ダイスを振って出た目の数だけアルバムを遡って辿り着いた写真について無理矢理ブログを書くコーナー。

今回のお題はこちら。
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ドレアムに挑む途中の小部屋に宝箱が不自然に配置されている部屋があるじゃないですか。

不自然に部屋の真ん中に配置された宝箱。それは欲深き冒険者に災厄をもたらすパンドラの箱。ラストダンジョンの宝箱といえばトラップモンスターがお約束ですからね。

でね、この不自然極まりない宝箱を目の当たりにしたとき、僕の鋭い感が冴え渡ったんですよ。

「罠だ…!」と。

まあ僕くらいの剣士になればこのくらいの危機察知能力は持ち合わせて当然ですけどね。危機察知能力と言うのは現実世界でも生きる上で非常に重要なんですよ。


そう、例えばアレは高校3年生のときのこと。

教室に1台設置されていたパソコンで放課後に親友のA君とAV女優を検索して遊んでたんです。

もちろん周りに先生や女子生徒がいないことを確認してやるんですけど、PCは教室の窓際に設置されているので、教室のドア側からディスプレイが丸見えになるんですね。つまり如何わしいページを見ているときに背中を取られるとTHEエンドってわけ。
 
まあ今となっては僕クラスの剣士の背中をとれるやつは滅多にいないんですけど、当時はまだ駆け出しでしたからね。とにかく、背中をとられることは即ち死を意味するという地獄のような戦場で僕らは青春時代を過ごしたわけです。スマートフォンでぬくぬくと育った現代っ子どもとは切り抜けてきた修羅場の数が違うんじゃ、ゆとりが。
 
ただ、男女共学の学校という閉鎖的な社会においてこのような行為が明るみに出れば、女子から軽蔑され高校生活を棒に振るのは必至。これがリスクです。

しかし、この過酷な環境で僕の天賦の才ともいうべき危機回避能力がその片鱗を見せます。

気高く賢い僕は、PC操作を全てA君に任せて自分は横に立つだけにとどまることで有事の際はA君を切り捨て自分だけ助かる作戦をとりました。もちろん廊下から響く足音などには最大限の警戒を怠りません。駆け出しとはいえ最強剣士がそんな簡単に背中を取られるなどまずありません。これは最悪の場合を想定してということです。あくまで保険です。



そう、保険のはずでした。




ディスプレイの中に広がる世界はあまりに艶美で耐性装備のなかった僕らはすっかり魅了されてしまいました。そのとき・・・・



「ガラガラ」

開いたんですよ、扉が。




振り返ってみると、よりにもよって最悪最低なことにクラスでも可愛いと評判のYさんが立っていました。

バレました。学校でAV女優のホームページ見ていることがクラスの女子にバレました。


ヤヴァイヤヴァイヤヴァイ!このままでは残りの高校生活を昼休み机に突っ伏して寝たふりして過ごすことになる!!ヤヴァイ!!

しかしPCを操作しているのはA君です。主犯は彼。タゲは彼に向くはず。すまん、A君。お前のことは忘れないよ。


こうして危機察知能力のおかげで自分だけはピンチを切り抜けたと思ったんですけど、これをキッカケに打ち解けたA君とYさんは付き合い出し、高校卒業後に紆余曲折を経て、2年前に結婚しました。(実話)

2人の結婚式でこのエピソードを暴露してやろうかと思ったんですけど、そんなことをすれば各方面に問題が発生するでしょう。ここでも僕は、神業的な危機回避能力を発揮しているわけですね。


まあ、つまり何が言いたいかというと、自分に振りかかるリスクを早期に察知して回避または被害を最小限に留める受け身をとること。長い人生において必ず訪れる数々のピンチを切り抜けるにはこれが出来なきゃいけない。

特に組織を統べるリーダーともなれば、仲間の人生を預かる立場として危機察知能力を最大限に発揮することが求められます。

場合によっては自分を犠牲にして自ら盾になり、仲間を危険から遠ざけなければいけない。それがリーダーに求められる器ということです。

僕も一応ドラクエで「トゥア・スパーダ」というチームのリーダーをやらせてもらってます。今回ドレアムにはチームで挑んだのですが、彼らの命を預かるリーダーとして目の前の状況に対応しなければならない。


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不自然に広い部屋の真ん中に不自然に配置されている宝箱。

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「罠だ」

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「怪しい」

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「罠やな」

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「罠ですね」


ここは破壊と殺戮の邪神・ダークドレアムが支配する夢の世界。

ドレアムは我々を殺すために魔物をけしかけてきました。彼が我々に施しを与える必要性は皆無ですから、状況的に100%罠でしょう。

しかし、ドレアムが放った魔物を倒すたびに次のステージに進めるという仕様なので罠だとわかっていてもこれに掛からなければなりません。

開ければ爆発するのがわかっている箱があったとして誰がそれを開けたがるでしょうか。

今こそリーダーの器が試されるときです。

トゥアスパーダのリーダーとは、彼らの道を切り開く剣であり、彼らに振りかかる火の粉を払う盾なのです。

あの日チームを結成したその瞬間から、リーダーとして命を投げ打つ覚悟を決めていました。

仲間の命は何より尊いのだから・・・!!







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「メロンちょっと開けてこいよ」




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「え」


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「開けてこいよ」



今回はM君を盾にして自分だけ助かることにしました。



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「開けるで」


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「ドキドキ」





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「ぐわーーーー!!」



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「メダルでした」



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「ちっ」


っていうやりとりをしたときの写真でしたが、大して面白いことも起きなかったのでお蔵入になりました。アーメン。


おしまい。
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