最近、東野さんは恐る恐る読むって感じなのですが(それでも読んでしまう!笑)、これは面白かった!
タイムスリップもの、というかこんな風に時空がねじれるお話は基本的に好き。そして、こういう心温まるテイストのお話はまさに大好物。さらに東野さんとくれば、もうページをめくる手が止まらないわけですな。

どういうわけか、不良青年たちが人生の悩み相談を受ける立場になってしまうのですが、その回答がいいかげんなようで、芯をついていたり。手紙の返事を繰り返すうちに思わぬ方向へ話が流れていくのが面白かった。終盤の展開は、ちょっと出来すぎ感がないわけではないけれど、小説の中ではこんな出来すぎた奇蹟があってもいいよね、と思わせてくれるのはさすが東野さんの筆力です。切ないエピソードもあって心痛んだりもしたけれど、将来への希望が物語を明るくしてくれている。読後感はとても良いです。
最後の最後の浪矢さんの回答には胸が熱くなりました。


えっと・・。
とても感動したし、おおいに楽しめたので決して不満はないし、不謹慎かもしれませんが・・・同じテーマで伊坂さんが書いたらどんな風になるかな〜?なんて妄想してしまいました。