130522千里浜077

長い間、これといった旅に出ることができず、
このブログも、しばらく放ったらかし状態・・。

でもこの春、ようやく旅に出ることができたので、久々の更新を!


目的地は、以前から行きたかった奥能登地方で、
今回は4泊3日の旅。

4泊3日って??

深夜に出発して高速に入り、眠くなった所で寝て朝に起きて活動開始、
というので1泊
最終日はぎりぎりまで現地で過ごし、帰路の高速で泊を取り早朝に帰宅、
というので1泊

そしてその間が2泊3日。

つまり、正味の活動を3日間とろうということと、
高速料金を半額に押さえようということとで、
4泊3日という変則的な形になりました。

どちらにしても、気の向くままに行き先を決めるという
中味はグータラ旅行です。 


で、初日は深夜2時に家を出て名神に入り北上。
北陸自動車道の南条SAには4時に着き、そのまま就寝。
ちょっと時間がかかりすぎたのは、
名神がリフレッシュ工事をしていたために片側通行になっていたからです 。
かなりの時間のロスでしたが、
深夜の時間帯は、ほとんどが大型トラックで その道のプロばかり。
だから昼間より、むしろ走りやすいのです。

朝の南条SAです

130522南条SA02

朝焼けの光を感じながらも二度寝をしてしまい、
目覚めて
南条SAを出発したのが7時すぎ・・
とっくに日は昇ってしまっていました。
 
で、そのまま一気に金沢東ICまで行き、そこから能登有料道路へ向かいます。

と思ったら、能登有料道路は「のと里山海道」と名前が変わっており、
なんと全線無料となっているではありませんか!

これは嬉しい誤算!

さらに起点の内灘ICまでバイパスがつながっており、かつての混雑は嘘のように解消!
なんでも、今年の3月31日の正午に無料化したとのこと。

その「のと里山海道」に入ると、程なくして左手に海が見えてきます。
日本海です。

きれいですね~~

130522能登有料道路と高松SA03

途中、「高松SA」に寄ってみました。
ここはSAでありながら道の駅でもあるようで、
道の駅「高松 里海館」と入り口に書かれていました。


建物が真新しくて、なかなかきれい

「ええ色しとるわいね」

と、思わず見とれる??

130522能登有料道路と高松SA10

すぐ裏が海というのも、なかなかのもの

130522能登有料道路と高松SA06

トイレもきれかった。。 

これは、SA内にあった
「のと里山海道」の案内図
 ※写真をクリックすると拡大表示します

130522能登有料道路と高松SA08大

同じく、SA内にあった、能登半島の案内図
緑色の道路が
「のと里山海道」です。
※写真をクリックすると拡大表示します。

130522能登有料道路と高松SA09大


高松SAから少し走り、今浜ICで下ります。
そして向かったのが、千里浜の「なぎさドライブウェイ」

能登観光の定番ですね。

海辺の砂浜が、そのまま車で走れてしまうというところです。

こういう場所だけに、天候などの条件によっては
通れなくなる日もあるみたいですが、
この日は穏やかな晴れの日、最高のコンディションでした。

130522千里浜031

バスも走っています

130522千里浜091

でも聞くところによると、砂浜が1年間に1mずつ浸食され、
このままでは「なぎさドライブウェイ」が無くなってしまうかもしれないそうです。
地元では、広い砂浜復活を目指した活動もされているとのこと。

130522千里浜068

道の脇には売店が!
「焼はまぐり」を食べたかったのだが・・食べず。

130522千里浜072

130522千里浜086

この日は車も少なく、波の音を聞きながらのんびりと時間をすごせました。

130522千里浜030

130522千里浜049

なんとも爽やかで、そして穏やかな海の景色でした。

「なぎさドライブウェイ」は千里浜IC付近で終わりですが、
自動車道には戻らず、そのまま海岸線沿いの一般道を北上することにしました。

国道249号線です。

その国道249号線をいったん離れて、
海岸線沿いの道をゆくと見えてきたのが、小さな漁港。

130522石川県羽咋郡「福浦港」005

おじさんがのんびりと釣りをしていたり、

130522石川県羽咋郡「福浦港」028

下をみるとアカクラゲがユラユラ泳いでいたり。

130522石川県羽咋郡「福浦港」039

130522石川県羽咋郡「福浦港」032

そういえば高校生の時に海に遊びにいって
このアカクラゲに刺されて大変痛い思いをしたのを
思い出します。

130522石川県羽咋郡「福浦港」021

この日は大変、波穏やか

130522石川県羽咋郡「福浦港」012

130522石川県羽咋郡「福浦港」008

後で調べてみると、ここは羽咋郡志賀町の福浦港という所だったようです。
とても静かな漁港でした。


少し行くと巌門という観光スポットがあるのですが、
それは遠くから眺めるだけ

130522石川県羽咋郡志賀町富来牛下「巌門」周辺06

少し寄ってみると

130522石川県羽咋郡志賀町富来牛下「巌門」周辺09

遊覧船があるんですね。
ずっと昔に行ったことがあるのですが、全く記憶が残っていない・・

空を見ると、鳶が優雅に飛んでいました。

130522石川県羽咋郡志賀町富来牛下「巌門」周辺02

空を飛べることの偉大さに気づいていないのでしょうか、
ピーヒョロ鳴きながら、普通に飛んでいました。


再び国道249号線に戻り、立ち寄ったのが
「機具岩(はたごいわ)」

130522石川県羽咋郡志賀町富来七海「機具岩」12

130522石川県羽咋郡志賀町富来七海「機具岩」04

そこに立てられている看板の説明によると、「能登二見」とも呼ばれているようです。
これは伊勢の二見浦の夫婦岩からきているのでしょう。

130522石川県羽咋郡志賀町富来七海「機具岩」38

その昔、能登比咩(ひめ)神社の祭神である渟名木入比咩命(ぬなぎいりひめのみこと)が、
賊に襲われた時に背負っていた織機を投げつけたところ、
それが飛んできてこの地で岩になったと言い伝えられています。
したがって、この岩の祭神も渟名木入比咩命であります。

130522石川県羽咋郡志賀町富来七海「機具岩」67

なかなか神々しく感じられますね。

130522石川県羽咋郡志賀町富来七海「機具岩」55


そこから少し走ると見えてきたのが、道の駅「とぎ海街道」。
この「とぎ」というのは、所在地が羽咋郡志賀町富来(とぎ)だからです。
この道の駅のすぐ裏の海を見に行ってみると、
そこには世界一長いベンチなるものがありました。

130522羽咋郡志賀町富来領家町「日本一長いベンチ」20

だから何なんだっ て感じですが、
これはオッサンの哀しき発想なのでしょうね

130522羽咋郡志賀町富来領家町「日本一長いベンチ」10

また、二葉百合子さんの歌う「岸壁の母」のモデルとなった母が
この地のご出身のようで、その記念碑もありました。

130522羽咋郡志賀町富来領家町「日本一長いベンチ」15



この後は少し海を離れ、内陸部を走ります

130522「きじ」石川県羽咋郡志賀町周辺13

輪島市門前町あたりの野原で見た、キジのカップル?

130522「きじ」石川県羽咋郡志賀町周辺04

また、周辺の農村の田園風景を撮影したりしながら、

130522石川県輪島市「門前町田村」02

次は、これも能登観光の定番の「千枚田」を目指します。

130522石川県輪島市「門前町田村」19

130522石川県輪島市「門前町田村」07

それにしても、ずっと続く里山の風景、
ちょうど田植えの時期と重なったこともあり
水田がとてもきれいでした。


そして着いたのが、有名な棚田の「千枚田」

ここは人気スポットのようで
横にある小さな道の駅の駐車場はすでに満杯。
車は道路にも溢れ、あちこちで路上駐車が目立ちます。
そういうのが苦手なので、
少し先に進んで広いスペースに車を止めて歩いて行くことに・・

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町254

途中、地元の方が犬を散歩されていたので撮らせてもらったり、

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町251

海の風景を撮ったり

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町012

気持ち良さそうに舞う鳶を撮ったり

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町038

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町049

そういえば、こういうものも

爆音がするので見上げると自衛隊の練習機T-4が・・
小松基地へ帰るとこでしょうか・・

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町003


そして、千枚田に着きました。

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町096

しかし先程よりさらに人が増えており、
定番の撮影スポットには三脚が林立。
これを見て帰りたくなったのですが、
せっかく来たので端の方で少しだけ撮影してきました。

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町025

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町035

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町100

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町149

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町162

130522「千枚田周辺」石川県輪島市白米町221

しばし撮影の後、日が沈むのを違う場所で撮ろうと
急遽移動!


着いたのは珠洲市の曽々木真浦海岸という所です。

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町068

ここにあった八世乃洞門は平成19年の能登半島地震で崩落してしまい、
現在は新トンネルができています。

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町042

ちょうどその横で、この日最後に日没写真を撮ることにしました。

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町016

洞門の横にあるこの滝は、「垂水の滝」というそうです。

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町020

そして日が沈んでいきます

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町015

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町030

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町103

水平線に沈む夕日

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町090

時刻は6時54分でした

130522「夕日」石川県珠洲市真浦町118

この日の撮影終了!


ということで、夕食の確保と寝る場所を探しながら北上

でもこのあたりの人気(ひとけ)の無さを思うと
何かとても悪い予感・・

で、その予感は的中!

まず、食べる店のようなものはほとんどなく、
あっても既に閉店。

夕食はあきらめ、車内の保存食にすることにして、
今度は寝る場所を探すことにしました。

道の駅「すず塩田村」は、あまりの人気の無さにあきらめ、
さらに北上

結局、夜の海辺の道をひた走り
着いたのは、能登半島の最北端の道の駅「狼煙(のろし)」

8時すぎだというのに静まり返り
広い駐車場に車は2~3台しかない寂しさでしたが、
ここでこの日は泊をとることにして早めの就寝。

1人静かな夜
明日は、禄剛崎灯台からの日の出が見れるかな?
など思い、おとなしく眠るのでした。


1日目終了!