取材

2004年11月26日

では、握手をしましょう

 きょう、ある盲学校の先生に取材をしに行った。
 インタビューをした先生ご自身も視覚障害を持っていたが、
 僕は形式どおり、胸ポケットから名刺を差し出そうとした。
 
 すると先生は、
 「じゃあ、握手をしましょう」
 といって、やさしく僕の手を握ってくれた。
 名刺入れに手をやっていた自分が、無性に恥ずかしかった。

 そして取材を終えた後も、先生は、
 「では、握手をしましょう」
 といって、同じように握手をしてからお別れをした。

 やわらかい、温かい手で、とても先生らしい手だと感じた。
 その手の温もりは、いまもしっかりとこの手の中にある。
 人はやはり名刺ではなく、肌と肌で触れ合わなくてはダメだ。


ekomo at 01:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)