2011年07月17日

セルジ・イバカが帰化、スペイン代表の新戦力に

NBAでプレーするセルジ・イバカがスペインのパスポートを取得し、いよいよスペイン代表として欧州選手権2011 in リトアニアでの活躍が期待されています。

セルジ・イバカは元々はコンゴ共和国の出身、2007年スペインにやってきて2部のオスピタレットなどでプレーしていたが、2008-09シーズンにLiga ACBマンレサで1部デビュー、それほど突出した活躍を見せたわけではないがダンクコンテストで優勝するなど身体能力の高さは印象的でした。翌年にはNBAに移籍しています。

さて、スペイン代表というスタンスから見るイバカとはどういう存在なのでしょうか。
まずスペインでプレー経験があるとはいえ、スペインで生まれ育ったわけではないという点で帰化組という扱いになるでしょう。

実は男子スペイン代表は2001年にトルコでの欧州選手権でプレーした黒人選手チャック・コルネガイ(CHUCK KORNEGAY)以降、いわゆる帰化組はいませんでした。
まさに1999年世界ジュニア優勝メンバーのナバーロ、ラウル・ロペス、レジェス、カベサス、Pガソルらの黄金世代が開花する2002年からの黄金の10年間でした。
(つまりイバカが加入する2011年以降は新しい10年の歴史になるのです)

逆に言うと1992年の地元開催のバルセロナ五輪で9位という成績だったスペインは1992年からの10年間は帰化選手に頼ったナショナルチームの存在があったのです。

2000年のシドニー五輪ではアメリカ人のジョニー・ロジャース
1995年、1997年の欧州選手権ではこれまたアメリカ人のマイク・スミスが帰化組としてナショナルチームにいました。

彼らコルネガイ、ロジャース、スミスはいずれもキャリアの大半をLiga ACBでプレーしMVP級の活躍を見せた選手でした。
(1992年以前にはソ連やキューバからの亡命選手がスペイン代表でプレーしたこともありました)

まとめると、
亡命、移民などの選手がスペインの国籍をとって代表選手となった1991年以前
繁栄したLiga ACBで活躍したアメリカ人選手が帰化して代表選手となった1992年以降
1999年の黄金世代が台頭し帰化選手を必要としない2002年からの10年
そして今、2011年セルジ・イバカが加わったスペイン代表チームはロンドン五輪、2014年の地元開催の世界選手権に挑みます。
(その前にロンドン五輪予選を兼ねるリトアニアでの欧州選手権がありますが)

※ちなみにさらに新しい時代の流れとして、東欧選手の青田買い14歳15歳でスペインのジュニアチームと契約、アフリカ人選手の移民や2世などスペイン生まれスペイン育ちのアフリカ系スペイン人らが、スペインのU20U19U18代表にはかなりの数が選出され活躍しています。彼らが近い将来スペイン代表の一員となり、今のフランス代表のようになるのにそんなに多くの時間は必要としないと思われます。







el_baloncesto at 17:04コメント(1)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by とうみん   2011年12月31日 10:03
追記です
2010年トルコ世界選手権のためのスペイン代表候補、最初の24名のリストにブラッド・オルソンの名前がありました。

アメリカの大学を出てスペイン3部リーグで1年、2部で2年プレーして実績を残し、現在は強豪カハ・ラボラルでプレーするアメリカ人SG/SFです。

2009年にスペインのパスポートを取得しています。

しかし、現在のスペイン代表の帰化枠候補はイバカ、ミロティッチといますのでオレソンは3番手でしょうか。

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