2004年08月

2004年08月30日

世界でいちばん速いヤツ

 今年のオリンピックの100メートル走決勝はうっかり
 見逃してしまったが、さっきニュースで予選レースの模様を
 再放送していた。

 出場メンバー全員が恐ろしく速く、おまけにテレビ画面だから
 それほど実感もないが、直接現場で見てみたら、腰を抜かすほどの
 スピードなのだろう。

 僕は、100メートルという距離を、ただ全力で駆け抜ける、
 そこで誰が一番速いかを競う、というこの単純かつ明快な
 競技が大好きだ。
 そこに、こまかい作戦や戦略といったものはなく(おそらく)、
 選手はただ力まかせに直線上をぶっちぎる。

 僕自身も学生時代、50m走の勝負で全力を出しきれば、
 「これでダメなら仕方ない」と潔い気持ちになれた。
 言い訳や後悔などの入り込む余地がなかった。

 「世界で誰がいちばん速いか決めようぜ」

 このシンプルさの中に、真のスゴみがある。


ekomo at 15:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 本・映画・テレビ 

2004年08月27日

GLAYがビッグな理由

 午前中、図書館で予約しておいた「胸懐」(TAKURO著)がとどく。
 今までいろいろ読んできたタレント本関連の中でも、秀逸のデキ。
 テレビ番組などで見せる彼の頭のよさや音楽への強い情熱が、
 端々から伝わってくる内容だ。

 本の一章分を割いて、TAKUROが最近まで付き合っていた
 女性のことが語られている。

 ふだんはテレビを見ず、CDショップに行っても、クラシックや
 洋楽のコーナーにしか足を運ばない彼女でも気付かざるを得ないほど、
 GLAYをとてつもなく大きな存在にしようとしたらしい。

 以前から、なぜ彼らが20万人ライブや5大ドームツアーなど、
 巨大規模のイベントにこだわるのか疑問に思っていたが、
 その理由がすこし分かったような気がした。

 そういえば、プロ野球の落合監督夫人や、野村沙知代氏など、
 いい仕事をする男のそばには、かんたんに自分のことを
 認めてくれなさそうな女性が寄り添っている。

 男は、そのたった一人の女性になんとか誉めてもらいたくて、
 死にもの狂いの努力をする。
 天才アラーキーもいっていたが、男の才能は、やっぱり惚れた女が
 引っ張り出すんだ。

TAKURO

ekomo at 08:01|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 本・映画・テレビ 

2004年08月25日

小便に血が出るまで

 今日、図書館で借りてきたアニマル浜口の本のコピーに、

 「遊びも恋も勉強も、小便に血が出るまでやったことがあるか」

 と書かれていた。
 僕自身、上記の三つはそこまで打ち込んだ記憶はないが、
 いつぞや固形の6Pチーズを食べすぎて、便器にどす黒い血尿を
 出したことがある。

 症状は、「尿管結石」。
 6Pチーズを毎日3Pずつ摂っていたにも関わらず、
 その二年間、まるで運動をしなかったことが
 理由であるらしい。
 主治医も「お若いのに……」といって珍しがっていた。

 その後、腹痛で地獄の苦しみを味わうくらいなら、と、
 チーズの摂取はぷっつりやめてしまった。
 大好物だった食べ物と疎遠になったのは少し寂しい気もするが、
 小便に血が出ればこそ、あきらめもつくというものだ。

アニマル浜口

ekomo at 15:14|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 本・映画・テレビ 

2004年08月24日

プロの条件

 おととい、27時間テレビの深夜帯を見ていたら、
 ロンドンブーツと若手芸人が出演しているコーナーがあった。

 若手、といっても、まだ一度もテレビで見たことのないような
 本当の若手で、まったく関係のない場面でそれぞれの持ちネタを始めたり、
 お題の話を始めたのはいいが、オチらしいものがなかったりで、
 司会のロンドンブーツも手を焼いていたようだった。

 その点、ほかの番組に出れば、若手といわれる品川庄司の二人が
 ずいぶんと落ち着いて見え、トークを聞いていても、終始
 「安心」して見ていることができた。

 もちろん、素人の僕がこんなことをいうのは、
 非常におこがましいことであるとは分かっている。
 でも、一般の視聴者をヒヤヒヤさせない、というのは、
 とても大切なことだと思うのだ。

 お笑いにせよ、音楽にせよ、文章にせよ、安心して味わえる、
 というのは、その底にプロとしての力が働いている。

 一見とげとげしく、やりたい放題に見えるロック歌手の曲にしても、
 しっかり最後まで聴かせるのには、相当な安定感が必要だ。
 作品への感動やメッセージ性も、まずそれなしには有り得ない。


ekomo at 03:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 本・映画・テレビ 

2004年08月19日

毛筆のライブ

 先週、実家へ帰ったついでに、習字セットを持ち帰ってきた。
 というわけで、今日は念願の毛筆デー。
 さっきまで、扇風機なしの部屋で汗だくになりながら、
 100枚近くの書と取っ組み合っていた。

 いま考えると、子どものころ通っていた習字教室の先生の教えは、
 ちょっと突飛なものだった。

 「とにかく墨をたっぷりつけろ」
 「墨をつけ直すな」
 「筆が割れても、そのままで書け」

 だから、小学校で初めて習字の授業があったときには、ショックを受けた。
 お手本の教科書を真横に置いて、それをいかに忠実に再現できるか
 を競うなんて、面白くもなんともなかった。気持ちがまるで弾まなかった。

 毛筆は、ひと筆目に置いた墨のサイズや、割れた筆の遊びによって、
 独特の臨場感が味わえる。
 書の極意とは、この“二度とは出せない”というライブ感にこそ
 あるのではないだろうか。

 いくら喋りや文章が上手くなろうが、自分の書いた字には
 決してウソをつけない。すべて一度きりの勝負だ。

書

ekomo at 05:42|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 言葉 

2004年08月16日

語源を体感!

 帰省の最終日、友達に頼んで、初サーフィンへ連れて行ってもらった。
 これまで、海は「眺めるだけ」のものだったので、そこで
 遊ぶことができるというのは、僕にはとんでもない体験だった。

 結局、サーフィンの方は難しすぎて手も足も出なかったが、
 ボディボードでは、曲がりなりにも「波に乗る」という
 手応えを肌で感じることができた。
 そして、カンカン照りの日差しで「ひと皮むける」という体験も。

 二つとも、表現としてはよく使う言葉だが、語源となった出来事を
 実際に味わえば、文章に向き合う姿勢がまた一つ変わってくる気がする。
 そして、それをむやみには使えないと思う。

サーフィン

ekomo at 21:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 言葉 

2004年08月12日

青春の全財産

 午前中、7年ぶりに母校の水泳部を見学しに行った。

 僕の入っていた水泳部は、県内屈指の強豪校で、
 大会10連覇などの輝かしい記録をもっていたが、
 高校時代の僕は、そんなことより何より、もっと
 女性にモテたかった。バイトがしたかった。
 服が欲しかった。バイクの免許も取りたかった。

 クソ暑い中、体をキラキラさせながら泳いでいる後輩たちの
 姿を見ながら、自己ベストが出ようが出まいが一銭の金にもならない、
 いや、なりようなんてないその体験に青春のすべてを
 賭けられたことが、僕の全財産だという気がした。

 あたり前のように泳いでいたプールのわきに、顧問の先生がいて、
 マネージャーがいて、ハイレグの角度を競い合った仲間がそばに
 いたことが、あまりに幸せすぎて、そのときは気づかなかった。

ekomo at 04:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2004年08月06日

夜景のかけ算

 きのう、関西から遊びにきた友達が、六本木ヒルズの展望台
 (料金1500円)にのぼったと話していた。

 50何階かの窓から見下ろした夜景は、たまらなく美しくて、
 神戸から見える景色も比ではなかったらしい。
 夜景の美しさは、やはり明かりの量によるものなのだろうか。

 しかし考えてみれば不思議なものだ。
 建物をつくった人々は、それがいつか夜景の一部になるとは
 あまり考えていないだろうし、いまその中で働いている人も、
 自分たちの灯す明かりが、美しい景色になっているなんてことは
 意識していないだろう。

 しかもそれが、ビジネスにもなっているなんて。


ekomo at 05:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

雨の日には雨の中を


 先週、身体のなまり方が危機的になってきたと判断したため、
 ひさびさにジョギングをすることにした。
 まだ薄暗い夜明けごろだ。

 ところが玄関を飛び出してまもなくした頃に、とつぜんの
 大雨に見舞われた。
 すぐに引き返せばそれほど被害にも遭わなくて済むはずだが、
 それでは以前のなまり生活に逆戻りだ。

 初めのうちは冷たく感じていた雨も、しばらくしたら
 濡れているのが気持ちよくなった。
 どれだけ濡れてもいいやと思った瞬間から、恐いものなんて
 なくなる。

 どしゃ降りの中、全力疾走している僕のそばを、
 巡回中のパトカーが明らかに速度を落としてついてきたが、
 どうやら事情を察してもらえたようで、そのままスピードを上げ
 コースへ復帰していった。

 ふふふッ。こっちは、ワイパーさえいらないのだ。


ekomo at 05:29|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2004年08月01日

生きとってよかった

 深夜、レンタルビデオ屋で借りてきた映画、「ゲロッパ!」を観る。

 小学校の頃に、近くの公民館などで見せてもらった教育用の映画は、
 「学校」(山田洋次監督)などのシリアス路線ももちろんいいが、
 この映画のように、笑えて、泣けて、人生をとびっきりファンキーに
 生きてみたくなるような作品だってあってもいい。
 すばらしいです、コレ。

ekomo at 03:40|PermalinkComments(4)TrackBack(0)