またまた
長きにわたって更新できていなかった当ブログ・・

旅ではありませんが、
この夏、琵琶湖に浮かぶ「沖島(沖ノ島)」を訪れたので
その時の様子を少し・・
沖島は、滋賀県の近江八幡市に属しています

なんでも、
日本で唯一人が居住している湖の島ということで、
これは、世界的にも珍しいそうです
周囲6.8kmの小さな島
そして、その大半が山・・

※この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです
空撮写真を見ると
島の南部の僅かな平地に家屋が並び
人が住んでいることがわかります。
下の写真は1979~84年頃のものです

※この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです
沖島漁業協同組合のHPによりますと、
島の面積は1.53㎢で
人口が370人とあります。
沖島には、ずっと以前から行きたいと思っていました。
島の猫や小学校、旧小学校跡を見てみたかったこと、
そして何より、湖上に浮かぶ島の雰囲気
それを感じてみたいと思ったからです。
そんな沖島ですが
これまでも外からはよく見ていました・・
沖島の全貌がよく見えるのは、
湖西の高島町辺りの湖岸や山の林道からです。
下の写真は 高島市の鵜川村井林道から見た沖島です。

琵琶湖の向こう岸の手前に細長く横たわるのがそうで、
右端にポツンと浮かんでるように見えるのが
頭山です。
島全体が山って感じなんですね
離れているように見える頭山の部分・・
でもあれは、つながっているんですよ

わかりにくいかな・・
下の写真を見ると
つながっているのが、よくわかります。
これは、上の写真の反対側、
近江八幡市の湖岸から見たところで、
雪の比良山をバックにした尾山あたりの風景です。
つながっているのがよくわかりますよね~

その沖島・・
「沖ノ島(おきのしま)」と表示されてあったり、
「沖島(おきしま)」と表示されてあったりで、
なんか、ややこしいです
また住所も、
島の全てが「近江八幡市沖島町」で、
島の対岸の一部も同じ「近江八幡市沖島町」となっています。
大字が同じなのです。
だから住所が沖島町であっても、必ずしも島の沖島とは限りません。
ややこしい・・
※画像クリックで拡大
この案内図は、島内にある看板を撮影したものです
「角川日本地名大辞典/角川書店」には
沖島・・・琵琶湖に浮かぶ沖島の沖島の蓬萊山南西山麓に位置し、地名は島名に由来する
沖ノ島・・・近江八幡市長命寺町の琵琶湖沖合1.5kmにある島
とあります。
文中の「蓬萊山」は、
上図でいうと、一番東の山の「尾山」のことです。
この案内図では「宝萊ヶ嶽」ともなっていますね。
これを読むと、ようするに
島の名が「沖ノ島」で、地名が「沖島」
という解釈のようですね。
現在、「沖ノ島」の表示はあまり使われていないようで、
近江八幡市のHPや沖島漁業協同組合のHP、
いずれを見ても島のことを「沖島」と記してあり、
主要な地図も「沖島」と書かれています。
なので、ここでは「沖島(おきしま)」でいこうと思います。

ちなみに・・
沖島からちょうど真西に見える比良山系にも「蓬萊山」があります。
上の写真は
2つの蓬萊山を重ねてみたものです。
大同川河口辺りから見ると、ちょうど二つの山が重なって見えます。
手前の島のピーク、そして後の山波のピーク、
ともに「蓬萊山」なのです。
「蓬萊(ほうらい)」というのは、広辞苑によると
中国の伝説で、東海中にあって仙人が住み、不老不死の地とされる霊山
とあります。

そう思って2つの重なる蓬萊山の風景を見ると
なにか神々しく、神秘的なものを感じたりしますね。
その沖島を訪れたのは、7月の末の大変暑い日。
暑さと、かんかん照りの強い日差しにフラフラしながら、
ぶらり立ち寄り気分の散策となりました。
琵琶湖の小魚もなんとなく暑そう・・

まずは、近江八幡市の琵琶湖岸の東端にある、
堀切新港より連絡船に乗ります。

連絡船は「通船」と呼ばれているようで
時刻表は写真の通りです。
これは堀切新港にある看板を写したものです
※画像クリックで拡大
港には多くの舟が停泊中です。
島の人たちの漁船 兼 通勤船といった感じでしようか。


港の駐車場も、
島の人たちの車で一杯です。
ここは観光船乗り場ではなく、
島の人たちの生活用の港なんです。

連絡船を待つ人たち
島の人たちと、島に郵便物を届ける郵便配達のお姉さん
そして、観光客が少々・・

船が港に入ってきました
船体には「おきしま」の名が


そして 乗船


途中、船内で集めにこられます
その船内は、こんな感じです

掲示板には島内の小学校、幼稚園で発行された通信が掲示されていました
こういうのって、いいですね
奥が沖島、手前は湖岸から突き出た半島

赤く見えるのは、島の弁財天(厳島神社)の鳥居です

そして10分程で 沖島の集落が見えてきました

ほとんど山・・
下の写真の、一番右端の大きな屋根は沖島小学校です

島の港の入り口・・

そして上陸です

島のトレードマークでもある三輪自転車で
島の人たちは帰っていきます

サドルに被せられたカンカン・・
テレビでもよく紹介されていますね

※画像クリックで拡大

で、いよいよ散策です
しかし・・
長くなるので、続きは次回に報告いたします






















