NHKのドラマ「ちかえもん」があまりに面白く、とくに最終回の人形浄瑠璃の場面の迫力に圧倒され、興味がむくむく・・・で、思い出したのがずっと積んでいたこの本。そりゃ今でしょ!読むなら今でしょ!ってことで(笑)

とっても面白かったです。さすがしをんさん♪
文楽の道を邁進する若手太夫の奮闘を描いています。作品中の人物を演じるにあたり、とことんまで人物の解釈を行い、芸を極めようとする情熱、どうにも抑えきれない恋人への思い・・・・主人公が、浄瑠璃の登場人物と同様にもがき苦しみながらも成長する姿がとても瑞々しい。登場するキャラクターもみんな個性的で楽しく、ぐいぐい読ませます。伝統芸能の深みと、その道をきわめることの狂気を描きつつ、その反面、とても人間くさく恋にぐだぐだと悩んだり(笑)奔放な師匠に振り回されたりという、若者らしさとのバランスが絶妙で、とても読みやすかった。文楽作品のあらすじなどもわかりやすく紹介してくれていて、文楽初心者でもとても楽しめました。しかし、文楽作品って、メロドラマが多いのですね・・・(嫌いじゃないです、むしろ好き!笑)
興味がますます沸いてきました。こうなったら本物の臨場感も体験してみたい・・・!せっかく大阪に住んでいるのだし(前の職場のときはしょっちゅう劇場のそばを自転車で走ってましたが・・・)、一度文楽を観にいきたいな〜と思っています。私の今年の目標のひとつです。叶うといいな〜