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「2014 北海道への旅」では
多くの駅舎や廃線跡などを訪れました

どこに行って、そこがどんなだったか頭が混乱しています

そこで「2014北海道への旅 総括③」は
それら訪れた駅舎や廃線跡などを整理しておこうと思います



 駅舎   

今回の旅で訪れた
たくさんの廃線の駅舎や現役路線の駅舎

そのどれもが
自分の中では、とても思い出深い風景となっています

それらを訪問順にご紹介します


1、蟹田駅
(JR津軽線:青森県東津軽郡外ヶ浜町)


なにげなしに立ち寄ってみた「蟹田駅」

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この列車は、このまま北海道へ行くそうです
便利ですね 

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津軽蟹夫さんも忘れてはいけません

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2、三厩駅
(JR津軽線:青森県東津軽郡外ヶ浜町)

 
BSプレミアム「こころ旅」でも紹介されていました
前から行きたかった「三厩(みんまや)駅」です

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津軽半島最北の駅で、津軽線の終着駅

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とても静かな駅で
ホームには列車が停車し、出番を待っていました 

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3、上厚内駅
(JR根室本線:北海道十勝郡浦幌町)


ここは3年続けて訪れています

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北海道で一番好きな木造駅舎

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ずっといたくなるような駅

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駅前通りに咲き乱れるコスモスも最高です


廃線となってから、すでに10年近く過ぎ

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現在は、道の駅「ステラほんべつ」に生まれ変わっています

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跨線橋内の写真展示、マニアは必見

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5、幌加駅
(廃線/国鉄士幌線:北海道河東郡上士幌町)


ここの空気感が大好きで、何度も訪れました

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ホームや線路などが

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今もきれいに保存されています

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周辺の施設は、一部基礎などを残しますが

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ほとんどが木々におおわれています 

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6、美留和駅
(JR釧網本線:北海道川上郡弟子屈町)


廃車両にペイントされた可愛らしい「美留和(びるわ)駅」は
 
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屈斜路湖と摩周湖の間あたりにある小さな駅 

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ホームの大きな木にはリスがいました

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7、緑駅
(JR釧網本線:北海道斜里郡斜里町)


「緑(みどり)駅」って、名前がいいですね
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このあたりは、
神の子池や斜里岳、硫黄山、摩周湖など見所いっぱい

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緑駅の名前の通り駅舎も緑でした

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8、原生花園駅
(JR釧網本線:北海道斜里郡小清水町)


「原生花園(げんせいかえん)駅」も
よく訪れています

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濤沸湖とオホーツクに挟まれた原野の駅

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小さなログハウスが駅舎です

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9、北見相生駅
(廃線/国鉄相生線:北海道網走郡津別町)


「北見相生(きたみあいおい)駅」は、かつての相生線の終着駅

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二度目の訪問ですが
二度とも天気がイマイチだったのが残念

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今は道の駅になっていますが
施設や車両なども残されています

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紅葉がとてもきれいでした

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10、北浜駅
(JR釧網本線:北海道網走市)


ここも何度も来ている所です

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テレビなどでもよく紹介される
オホーツク海がすぐ横の木造駅舎

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駅舎内もとてもにぎやか

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冬は流氷が見れるそうです

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11、計呂地駅
(廃線/国鉄湧網線:北海道紋別郡湧別町)


北へ向かう途中にたまたま出合った「計呂地(けろち)駅」跡

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現在は交通公園となり

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車両や線路、ホーム、跨線橋なども大事に残されています

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12、安牛駅
(JR宗谷本線:北海道天塩郡幌延町)


「安牛(やすうし)駅」は現役の駅舎です

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ことばは悪いですが、まるで不法投棄された廃車両のように
見えてしまいます

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でも、周囲にはきれいな花

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もう少し駅舎の補修もしてくれるといいのですが・・


現役の木造駅舎のある「雄信内(おのっぷない)駅」

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大変きれいな木造駅舎です

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周囲に住む人はほとんどいないようですが

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立派な駅舎は
にぎやかだった頃の証


「問寒別(といかんべつ)駅」は
先の安牛駅と同じデザイン?

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ここも廃車両を利用した駅舎ですが

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周囲には民家も学校もあります


「糠南(ぬかなん)駅」は、ロケーションが最高

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物置のよう見えるのは、とても小さな待合室

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ずっと駅舎の無い駅だったそうです


たまたま出合った「浅茅野(あさじの)駅」
 
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かつての天北線の軌道跡は、自転車道へと変わり

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浅茅野駅跡は、プラットホームが残されています

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17、南弟子屈駅
(JR釧網本線:北海道川上郡弟子屈町)
 

「南弟子屈(みなみてしかが)駅」も廃車両の利用ですが
 
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きれいにペイントされています


「茅沼(かやぬま)駅」は
 
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タンチョウヅルがやってくる駅として有名

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でも、この日は
カラスしか見ることができませんでした


絵になる「塘路(とうろ)駅」です

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釧路湿原を走る区間にある駅

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周辺には民家もあります

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観光のための駅でしょうか

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展望台に行くには、階段を上って少し歩きます


「細岡駅」の横には
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民家が1軒

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花壇がきれいに手入れされていたのが印象的でした

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22、姉別駅
(JR根室本線:北海道厚岸郡浜中町)


たまたま通りかかった浜中町の「姉別(あねべつ)駅」

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浜中町といえばルパン3世

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小さくて静かな駅にも、ルパンと銭形の姿がありました

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23、高島駅
(廃線/北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線:北海道中川郡池田町)


木造駅舎が見たくて立ち寄った「高島駅」

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残念ながら、駅舎はだいぶ前に撤去されていました

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昔の姿は、看板の写真で見ることができます


夜中の大雪山越えの朝に出合った「塩狩駅」
 
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小説の舞台にもなっているそうです

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早朝に訪れたので始発列車を見ることができました

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塩狩駅ですれ違い待ちをしていたようです

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赤い屋根が目印の、可愛い木造駅舎

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ホーム側はかなり荒れていました

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でも、本当に美しい駅舎です


「朱鞠内(しゅまりない)駅」です

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駅跡には駅名標と線路が残されています

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深名線在りし頃とは、ずいぶんと景観は変わっているようです

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27、沼牛駅
(廃線/JR深名線:北海道雨竜郡幌加内町)


「沼牛(ぬまうし)駅」跡は

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広々とした農地の中に、駅舎とホームが残されています

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駅名標の支柱も危ういながらも健在

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現在は物置として使われています

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28、北一已駅
(JR留萌本線:北海道深川市)


「北一已(きたいちやん)駅」は
知らないと絶対に読めないのでは??

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訪れた時は壁板が補修されて、ずいぶん様子が変わっていました

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農地の真ん中に駅はあります

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昔懐かしい木製の長椅子

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29、士幌駅
(廃線/国鉄士幌線:北海道河東郡士幌町)


雨の中たまたま立ち寄った「士幌駅」

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町の史跡に指定され

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駅舎、ホーム、列車、線路・・などが

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きれいに保存されています

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30、十勝三股駅
(廃線/国鉄士幌線:北海道河東郡上士幌町) 

広々とした白樺林の「十勝三股駅」跡
 
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駅周辺の民家や駅舎や線路・・など、その大部分は姿を消し
 当時とは大きく変容しています

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隣接されていた森林鉄道の修理工場は、今も健在

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国道を通る車の大多数は
ここに駅があったことなど気がつくことは無いでしょう 

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31、旧・板谷駅
(JR奥羽線:山形県米沢市)


温泉へ行く途中に見かけた「旧・板谷駅」

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このあたりがまだ
スイッチバックで運行されていた頃に使われていのが

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この「旧・板谷駅」です

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32、峠駅
(JR奥羽線:山形県米沢市)

「峠駅」という名前に惹かれ見にいきました

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豪雪対策で、駅全体が屋根と壁板で覆われている峠駅

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独特の雰囲気を醸し出しています

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在来線を利用した山形新幹線「つばさ」も走ります

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以上が、今回の旅で訪れた駅の全てです


現役の駅として働き続けているものもあれば、
すでに廃線となって久しいものもあります


廃線の中でも
史跡や公園として保存されているものもあれば

手作業で修繕されながら、
物置として使用されていたりして
辛うじて原形をとどめているものもあります

一方では
駅舎はもちろん、
駅の痕跡さえ残っていないところも・・

1960年代からの高度経済成長やエネルギー革命などの社会の大きな変容、
その裏でどんどん衰退していった地域の鉄路の悲哀を感じることが
多かったように思います

5年後、10年後、20年後には
どう姿を変えているのでしょうか




 橋梁 

前回の旅で
士幌線の遺構であるアーチ橋群を見て
何か多くのことを感じることとなりました

今回の旅でも
いくつかの橋梁の遺構を目にする機会があったので
まとめてみました

1、越川橋梁(第一幾品川橋梁)
(廃線/国鉄根北線:北海道斜里郡斜里町)


これはネットで検索して訪れたものです

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一度も使われることの無かった橋梁 

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様々な逸話とともに、暗い過去を今に伝えます

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2、名寄本線の橋梁
(廃線/JR名寄本線)


藻興部川橋梁

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藻興部川橋梁の少し南に残る橋梁

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オムシャリ沼に架かる橋梁

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白糠町御札部あたり

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橋梁ではありませんが
こういった隧道跡も残されています
白糠町鍛高あたり

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白糠町鍛高と白糠町縫別の間にある橋梁跡

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白糠国道を少し離れ、白糠町南大曲あたりで茶路川に架かる橋梁跡

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白糠国道に合流する手前の、観溪橋から見える橋梁跡

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松五郎橋の少し下流にある
長さも高さもたいそう立派な橋梁跡

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朱鞠内の町の少し南に
橋脚だけが残っていました
 
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「第3雨竜川橋梁」は
幌加内町政和のすぐ南にある橋梁跡で
文化遺産として残されています
 
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以上が訪れた主な橋梁跡です


じつは今回の橋梁探しには理由があります

昨年の旅の時に
山中を走っている時にとても立派な橋梁を見たのです
こんなとこにこんな立派な橋梁が・・

写真撮ろうかな・・

まあいいか・・

と迷ったものの、結局撮らず


帯広辺りから東、もしくは少し北あたりの範囲だったと思います

ナビでチェックしておけばよかったのですが
「すぐわかるだろう」
と思いチェックしなかったのです・・


今回それを求めて探したのですが
どうしても見つかりません・・

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探している時に一番印象が近かったのが
越川橋梁と松五郎橋の下流で見た橋梁なのですが

もっともっと
大きく立派なやつだった!

ように思います


ネットとかでも探したのですが見つからず
結局、見つけることはできませんでした・・

自分の中の幻の橋梁なのです

イメージとしてはアーチ橋だったような・・

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ということで

駅舎と橋梁のまとめは


◯見かけたら引き返してでも記録に残すこと!
◯少しは事前に調べておくこと!
◯廃線の駅では主たる駅をチェック!資料館などもある!
◯勘を大切に!



くらいでしょうか・・

やはり、わけのわからないまとめになってしまいました


ということで

「2014北海道への旅 総括③(出合った駅舎、橋梁跡など)」


終了!

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