復路でしょうか。
全日本では2年連続で終盤失速、前回の箱根では出遅れから巻き返せずと直近の駅伝では苦しんでいますが、序盤の大砲と持ちタイムという自信を得てどこまで上がっていけるでしょうか。

・中央大学
助川-森-井上-池田-畝 若林-中澤-園木-手島-加井
変更予想:1区吉居、3区三浦、7区千守、8区三須

かなり主力を補欠に残してきました。6人全員使っても違和感がないくらいですが、最低限この4人は入ってきそうです。1区3区は前回の影響もあるか隠していますが、ライバルはじめ多くの有力選手が集まりそうな1区に吉居選手を持ってくると思います。3区に三浦選手が入れば3~6区は経験者で占められますし、7区以降も変更なしでも違和感のないメンバーでもあります。
2区終了時にシード圏内にいることができれば9年ぶりのシードが、上位にいることができれば目標の3位以内が見えてくることになりそうです。

・城西大学
砂岡-菊地-堀越-熊谷-山本唯 野村-藤井-小島-山中-山本樹
変更予想:3区菅原、4区梶川、8区宮下、10区雲井

やはり目を引いたのは菅原選手が補欠に入っていることと3区以降全員下級生になっていることでしょう。もし菅原選手が起用できないとなるとかなり苦しそうですね。一方、4区以降は梶川選手と宮下選手が入りそうなくらいであとはそのままでもおかしくないと思います。特に唯翔選手や山中選手は期待の表れと思われる主要区間、ここはしっかり戦えるポイントだと思います。
やはり層の薄さは否めませんが芦ノ湖までシード圏内でいってしまえば逃げ切れそうな勢いをもっているのも確かです、3区までの出来で結果が大きく変わってきそうです。

・神奈川大学
呑村-小林篤-川口-鈴木-北﨑 宇津野-落合-小林政-菊池-巻田
変更予想:2区西方、4区高橋、9区井手、10区佐々木

北﨑選手はやはり5区にきました。そして残りの往路ですが、おそらく変わりそうなところが2区しかないので主力のうち1人は復路、あるいは走れない可能性がありそうです。予想では全員走る予想をしてみましたがやはり不自然、あとは復路に1年生が集まっているのも気になります。
とはいえ金太郎飴のチームですから出遅れや大きなブレーキさえなければシード争いで食らいついていける戦力はあります。不安を杞憂に終わらせるような走りに期待したいです。

・国士舘大学
山本-ヴィンセント-長谷川-島村-孝田 鈴木-中西-清水悠-三代-加藤
変更予想:4区清水拓、6区曽根、9区木榑

オーソドックスな並びで勝負にきました。ただ6区はスピードランナーの鈴木選手、曽根選手は補欠に入っているのでもしかすると平地で勝負することもあるかもしれません。復路は交代なしでも十分戦えそうですが、木榑選手はどこかに入ってくると予想します。
ここ数年3区や4区で逆噴射してしまっていましたが、今回は経験者も入っていますし心配は少なそうです。いよいよ堂々とシードを取りに行きます。

・日本体育大学
藤本-池田-岩室-岡嶋-村越 菅沼-亀田-嶋野-野上-名村
変更予想:4区大内宏

主力をほぼ隠すことなく、真正面からぶつかりにきました。3区までは多くの予想通り、5区は激坂王で好走した村越選手になりそうです。復路は7区に前回のリベンジを期す亀田選手、そして8区9区は前回と同じ2人で4年生の意地を見せにいきます。
特に復路はシードを獲得していた頃の安定感を彷彿とさせるメンバー構成です。それを生かすためにも、3区まででリードを得て是が非でも往路をシード圏内で終えたいところです。

・山梨学院大学
新本-森山-島津-瀬戸-星野 矢島-木山-篠原-遠藤-渡邊
変更予想:3区オニエゴ、5区松倉、7区坪井、8区日影

ちょっと予想外のオーダーでしたね。1区期待の1年生新本選手、2区日本人エース森山選手となるとオニエゴ選手は3区でしょうか。そしてそれでもなお主力が補欠に多いので、誰かは5区になるかもわかりません。復路は9区10区はそのままだと思います、ここまでボーダーライン上で粘れればかなりチャンスです。
ハイペースに巻き込まれるのがやや恐いですが、新たな歴史の一歩目として確かなスタートを切ってほしいですね。

・法政大学
宗像-河田-松本-徳永-古海 須藤-田辺-糟谷-中光-奥山
変更予想:1区鎌田、5区清家、9区川上

これは大勝負をかけてきたかもしれません。鎌田選手かと思われていた2区は河田選手、ということは鎌田選手1区で戦おうということではないでしょうか。これで川上選手を勝負所に使えるならば大きなプラスになります。あとは清家選手が起用できれば現状のフルメンバーですかね。
シード復帰に向けてできることは全てやってきました。当日の戦略にも注目ですね。

・拓殖大学
合田-吉原-新井-佐藤-山﨑 兒玉-桐山-江口-竹蓋-関根
変更予想:3区ラジニ、5区石川、8区佐々木

駅伝ファンの注目を一番集めたのではないでしょうか。エースのラジニ選手が補欠登録、しかし往路メンバーは全員そのままでもおかしくない主力揃い。一応3区に投入予想ですが、誰か主力が走れない可能性が高そうです。一方、復路にもしっかり戦力を残すことはできているのでもつれれば面白くなります。
当日の答え合わせは果たしてどうなるでしょう。

・専修大学
高瀬-木村-粟江-国増-野下 南(里)-成島-吉岡-辻-南(美)
変更予想:3区茅野、6区金久保、8区佐々木

1年生エース木村選手は2区、そして全体的にはオーソドックスな組み方となりました。
今年の関東インカレ5000m覇者の高瀬選手が食らいついていければ流れの中で戦うことができそうで目標の15位以上が見えてきます。山は希望者がエントリーされていますが秘密兵器なのか、はたまた主力を投入してくるのかわかりません。ただどちらにせよ山を想定した練習はずっと積んでいるとのことですので、見せ場を作っていきたい。
思えば7年前の本戦は高速化元年、そこについていけなかったことから長いトンネルが始まりました。復活初年度、あの時を乗り越えることができるでしょうか。

・関東学生連合
難波-河村-小島-村上-杉浦 大川-小坂-高槻-新田-松川
変更予想:9区町田
予選会の上位10人から入れ替わっているのは町田選手と新田選手だけですね。そしてオーダーは事前の記事などから大分変わりました。特に山は希望しているといわれていた2人が2区3区に。61分台コンビは1区4区に分かれました。確かに6区エントリーの大川選手が在籍している大学には過去に6区経験者がいましたし、こちらの方が合っているのかもしれません。
ここ数年の課題である1区2区さえ乗り切れれば本当に楽しみなオーダーです。名将揃いのコーチ陣の当日の采配にも注目です。


あとは順位予想・軽い展望を元日にアップすると思います。
それではよいお年を!
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いよいよ明日区間エントリー発表ですね。
なんとか全チーム間に合いました。

・日本体育大学(前回17位、予選会6位、全日本12位)
【4年】池田耀平、岩室天輝、大内一輝、亀田優太朗、嶋野太海、菅沼隆佑、野上翔大、福住賢翔、森下滉太
【3年】大内宏樹、岡嶋翼、佐藤慎巴
【2年】名村樹哉、藤本珠輝、村越凌太、盛本聖也
【1年】なし
予想:藤本-池田-岩室-大内宏-福住 盛本-名村-村越-野上-嶋野

3区までは全日本同様この3人でいくのではないでしょうか。5区は福住選手と村越選手の争いのようですね、両選手とも予選会では結果を出しているのでこの2人で8区を含めた2区間が計算できると大きいです。6区は前年から準備していることが伝えられている盛本選手が満を持して出陣となるでしょうか。復路後半に経験豊富、かつ前回の悔しさを味わった上級生が控える布陣が組めると不気味な存在になってきますね。

・山梨学院大学(96予選会17位、予選会7位、全日本13位)
【4年】荒井祐人、遠藤悠紀、瀬戸祐希、日影優哉、森山真伍
【3年】坪井海門、松倉唯斗、矢島洸一、渡邊晶紀、P・オニエゴ
【2年】伊東大暉、木山達哉、篠原楓、星野一平
【1年】島津裕太、新本駿
予想:瀬戸-オニエゴ-森山-松倉-荒井 日影-坪井-新本-渡邊-遠藤

4区まではこの4人が有力でしょう、Wエースはこの配置の方がお互いの適正にあっている気がします。
山は経験者がいないためひとまず希望している選手をそのまま予想しました、ここが大きなポイントになりそうです。復路は前回学生連合で好走している渡邊選手が間に合ったのが大きく、一番効果的な区間に置きたいですね。
決して万全とはいえない16人エントリーでしたが、復帰1年目とは思えない戦える陣容にはなっていると思います。

・法政大学(96箱根15位、予選会8位)
【4年】奥山智広、糟谷勇輝、田辺佑典、古海航、須藤拓海
【3年】鎌田航生、久納碧、清家陸、中光捷
【2年】川上有生、河田太一平、中園慎太朗、徳永裕樹、松本康汰
【1年】稲毛崇斗、宗像直輝
予想:松本-鎌田-川上-河田-清家 須藤-宗像-稲毛-久納-糟谷

コロナ渦の影響もあったか珍しく秋の記録会に多く出場してきました、その中でしっかりと主力であることを示した3人がそのまま前半区間に入るでしょう。4区は前回好走の河田選手、5区は前回9区7位かつ5区希望の清家選手がいるので往路はすんなり決まりそうです。復路は単独走の練習を積んできた久納選手、期待のルーキー2人と積み上げてきた4年生で組めれば一番良いでしょうかね。
高速化に対応できなかった前回の教訓を生かしたオーダーになってくると思います、果たしてどうなるか。

・拓殖大学(96箱根13位、予選会9位)
【4年】青柳拓郎、石川佳樹、吉原遼太郎
【3年】新井遼平、桐山剛、合田椋、兒玉陸斗、佐藤広夢、竹蓋草太、山﨑晃志郎
【2年】江口清洋、工藤翼、佐々木虎太郎、関根大地、吉村陸、J・ラジニ
【1年】なし
予想:合田-ラジニ-吉原-桐山-石川 佐々木-竹蓋-新井-兒玉-吉村

往路は前回一定の結果が出ていましたのである程度それを踏襲してくるかと思います。その中でも1区はここ2年少し遅れすぎてしまっている面があるため28分台ランナーを起用すると思いますが、2区3区にエースを並べる傾向もあるのでこうしてくるかなと予想しました。復路はここ2年起用されていた選手が外れてしまいましたが、6区は希望している佐々木選手、主力及び主力候補を投入する傾向のある7区9区に実績のある2人を置くとみました。
鬼門の1区6区を乗り越えられそうな配置ができれば、ラジニ選手のパワーを最大限に生かしていけそうです。

・専修大学(96予選会14位、予選会10位)
【4年】大石亮、茅野雅博、辻海里
【3年】金久保遥、佐々木詩音、服部友太、南美空翔
【2年】国増治貴、高瀬桂、成島航己、南里樹、吉岡拓哉
【1年】粟江倫太郎、木村暁仁、野下稜平、水谷勇登
予想:木村-茅野-高瀬-南(美)-佐々木 服部-辻-水谷-金久保-大石

7年ぶりの本戦復帰、学生連合でも出走メンバーがいないということで全くわからない状況ではありますが、ひとまず主力をしっかり並べるのではないかと予想しました。木村選手、高瀬選手は関東インカレにも出場していますしスピード区間で勝負、主将茅野選手や辻選手が要所を締めていく感じが理想でしょうか。学生連合選出経験ありの大石選手も間に合いましたので、復路のどこかで見たいですね。
目標はまず15位ということで控えめではありますが、着実に足跡を残していける箱根にしていきたいですね。

・関東学生連合
【4年】梶山拓郎(流通経済大)、難波天(麗澤大)、前山晃太郎(桜美林大)
【3年】厚浦大地(関東学院大)、河村悠(亜細亜大)、小坂友我(日大)、杉浦慧(慶大)
【2年】小島慎也(中央学院大)、大川歩夢(東京経済大)、新田颯(育英大)、松川雅虎(芝浦工業大)、村上航大(上武大)、町田康誠(駿河台大)
【1年】菊地駿介(大東大)、高槻芳照(東農大)、中山凜斗(立大)
予想:難波-村上-高槻-町田-河村 小島-中山-杉浦-小坂-松川

今回は選考基準が外部に漏れておらず、出場している記録会も個々人によって違うという環境でもあるため、出走メンバーからもう予想がつきませんが、ひとまず予選会上位10人を基本線に、1万m28分台など11月好調だった中山選手を入れて組んでみました。1区2区は61分台コンビ、5区6区は希望者2人ですんなりいきそうですが、それ以外の区間は合宿の結果次第という形になってきそうです。
筑波大・弘山監督の発信や采配にも注目が集まっている連合チーム、史上最強の前評判通りの走りを見たいですね。
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