クドリャフカの順番―「十文字」事件

ついに神山高校文化祭が始まりました〜〜。
古典部が制作した文集「氷菓」、手違いで予定の7倍の冊数が印刷されてしまった。
どうにかして、できるだけ多く、「氷菓」を売りさばかねばならない。
古典部のメンバー4人は、知恵を絞って、売り場拡大作戦や、古典部宣伝活動を開始することに。(奉太郎は例によって<省エネ>のため、教室で店番に座るのみ・・・)すると、不思議な事件が・・・。

面白かったです。
今回は古典部の四人が交代で彼らの目線で語られる形式をとっているので、これまでちょっとつかみにくかった彼らの人柄や考えていることがよくわかって、とても親近感が持てました。
里志くん、摩耶花ちゃんのこと、やっぱり・・・・だったんだ、とか。
えるちゃんのキャラクター、予想以上にぶっとんでるなぁ、とか。
奉太郎はいつものように、クールなふりして結局人肌ぬいでしまうし。
あと、イベントでの料理対決とか、漫画研究会での先輩後輩のバトルとか、文化祭の雰囲気が感じられたところも何だか懐かしい思いになりました。

中心のストーリーは、もうひとつ消化不良の感があって、謎解きも正直もうひとつ乗り切れなかったのですが、それでもメンバーたちの懸命さがとても好感もてて、すいすいと楽しく読むことができました。

あと、印象深かったのは、「期待」ということについて。
『絶望的な差からは、期待が生まれる。だけどその期待にまるで応えてもらえないとしたら、行きつく先は絶望だ。』
思いが純粋であればあるほど、「期待すること」はときに残酷な結果を呼ぶときもありますね。

さて、こうなると当然、いちごタルトとトロピカルパフェも食べなくてはいけません〜(楽しみ〜)