初・彩瀬さんです。
春、東北新幹線に乗って故郷へ旅する人たちを描いた短編集。
温かくて、優しくて、それでもとても厄介で、息苦しい。そんな家族への思いが胸のなかに広がります。優しい文体がとても癒されますね。ときどきチクッと刺してくる痛みもいとおしくなるような・・・。各編で登場していた車内販売の売り子の女性のお話で締めくくられるのもなかなか憎い構成。
彩瀬さん、肌にあいそうなので、他の作品も読んでみたいと思います。