「2016 石川県・秋の白峰山中を走る! 」3日目です

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この旅の最終日!


「道の駅・瀬女(せな)」の目覚めは快調!

ここは静かで、清潔で、広くて・・

車中泊でお邪魔する者としては
文句のない道の駅です。

基本的な部分が
しっかりと押さえられているという印象です。
例えば、トイレが清潔だとか
駐車場がゆったりしているとか
お店が選べるとか・・

ありがたいですね

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時間が合わず、
蕎麦が食べられなかったのが残念ですが

「また来たくなる」

そんな所でした。
お世話になりました。


ということで
初日に購入したパンがまだ余っているので
それを朝食にして出発!

昨日の夕方に訪れた
林道白木峠線の「白山を望む絶景の撮影ポイント」に
まず行ってみます。 

昨日はウロウロ迷いましたが
この日は一気に展望台へ!


そして
朝日に光る、白山の絶景!

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の、はずでしたが・・

朝日が無い!

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白山は見えるのですが

空は白い・・
雲っているのか、なんなのか
北陸の空だからなのか
秋の山の空だからなのか・・

なんだかわかりませんが、
光が弱いため
なんとも地味な風景です。

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とはいえ
重なる山波のシルエットは好きです


せっかくなので
しばらく待ってみることにしました。

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でも
こんな感じで、ずっと霞んだまま・・

仕方無いので林道を少し登り
標高を上げてみました。

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先ほどより
光りは強くなってきて
白山の山肌のデテールが
だいぶ見えてきました。

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少しアップで見てみましょう

展望台の案内板に
白山の峰の名称が書かれていましたので
それを元に入れてみました。

白山の峰の名
※画像をクリックすると拡大表示します

もっとひいてみると、こうなります

白山の峰の名2

なんとも雄大な山波の風景です


さらに
林道を走って標高を上げてみると
木々の葉もやや紅葉っぽくなっていました。

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中央の稜線の右部に見える白い所は

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先ほど撮影していた
白山の絶景撮影ポイントの広場ですね。

白山をどアップ!

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さらに御前峰を、どアップ!!

すると
山頂の右端に見える緑の三角屋根らしきもの

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白山比咩神社の奥宮のようです。

ここまで見えるんだから
条件は良いのかもしれない・・

などという
林道白木線からの白山の眺望でした。

この後も少しねばってみたのですが
結局、絶景!というには
厳しいコンディションのままでした。

でも

条件に恵まれれば
ここから望む白山の大パノラマは

文句無く絶景!

というのは間違いないでしょう!

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石川県に訪れる際には
また、ぜひ
ここからの白山を見てみようと思っています。


ということで
林道白木峠線をそのまま進むことにします。
すると、出合うのが分岐。

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左に進むと「林道白木峠線」

小松方面へと道が続きますが
現在は工事中で
まだ開通していません。

そして右に行くと
先日、工事中のため引き返した「林道赤谷線」へ
裏からつながります。

ここには10年前にも訪れており
下の写真は、その時のものです。
プラドが懐かしい・・

060812石川・林道赤谷線100

右が「堂ノ森」へ下る道、左が赤谷線で
工事中の白木峠線側から撮影したものです。

10年前は、林道赤谷線から入り
白木峠線に合流して抜けられると思ったのですが

060812石川・林道赤谷線047
 
土砂崩れで白木峠線へ進むことができず
赤谷線を引き返しています。 

その逆で
今回は白木峠線から入って、
赤谷線を行ってみることにしたのです。 
そうすると
先日、工事で通行止めのため行けなかった
赤谷線の奥にも入れるはずです。

現在、地形図では
白木峠線と赤谷線とがつながる部分の
林道ルートの表記はありません。
そこで付け加えてみました。
薄茶色の線が付け加えた所です。

林道赤谷線と白木峠線のつながり1280
※国土地理院ホームページからのデーターを加工
画像をクリックすると拡大表示します


「白木峠線」は、その名のとおり
白木峠方面へ向かって工事が進行中で、
いずれ花立越から南下している林道と
つながるのでしょう。

このまま尾根をゆくとしたら
かなりの絶景林道が期待できそうですね。
未舗装路なら嬉しいのですが、
白木峠線が舗装されている所からすると
舗装林道となるのかもしれません。

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で、赤谷線へ!

分岐のあたりが最高地点となる赤谷線は
クネクネと曲がりながら
そこから一気に
標高を下げていくことになります。 

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このあたりの光景も、なかなかのもの

161021_02石川「林道赤谷線(白木峠側より)」009

紅葉には少し早かったですが
秋の雰囲気を思い切り感じながら

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林道の楽しさが存分に味わえる
「林道赤谷線」です

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やがて道は未舗装路となり

以降は赤谷線の起点まで
ほぼダートが続きます。

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こうして、ある程度の距離が楽しめ
一般でも入れるダート林道が
ほとんど壊滅状態の滋賀県からすると、
本当にうらやましい限りです。 

滋賀県では
あったとしても、ほぼ
一般車両通行禁止の表示があったり
ゲートがあったりの状態です。

これもかつての4WDブーム以降
多くの人たちが押し寄せ
一部のマナーの悪い人たちの数々の行為が
影響していたのは間違いないでしょう。

161021_02石川「林道赤谷線(白木峠側より)」060

植物や山菜などの盗掘
粗大ゴミの不法投棄
危険なラリーまがいの走行
事故や事件
BBQなどの後に捨てられた大量のゴミ
その他自然破壊行為・・

これら愚かな行為によって
林道だけではなく
河原などへの進入が禁止となった所を
数多く見てきました。

地元の人たちや
林業関係の人たちに多大な迷惑をかけていては
閉鎖されるのも仕方がありません。

それだけに
こうして「走れる林道(未舗装)」を
大切にしてほしいと感じます。

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という、ボヤキはさておき
道はやがては緩やかな下り勾配の道となります。

時折えぐれた路面や
両側からのびた植物が覆いかぶさる
ような所などもありますが
ほぼ走りやすい林道と
いえるでしょう。


ここで、少し
出作りが盛んだった「赤谷(あかだん)」について
ふれてみます。

かつて
赤谷川、小赤谷川の流域には
川沿いを中心に
多くの出作り家屋が散在していました。
その大部分が
桑島を母村としていた人たちです。

100808石川・白山民俗資料館「出作りのくらし」121-2
※「白山ろく民俗資料館」企画展
「「出作りに生きて〜山の民の肖像〜」(2010年)より


ここの出作りの特徴は
永住型が少なく
季節型出作りが大半でした。
昭和30年頃にあった20数軒の出作り家屋は、
その全てが季節型といいます。

100808石川・白山民俗資料館「出作りのくらし」120-2
※「白山ろく民俗資料館」企画展
「出作りに生きて〜山の民の肖像〜」(2010年)より

そして赤谷には
分校も設置されていました。
季節型出作りの地だけに
学校も、夏にだけ設置される夏季分校

下の写真は赤谷分校(昭和31年閉校)です。

090922白山山麓民族資料館「山の中の小さな学校展」052-2
※「白山ろく民俗資料館」企画展
「山の中の小さな学校」(2009年)より


分校といっても
普通の出作り民家と変わりませんね。

『白峰村史』には
「大正2年に西島の清次郎の
出作り小屋を改造して校舎を作り・・(以下略)」
という記述がありますが、
そういうことだったようです。

ここでいう「西島」とは「桑島」集落の西島のこと。
その西島を母村とする清次郎さんの小屋が
校舎に使われたのです。

上の写真が
その建物なのかどうかはわかりませんが、
こうした規模の小さな所では
新たに大きな校舎を建てるのではなく
使われなくなった出作り小屋や
簡易な小屋などを建てるなどして
分校校舎としていたのでしょう。


今、林道を走っていても
不自然に平らであったり
橋が架かっていたり
新たな小屋が建てられていたりなど

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かつての出作り跡かと思えるような所が
随所に見られました。

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普通に走っていると
普通に通り過ぎてしまいますが

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それらは
人々の生活や長い歴史のあったことの
証でもあります。

161021_02石川「林道赤谷線(白木峠側より)」101

この日は
誰とも出会うことはなかったものの
季節の良い時には
今も人の出入りがあるようで、
畑をされているという所もありました。


そして
これら出作り生活のライフラインとなっていた
赤谷川

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いく筋もの谷から水を集め

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本流となり
手取川へと注ぎます

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砂防ダムのたまりには
イワナの姿がありました。

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きっと当時は
山の生活の貴重な栄養源となっていたのでしょう。 

今は静かな赤谷川周辺ですが

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多くの出作りの人たちでにぎやかだった頃は
どんな風景が広がっていたのでしょうか。


という赤谷ですが
下流へと進んでいくと工事により
林道は通行止め。

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この工事は
そう長くないようです。
今度は完走してみたいですね!

いつになるかわかりませんが・・


ということで
この旅もいよいよ終わり・・

この後は赤谷林道を引き返し
再び林道白木峠線に戻ります。 

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そして 
あとは滋賀まで帰るだけ

で、せっかくなので
滋賀の自宅まで高速を使わずに
帰ってみることにしました。

途中、いい景色があったら
写真を撮りながら・・

など思っていたのですが

結局
眠くて仮眠をとったりなどで
いつの間にか
周囲は真っ暗に・・

あっさり帰宅


ということで
この項も、あっさりと終わります。

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石川県の旧・白峰村や旧・尾口村
などの山間部を中心に巡った今回の旅、

「2016 石川県・秋の白峰山中を走る! 」
の3日目の終了とともに

「2016 石川県・秋の白峰山中を走る! 」の旅
すべてが終了! 

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紅葉にはあまり恵まれませんでしたが
林道、出作り集落跡など
なかなか実り多き旅になって
満足しております。


いつもしている「旅の総括」など、
またしたいと思っていますが
だいぶ遅くなりそうです・・


ご覧いただき
ありがとうございました。
 
白峰3日目の地形図/掲載用1280
※国土地理院ホームページからのデーターを加工
画像をクリックすると拡大表示します



以上!