駅伝鰻のブログ

三大駅伝(特に箱根駅伝)を中心に男子長距離界のことを気ままに書きたいと思います

2017年10月

続きです。

・大東文化大学
予想:林-原-前田-谷川-奈良-川澄-齋藤-山本


ここ2年鬼門となっている1区、さすがに3年連続で原選手は酷だろうと思いもう1本の柱に成長した林選手としてみました。そしてさらに出し惜しみせず原選手、前田選手、谷川選手と並べてアグレッシブにいくのが面白いのではないかと思います。後半は昨年は苦しんだものの着実に主力に成長している2年2人と今年になってロードの実力もついてきた齋藤選手に楽に走ってもらい経験豊富な山本選手に託すという感じになると理想ですね。

・法政大学
予想:坂東-佐藤-佐々木-青木-土井-福田-磯田-矢嶋


1区坂東選手は外せないでしょう。青木選手は8区も考えましたがまだ流石に早いと考え4区に、ゲームチェンジャーの役割を果たしてもらえればという思惑です。土井選手は本来なら主要区間ですが出雲でメンバー漏れしていたことも加味して比較的走りやすい区間の起用を予想してみました。出雲はまさかの展開となってしまっただけに経験値的な面での不安もありますが距離が延びるほど強くなりそうなので期待したいですね。

・帝京大学
予想:畔上-竹下-横井-佐藤-星-平田-島貫-岩佐


箱根予選59分台トリオをどう配置するか悩んだ末にこのような感じに、3人とも着実に区間一桁ではまとめてきそうな感じがあります。また前回8区の平田選手は箱根予選で転倒もありましたし繋ぎ区間で稼ぐ役割の方が今回は合うかなと思いました。
星選手、田村(丈)選手、濱川選手辺りは本当に横一線の争いだと思いますし誰が出てきても繋ぎ区間なら区間上位で戦える状態でもあると思います。ピーキングさえ合わせられればシード争いも夢ではなさそうです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

続きです。

・神奈川大学
予想:山藤-鈴木健-荻野-鈴木祐-多和田-越川-大川-大塚


復活した大エース、鈴木(健)選手をどこに置くか迷いましたが一番走りやすい2区でどうでしょうか。主要区間は出雲をベースに埋め、あとは直近の調子も含めての判断です。また大川選手が復活しているという見立てでオーダーに入れましたが宗選手が走る可能性もありそうです。

・東海大学
予想:鬼塚-關-阪口-松尾-塩澤-館澤-三上-川端


1区は引き続き阪口選手の可能性もあると思いつつ鬼塚選手に昨年のリベンジを兼ねて託すと予想。阪口選手は3区で爆走してもらい距離は上尾ハーフ以後で踏んでいくのではないかと思っています。あとは順当に並べたのですがこれでも高島平59分台の國行選手や日体大記録会で29分1桁の湊谷選手が入らないのですよね・・。前回のようなアクシデントがなければ本当に好調な選手が出てきそうです。

・國學院大學
予想:浦野-向-江島-土方-河野-松永-内田-國澤


前半のスピード区間はトラックが得意な3人に踏ん張ってもらい4区以降でロード巧者を起用すると読んでみました。アンカーは前回同様國澤選手と予想、今回は区間一桁を狙っていってほしいと思います。河野選手、松永選手は出場となれば初の三大駅伝ですが箱根予選で結果を残しているので十分他校と戦っていけると思います。前回記録した過去最高順位も狙っていけそうな布陣ですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加

続きです。

・駒澤大学
予想:工藤-下-小原-高本-加藤-堀合-中村-片西


出雲で1区失敗してしまいましたし工藤選手と片西選手は動かせないと思います。とすると2区4区ですが2区は出雲で復調をアピールした下選手、4区は主将高本選手と予想しました。2区加藤選手や4区堀合選手も有力ですかね。出雲未出場組ではロードで安定している中村選手がくるのではないかと感じていますがどうなるでしょうか。

・中央学院大学
予想:大森-横川-新井-高砂-高橋-藤田-福岡-廣


覚醒した大森選手は1区から外せないでしょう。2区4区も前回そのままでいけそうな感じです。3区は高橋選手辺りかとも思いましたが新井選手なら万全であれば区間賞争いも可能かと考えます。出雲では試練となったアンカーは駅伝経験豊富かつスピードもついてきている廣選手が適任かなと思いました。ほかに細谷選手も万全ならもちろんメンバーに入ってきそうですし良くも悪くも発表までチーム状況が読めないですね。

・東洋大学
予想:西山-相澤-吉川-小笹-今西-渡邊-小早川-山本


出雲同様前半は特攻して良いと思います。ということで28分台3人を序盤に配置、ここでトップ争いはしておきたいです。またアンカーは前回好走した山本選手で問題ないでしょう。
問題は5~7区の繋ぎ、ひとまず出雲出走の2人と前回7区の小早川選手と予想しましたが3人とも状態が心配、出雲から連続エントリーとなっている中村選手の可能性も十分あるかと思います。
このエントリーをはてなブックマークに追加

来週末に迫っている全日本大学駅伝。23日に13人エントリーが公開されました。
関東勢15校のオーダー予想を5回に分けてしていきたいと思います。
エントリー一覧はこちらをご覧ください→http://daigaku-ekiden.com/syutsujyou/

・青山学院大学
予想:梶谷-田村-鈴木-橋詰-小野田-森田-神林-下田


1区はかなり悩ましいです。出雲で100%の状態でないまま1区出走し最後フラフラになった梶谷選手をもう1回使うかどうか。上では今まで同様2区にジョーカー田村選手を置くことでもう1回と予想しましたが、万全であれば鈴木選手や田村選手の起用もありそうです、意外に小野田選手も面白いかもしれません。
残りの主要区間はエース格を、繋ぎ区間は経験者重視で予想しましたが後者は調子次第で大きく変わってくることも予想されます。

・早稲田大学
予想:太田-新迫-宍倉-永山-石田-光延-藤原-安井


出雲の結果は調整不足からなのか主力の不調からなのか、ひとまず昨年同様前者であると考えて順当に配置しました。全体的に叩き上げのメンバーが多い中、3区をルーキー宍倉選手と予想しましたがここに入ってくることもありそうです。

・山梨学院大学
予想:上田-永戸-市谷-久保-片山-河村-出木場-ニャイロ


箱根予選でメンバー外だった市谷選手が復帰、3区として負担を軽減しつつ1区2区を含めてロケットスタートを狙うオーダーとしてみました。ここで3位以内につけられれば悪くてもシードは確保できるという算段です。ただ河村選手が箱根予選で失速した影響があるとこの区間に回ってくるかもしれません。
いずれにせよ三大駅伝初出場の選手が多くなることが予想され楽しみです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

有力留学生の不発、伝統校を襲ったアクシデント・・・。今回の予選会もいろいろなことが起きました。
細かい成績は時間の都合上記載できません、こちらをご覧ください
→http://www.kgrr.org/event/2017/kgrr/94hakone-yosenkai/sougo.pdf
http://www.kgrr.org/event/2017/kgrr/94hakone-yosenkai/kojin.pdf

1位 帝京大学(予想1位
10番手で101位という素晴らしい集団走はもちろんのこと、畔上選手が日本人トップとなるなど59分台を3人出し総合で10時間5分を切る完璧なレースでした。
箱根はもちろんのこと、全日本でもシード争いできるのではないかという期待も抱かせる結果ですね。

2位 大東文化大学(予想2位
昨年同様5㎞からずっと上位、後半は前回ほどではありませんでしたがそれでも61分切り7人で圧倒的な力の差を見せつけました。
奈須選手以降のロードが未知数だった選手も無難に走りきり今季の選手層に不安はなさそうですね。

3位 中央大学(予想11位)
スピードだけでなくスタミナもしっかりついていました。上位3人が第二集団でしっかり走り、特に中山選手は日本人2位と飛躍を見せました。さらに1年生も全員61分半以内にまとめ文句なしの結果ですね。
実は予選会でここまで上位なのは初めて、新しく生まれ変わったCの文字が箱根路に帰ってきます。

4位 山梨学院大学(予想3位)
監督が状態を心配していたニャイロ選手が57分台の大稼ぎ、フリーで走った3人は60分前半にとどまりましたが初出場組の集団走がしっかりまとまりましたね。
ここに市谷選手らが戻ってくると全日本は楽しみな存在になってきます。

5位 拓殖大学(予想12位)
デレセ選手は何かあったのか序盤からずっと後方で総合も60分半ばでしたが戸部選手、西選手、赤崎選手がそれを補って余りある59分台の好走、白髪選手など経験の少ない選手もきっちり走り終わってみれば余裕の通過でした。ロードは流石の強さですね。

6位 國學院大學(予想4位)
60分切りはいませんでしたが4年生が集団走をきれいに決めてきましたね。8人が100位以内に入りました。
質の良い金太郎飴はできています、あとは浦野選手が絶対的な柱になってほしいところです。

7位 国士舘大学(予想8位)
戸澤選手が9番手、ギトンガ選手に至ってはチーム最下位の12番手でしたが全員が62分を切る安定感で連続出場、途中は上位もうかがい住吉選手が集団から抜け出そうとするなど見せ場も作りました。
ここ2回の本戦出場で鬼門になっている1区が埋まれば戦える戦力にはなってきていると思います。

8位 城西大学(予想7位)
金子選手、菅選手はロードの強さを発揮、前回大失速してしまった西嶋選手も今回はきっちり稼ぐなど個人でもチームでもリベンジを果たしました。
もう少しいける戦力ではあるはずです、まずは全日本でシード校を脅かしておきたいですね。

9位 上武大学(予想9位
久しぶりの20㎞となった井上選手が後半大きく落ちてしまいましたが坂本選手と太田黒選手が60分を切るなど他の主力選手がしっかりまとめ集団走が生きる展開に持ち込みました。
これで初出場から10年連続の本戦、前回からのさらなる飛躍を目指していきたいですね。

10位 東京国際大学(予想10位
鈴木(博)選手が欠場、スタンレイ選手も駐屯地を出た辺りで先頭集団から離れた時は前回の悪夢が頭をよぎりました。しかしそこからスタンレイ選手が粘り通し、集団走の第2グループがじわじわと上位との差を詰めたことで17.5㎞地点で2秒差に、そして最後の最後でひっくり返しました。
山は濱登選手がいますしスタンレイ選手ももっとやれるでしょう、さらに今回9番手だった渡邊選手が上がってくれば怖い存在になりますね。

11位 日本大学(予想14位)
ワンブィ選手が腹痛を耐えて59分4秒、高野選手も転倒で血まみれになりながら60分台で走りきり意地を見せました。がしかし3番手以降が61分オーバー、10番手まで61分台でまとめるも純粋に力負けでした。
武者監督の試合後のコメントが一部から批判を受けているようですが、全日本予選を見ても日本人選手だけでは勝負にならないところまできてしまっているのは確かです。再び訪れた試練、今度こそ完全に立て直すことができるでしょうか。

12位 創価大学(予想5位)
ムイル選手はクレバーな走りでまとめましたがスピードレースの中で集団走が悠長すぎたでしょうか、15㎞地点でボーダーから3分近く離されてしまってはどうしようもありませんでした。
規定が変わったことにより学生連合で走ることもかなわず、試練の冬となります。それでも3年生以下が多く伸びしろは十分なはずです。前回のように来年また一回り大きくなって復帰できるでしょうか。

13位 明治大学(予想6位)
坂口選手が直前の体調不良により欠場、5㎞地点でチーム1位だった三輪選手が転倒に巻き込まれ棄権と大きな柱をアクシデントで2本失ってしまいボーダーで粘ったものの最後は公園内で力尽きてしまいました。
それでも南選手が中島選手とほぼ同タイムで走ったこと、佐々木選手と大保選手が61分前半で走り切ったことは今後プラスになってくるはずです。三大駅伝唯一の出場となってしまった全日本で意地を見せたいですね。

14位 専修大学(予想15位)
エース長谷川選手が60分前半、4年生2人が60分台で走りきり10番手も62分5秒と近年の中では健闘、底は脱した気がします。
長谷川選手はまだ2年生、学生連合での経験をチームに持ち帰って来年の箱根復帰を目指してほしいです。

15位 麗澤大学
前回学生連合選出の国川選手は上がりきりませんでしたがチームトップで学生連合選出が確実な宮田選手から7人が61分台、大躍進を見せました。
今回走った選手で4年生は二人のみ、しかもスピードレースでこの結果ですから来年以降要注意の存在です、初出場も夢ではなくなってきました!

16位 東京農業大学(予想13位)
小山選手が安定の好走、金子選手や川田選手が61分少しと成長を見せましたが4年生が4人63分台では勝負になりませんでした。
ただここにきて下級生のアピールが活発になってきました、小山選手が最終学年となる来年は本当に勝負の年になります。

・学生連合に(おそらく)選ばれる選手
20位近藤秀一(東京大学)、36位長谷川柊(専修大学)、43位中島大就(明治大学)、56位田部幹也(桜美林大学)、69位相馬崇史(筑波大学)、76位根岸祐太(慶應義塾大学)、82位金子鷹(東京農業大学)、84位溜池勇太(日本薬科大学)、88位矢澤健太(芝浦工業大学)、90位宮田僚(麗澤大)[ここまで10人]、92位阿部涼(日本大学)、114位田﨑聖良(亜細亜大学)、120位後藤蓮也(平成国際大学)、136位田島光(関東学院大学)、141位谷野稜弥(流通経済大学)、142位河口昂平(駿河台大学)

今年から規定が変更になり、箱根未出走選手のみが選出されることとなりました。その中で上位10人に桜美林大学、芝浦工業大学などの選手が入り、新しい風を吹き込んできましたね。そしてこのままであればおそらく箱根路に東大、慶大が帰ってきます!近藤選手は3度目の正直で悲願達成、1区希望ということで様々な面で大いに期待できそうです。

個人的な順位予想の反省&雑感→順位の完全的中は1位2位9位10位、通過校予想は8校的中でした。東京国際10位を当てられたのは嬉しい反面、ロード型チームで創価ではなく拓殖を落としたのは完全に持ちタイムしか見ていなかったというか調整力を見誤っていたというほかないです。中央3位と明治予選落ちはもう仕方ないです。こればかりは当たらないですね。
とりあえずこれからもまだまだ勉強ですね・・。

上半期よりはなんとか時間が確保できているのでこれから箱根に向かって昨年ほどは厳しいですが更新頻度を少しづつ戻していきたいです。
とりあえず次回は全日本のエントリー発表でしょうか・・・。
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ