2009年11月

2009年11月29日

植付け体験?

とうとう植付け最終日!(^O^)v

28日最後の一枚を植付けました。

そこへ、京都から問屋さんと一緒に畳店さんが来られました。

ベテランのパートのお姉さん達(昔)がさっそうと手植えしてるのをみて、一緒に来ておられた、若い奥さんも植付け体験を希望されましたが?丁重にお断りしました。笑い

熊本に来られるのは初めてらしく、今の産地の現実など、いろんな話ができました。

畳店さんも、これからに何かヒントになったかな?

最高級麻2本立て京間表の大量注文も頂きありがとう御座いました。
無一物で織りますから、しばし御待ち下さい。m(_ _)m




ブッチ〜







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2009年11月24日

畳ケバげな話

畳の毛羽立ちの話が出る事がある。

畳表の糸??ってね。

違うね。

これからは、知り合いのI先生と飲んでた時の話。

数字や検証データの話ではない。

噂話、噂話…

ある日、岡山のイグサの先生と二人で飲んでた時の話…

畳に毛が生えるの話題から

私とI先生の見解は全く同じだった。
最近、すれてない畳から毛が出てる話が聞かれる。

見てみたら、織り込まれたイグサの間からも繊維が出ている。

もちろん畳表の縦糸でない場合がほとんどです。
だって麻の表に明らかに違う繊維が畳から生えてる。

これは、ほとんどが化学繊維(アクリル)である事が多い。


畳から生えてるのではなく、畳表を突き通した下(床)に引っ張る力があり、畳表を突き通してイグサの隙間から入り込むのだろう!

原因は、畳表の下。

床に使われる不織布や、ペフや、フォームも化学繊維!

摩擦がおきたら静電気が発生し、回りの敷き物や毛布、座布団等のアクリル繊維を磁石のように寄付ける!

ボードに麻のクロスやクッションに麻の不織布を使えば止るだろう〜!

I先生と飲んだ時の1話題です。

誰でも知ってますよね〜。すみません。



ブッチ〜






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来期は…

今期は植付け時期になり雨がよく降ります。

苗取りに手こずる場面も多々あり苦戦しています。

苗不足が囁かれる中で、我が地域は皆さんが苗の確保は出来て、栽培予定面積分の苗は譲り合いで確保できたようです。

我が地域は在来種ばかりで、いざ苗が不足すれば大変です。
昔は、各地に在来種はあり、何処かには苗があったからです。

しかし、近年は、他と区別がしやすい事もあり、産地の6割以上が、ひのみどり(元々細い品種で、テレヤケも見えにくい。)中心になり、栽培技術次第では、品質が大きく左右される在来種(各品種に個性があり、いろんな特長がある)の苗を探すのは難しく、そんな現状の中、在来種中心の我が地域の各生産者が苗の情報を共有し、お互い苗を譲り合うようになりました。

やはり地元は温かいものです。

来月初旬には、我が、八代市松高地区は植付け終了の見込みです。

品種は、きよなみ60% 夕凪20% 熊本2?、岡山3 、他が20%みたいです。

なぜ、ひのみどりが我が地区に普及しないか?

何故かな?

理由は様々でしょうが、我が地区は偏屈人、(笑い)が多く、昔からある歴史のある在来種をいかに、充実させ細く粒を揃えるか?の栽培技術の確立にこだわったからかもしれませんね?

結局在来種が合うのでしょう。

いぐさの理想は、品種特性を生かしながら栽培技術を駆使し、一本一本を絞って充実させ、粘りを出し、本来の光沢のある粒の揃った草作りにあります。

畳表は縁下の、いぐさの粒を揃えて、なおかつイグサ特有の自然な光沢を出す事に理想があると考えます。

品種だけで、製品の価値を判別するほど危険です。
出来上がった製品で判断するべきでしょう。

それから、いぐさは、一本にある節(関節みたいな?)は、決まっており、伸ばす事は1節が伸びて見入りが不足する可能性があります。
伸ばす事に力を注ぐ事はタブーです。

織り込まれたイグサが、細過ぎて光沢の無いものや、根と穂先のバランスの悪いものは、やはりよろしくないでしょう。

畳表は、充実した光沢を有し、根の切り口、穂先の切り口が同じ大きさが理想で、そんなイグサで織った表は、自然に縁下が揃って綺麗になります。

畳表を見て、根と穂先の切り口の大きさが同じになるように、穂先の太い充実したイグサ作りを理想として栽培します。



今年も理想をめざして、試行錯誤しますよ〜。


ブッチ〜









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2009年11月22日

新たなチャレンジ

今期も、昨年から栽培認可が出た新品種『ひのはるか』を栽培する事にした!

いぐさは、品種でいろんな特性がある!

一番の違いは粒(一本一本)の大きさだ。

大粒でゴツいイグサが好きな方も、小粒で、繊細なイグサが好きな方もいます。

私は、生産者としては、より広い市場との付き合いを願い、2種類のイグサの栽培を決めた。

細いイグサは、単体では弱いイメージがあるが、畳表に関してはNOである。

消費される畳に関しては、品種特性を生かした織りをすれば、決して耐久力が劣る事はない。

私が所属する熊銘会が5年以上、毎年耐磨耗試験をしての見解です。

細いイグサは、畳表、一枚当たりの本数は当然多いし、表面がフラットになり、摩擦率が少ない。
ゴツいイグサも繊維が大きく強い。

丈夫さに関して、品種の違いより、生産者が品種特性をいち早くマスターし、堆肥、微量要素、肥料、水管理等々のもてる技術を駆使して、丈夫で綺麗なイグサ栽培に努力する。
自分の土地に合う品種であるか?の判断は、最低10年くらいはかかる。

私は25年以上、いぐさ栽培1本できて、いろんな品種を体験してきた。

全ては作り手の技術と、栽培される土地次第だと思う。

新しい品種の導入には、不安もあるが、特性を生かし、より良い製品を作る為にチャレンジする。1年や2年栽培しても何も分からない。

十年後には、ブッチ〜のひのはるかは良いね〜。の声を聞くまで試行錯誤は続けます。



ブッチ〜







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2009年11月20日

田んぼ二枚目の植付け〜!

予想された雨もなく、一安心。

今日で二回目の植付け。
元、娘さん達のバイト8名をお願いしての植付けです。
平均年齢は60歳、何時まで来てくれるか不安です。

今日は、約60aの植付けです。

残り100a!頑張ろ〜!



ブッチ〜!






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2009年11月17日

まず一枚

f7ff0868.JPG今年は、雨が多く苗取りが大変です。

まず60a分の苗の準備が出来たので、バイトの8人と我が家の3人で、今年初めて植付けましたよ。


残り160aかな?120aかな?



ブッチ〜


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2009年11月12日

産地植付け開始

産地では、稲刈りもほとんど済み、来期のいぐさの植付けが始まりました。

一部で苗不足が心配されるが、地域単位で苗を譲り合い定植希望面積は達成して欲しい。

我が地域は、昨年の28軒から、今年は21軒になり、高級品の販売不振から、残草の在庫も増大し、作付け面積は25%減になりそうだ。
回りからしたら、我が地域はいぐさ農家の変動が小さい所だったが、ここにきて、急激に転作や離農が進みだした。


農家が自分の土地を維持するのがやっと!こうなってしまった現状では仕方ないのかもしれない。
他の地域は?

いぐさの作付けが600ha250万畳維持出来るか?
かなり難しいだろう!

同業のいぐさ栽培農家に、頑張ろう。…と言えなくなった…。



ブッチ〜







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2009年11月07日

新しい肥料の研修会

b867e781.JPG昨年に発売された新しい肥料の研修に参加しました。

イグサは、植付け前から収穫まで、10a当たり約400キロ近くの肥料が必要になる!

私達は、堆肥やぼかし肥を絡めた栽培でも大量な肥料が必要になる!

今までの一般的な肥料では、作物が吸収するのは5割もないからである。

残りは?…

流亡するか地下水に染み込むかです。

流出した大量の肥料成分は、少なからず環境を汚染する。

そこで、コート肥料が登場。

肥料の散布量を約4割削減できるとのこと。

肥料を特殊な樹脂でコートして、土の中で必要に応じて少しづつ溶け出し作物に吸収される為無駄が極めて少ないとのこと。

しかし、価格は2.5倍(ToT)

畳表価格の低迷の中、ギリギリの経営の中で、かなり無謀に近い選択でしたが、しかし、環境を考えると将来に繋る事だから、導入を決意しました。

ブッチ〜








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2009年11月04日

食べ残しが力に

d07e3cab.JPG私は循環型農業をめざしています。

それは、再生、リサイクル。

私は農業者で、自然の恵みで生かされています。
当然、自然を大切にしたい。

さて、昨日は、毎年恒例の堆肥の運搬。

熊本市内の家庭などからでる食べ残しや、コンビニの廃棄弁当などで作られる堆肥を取りに行った。
農業者が、田んぼで栽培した野菜などを販売し、その残りを集めて堆肥にして、また田んぼの力に変える。
循環型農業。

普通に生ゴミは焼却処分され、CO2が大量に排出され環境が破壊され温暖化が進み私達に跳返ってくる。

少しでも抑制せねば。

私達の熊銘会の仲間は、この堆肥を使う事で、土作りはもちろん、環境にも配慮した農業を推進しています。

私は、生ゴミにして、約100t分で出来た堆肥をつかいますよ。


de1bd96d.JPG








ブッチ〜








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2009年11月01日

もう11月だよ(>_<)

今日から11月ですね。(^_^;)

早いもので、またイグサの植付けです。(>_<)

我が家は、ずっと手植え。

苗を一株一株手で株分けします。バイト頼んで総出。昔から同じ。
機械植えもあるが、我が家は、手作業です。
10a当たり2400〜2500株。
220aだから、約50000株を手作業で丁寧に株分けする。

植付けも手作業する。
一人で一日頑張って5aだから、植付けもバイト頼んで行なう。
刈り取りは機械化され家族だけで出来るが、植付けは人海戦術!

近年は、季節バイトの方が年々減少し、人手探しも難しい。

月曜から、堆肥の散布をしたり、改良資材散布、田起こしと忙しくなりますよ。



ブッチ〜









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