大切に大切にしてきたものを手放すとき。見栄やプライドや後悔や思い出が胸をえぐる。心の深層に触れてきてちょっと苦しいところもあったけど、決して暗くはなく、希望が見えるものだったので、とても読後感は良かったです。夢中でページをめくりました。はっとする比喩に出会えるのも楽しい連作短編集。ときどき、ある雑居ビルや、「深海魚」という映画が隠しアイテム的に登場して、作品間のゆるいリンクがあるのも、お楽しみのひとつかな〜。「龍を見送る」が切なくて好きでした。
2016年は彩瀬さんを追いかけることに決めましたよー♪