2004年09月14日

イチローの真の打率

 今年もイチローが打ちに打ちまくっていて、ここ最近騒がれているように、
 メジャー新記録も照準に入っているらしい。

 ちなみに僕の一日は昼前に起き出して、録画しておいた
「めざましテレビ」を見るところから始まるのだが、さっきまで
 暗いニュースに顔を曇らせていたキャスターたちも、この記事を
 読み上げるときだけは、決まって明るい表情になる。

 ところで昨年、僕がアルバイトをしていた会社には、一日中FMラジオが
 流れていて、午前10時ごろになると、必ず本日のニュースが
 入るのだった。
 ちょうど夏のあたりには、中学生による陰惨な殺人事件が
 起きていた時期で、ニュースを読む女性キャスターの声も冴えなかった。

 しかし必ず一度だけ、彼女の声がとても快活なトーンになるときがあり、
 それがやはりイチローの活躍ぶりを伝える最中でのことだった。

 「昨日、マリナーズのイチローが○試合連続となる安打を放ち……」
 という声は、さっきまでの事件をフッ飛ばすような明るい調子で、
 その声を聞けば、僕もずいぶんと救われる思いがした。

 これまでのシーズン、また今年のイチローが、いくら高い打率を残そうと、
 当然、毎試合ヒットが打てるわけではない。
 しかし、彼は仮にヒットが打てなくても、好捕をしたり、
 盗塁を決めたり、あるいはライトから矢のような送球を返したりしながら、
 一試合にたいがいは、なにかしらの見せ場をつくっている。
 (ほかにも、記録達成までの日をカウントさせたり)

 僕自身、イチローが本当にすごいと思うところは、打率はもちろんのこと、
 日本国民に「ポジティブなニュース」を、ほぼ10割近い確率で
 放ち続けているということだ。

 ここに彼が、日の丸を背負う意味がある。


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ekomo at 13:08│Comments(0)TrackBack(0) 本・映画・テレビ 

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