久しぶりの光原さん、嬉しいですね〜〜
新しく劇団を立ち上げるため、一緒にやっていく仲間を集めている度会恭平。
彼は自分がこれぞと思えるメンバーを求め、人材を探す過程で、様々な謎に出合う・・・。
光原さんらしい、とても優しく、楽しい雰囲気あふれる連作短編集。
度会が仲間に選ぶ人たちは、ひと癖もふた癖もあるツワモノ揃いですが、それぞれに傷ついたり、傷つけられたりした苦い思い出を持っている。度会は、彼らの辛い思い出と真実とのあいだのギャップを埋めるという作業を優しく行っていきます。
そうして、仲間を増やし、劇団�鵝淵侫．ぁ砲郎能�章で、ようやく初舞台を迎えます。
最終章では、ついに○○まで仲間にしてしまう・・・？おそるべし。
度会の相棒の立場にある風見爽馬という役者くんがなかなか面白いのです。
ちょっとすっとぼけすぎ・・・という気がしないでもないですが、芝居となるときりっと締めてくれるところが頼もしいところ。彼の推理もなかなか冴えています。
彼のことをこんな風に表現している文章がありました。
『普通の人間なら大人になる過程で当然獲得する幾つかのことを獲得しそこね、当然失うはずのたくさんのことを無くさないまま大人になったらしい彼の瞳は、驚くほど深く静かな光をたたえていた。』
とくに「最後の言葉は・・・」と「彼が求めたものは・・」が印象的でした。
劇団�鵑亮，慮�演はいつでしょう？楽しみですね〜〜
コメント
コメント一覧 (12)
引用してらっしゃるあの箇所は、ほんとポイントですよね。
旗揚げ公演が、ぜひ見てみたいです！
ところで光原ファンならではのお楽しみのポイントが
2つほどありましたよね。そんなファンサービスも嬉しかったです♪
お楽しみポイント２つですか？
ううう・・・ファンなのにわからなかった私・・・。（恥）
「時計を忘れて〜」と「遠い約束」と「十八の夏」の３冊を読んでいるんですが・・・この中にヒントありますか？
こっそり教えてくださいまし・・。
「時計を忘れて〜」と「十八の夏」を読んでいただいていれば大丈夫ですので、気が向かれたら探してみてくださいね。「十八の夏」のほうがわかりにくいかしら、詳しく言えば、収録作の一つ「兄貴の純情」に関係したポイントです。
こちらにもいらしてくださったなんて、またまた感激♪です。
お楽しみポイント、わからなくてスミマセン・・。
何せ「時計を忘れて〜」と「十八の夏」は借りて読んだので今手元になくて、それに読んでから何年か経ってますし・・（オロオロと言い訳・・）
でも、どの本もとても好きなんです。「遠い約束」は小学５年の息子も楽しんで読ませていただいてます。
「兄貴の純情」はとても楽しいお話でした。四季さんからお楽しみポイントのことをお聞きしたときに、確か「兄貴」が役者さんだったなぁ・・、もしかして・・・と思っていたのです。
何とか探してみまぁす。
コメント本当にありがとうございました。
yuriさまというのはもしや？？？うわー（勝手に興奮）。
私も劇団で、「兄貴の純情」のあの濃いお兄さんを思い出しました。これは確認しないといけませんねぇ・・。そして「時計を忘れて〜」も、ますます読みたくなりました。
ふたつのお楽しみポイントも、四季さんのおかげ確認できました。
他の作品のキャラクターがゲスト出演というのは、ファンへの嬉しいプレゼントですね。
是非「時計を忘れて〜」も読んでみてくださいね。
TBさせていただきました。
お楽しみポイント。ひとつはわかったんですけどね〜感想にも書いちゃったし^^;
あとひとつは、今「十八の夏」を引っ張り出して読んでるんですが……。
絶対見つけてやる〜。
ＴＢ＆コメントありがとうございます。
お楽しみポイントは、私も「時計〜」の方はピンときたのですが、もうひとつが見つけられなくて、四季さんに教えていただきました。
じゃぁ・・さらにヒントを。
ある章で、「兄貴の純情」の兄貴が名前だけ登場するんですよ〜
まず彼の名前を「十八の夏」でチェックしてみてくださいね♪
これは難しいですね〜。
これってすぐにピンと来る人いるんでしょうか？？
でもまあわかってよかった。すっきりしました（笑）
すごい！
私はダメでしたもん・・・
兄貴の名前がきちんと事前に頭にインプットされていたら、初読のときにピンときたのだと思うのですが、すっかり失念していて、読み流してしまいました。
ファンなのに・・・悔しかったです。
おおきさんがすっきりできて良かった♪
またTBさせていただきました。
“お楽しみ”「時計を忘れて森へいこう」のほうは一発で気づいたのですが、「兄貴の純情」のほうは・・・
いつかまた読み直してみないと、と思いました。
お楽しみポイント、ちょっと難しいですよね〜
でも「兄貴の純情」はとても好きなお話なので嬉しかったです。作品同士のちょっとしたリンクってファンにはとても嬉しいものですね。