前回の更新から半年以上間が空いてしまいました。

昨年後半はアメリカ大統領選挙でドル円は長い上昇相場に入り、長いことショートで担がれた末に損失を確定して撤退しました。
それは大きな失敗でしたが、相場を長期で見るという点について、骨身にしみることができたことは良かったと思っています。

相場はともかく、実は今年に入ってから公私ともに人生の大きな転換点となりまして、三月あたりからはもうブログ更新どころではなくなってしまい、ようやく一息ついて、さてこれからどうしよう?というところです。

ぶっちゃけて書いてしまうと、自分が経営していた会社の破産を決めて、その諸々の手続きや営業実態の始末やらなんやらかんやらで大変だったのです。
小さな会社としては結構な負債があったのと、個人でも借入して会社の資金繰りに回していたので、法人個人共に自己破産という形で申立を行いました。
この件については、今後具体的になんらかの形で書いていく予定です。

為替は一月始めに仕切り直して、小さな資金から細々と続けていました。
FXを始めてから一年半ほどになりますが、色々経験した結果、現在は昨年までのやり方とはかなり変わっています。
やや半年過ぎましたが、その間に資金はスタートから概ね20倍程度に増えました。
昨年のやり方からすると、かなりゆっくりしたペースですが、それは以前のように短期的な値動きを追うのではなく、長めの時間足を見ながら、なおかつ長期的なレンジの上限下限近辺しかポジションを取らないようにしているからです。なのでエントリーの機会は極端に減りましたし、ポジションを持っている時間も長めで、その分利益を引っ張るようになりました。
ただ、そうなるとエントリーのチャンスが少ないので、監視する通貨ペアも多くなり、原油や株価指数先物などのCFDなども対象にしています。
こうした中ではっきりとわかったことは、やはり資金管理に尽きるということでした。
最近は複数の通貨ペア(原油等も含む)を同時に持つことも、それぞれに両建てすることもありますが、期待値が極端な局面で、ポジションサイズを小さくしておけば少ないリスクでもきちんと利益が出るし、ポジションは小さくても、期待値の大きなところで入ることで、利益をなるべく引っ張ることで
 リスクを小さくしながらリターンを大きくできることがわかりました。
そのかわりに時間がかかります。
そしてポジションサイズが小さく、余剰証拠金にたっぷりと余裕を残しておくと、多少逆行した時には余裕で平均単価を変えられるので、短期的なピンポイントではなく、中長期のゾーンで取っていくことは容易です。
色々と調べてみるといわゆる大口はそういった方法でやっているようです。
それこそ半年単位でポジションを入れ替えるような中長期の視点で動いているようで、それも週足、月足などを見てみるとそうかもしれないと思えます。

半年ほど、現在のある種のんびりしたトレードをしてきて思いますが、それこそ一年で原資の2倍とか3倍とかであれば、特に無理することもなく、低いレバレッジで魔法も魔術も必殺技も無しに、極端な高値近辺で売り、極端な安値近辺で買っては利益をできるだけ引っ張ることを繰り返すだけで、難しいことは何も無いというのが実感です。 

以前はとにかくハイペースで増やさなければならない状況だったので、過大なリスクを取っていた為に一月半で原資を40倍に増やしてみたりゼロカットを食らったりしていたのですが、現在はゼロカットのリスクがほぼ無い代わりに、増えるペースもゆっくりになりました。
やり方も取るリスクの大きさも人それぞれですが、リスクは小さく、時間をたっぷりかけて確実に取っていく。
今の自分にはこれが答えのようです。
そしてこの半年は危なげなく上手くいっています。
 
そういったわけで、とりあえず生存報告でした。

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