韓国に行った日本人―Welcome to Korea

韓国の農家の男性と結婚した韓国在住の日本人。江原道鉄原のガイドをしています。 「鉄原」「あむツアー」のカテゴリをご参照に、elephants322@hotmail.comへご連絡ください〜

カテゴリ: 鉄原

こちら鉄原の安保観光ツアーの引率が私の仕事であるが、ツアーの案内所は2箇所あります。

一つはコソクジョン(孤石亭)という観光地で、車で来たらここで申し込みすればよいです。もう一つは汽車駅にある小さい支所。出発地は違っても、目的地は同じです。
ガイドは事務所が組んでいるシフトに従い、日によってコソクジョンに出勤したり、駅に出勤したりしてツアーをひっぱります。

コソクジョンは有名な観光地で、今の夏休みシーズンは多くの団体やファミリーがやって来ます。私たち引率者一人に対して観光バスが数台・・
ということも多い一方で、駅のほうは年間通して人が少ない。汽車に乗って来るお年寄りがメインで、バス一台が満杯になることもほとんどなく、お客さんが少ない分距離感が近い。

昨日は汽車(白馬高地駅)発の担当でした。
午前の部に出勤したこの日は8人しかお客がおらず、うち4人が一緒に来ていたおじいちゃん友達グループです。
車内がある程度お客さんがいっぱいだと静かにしてますが、このくらい人が少ないと前に立ってるガイドにがんがん話しかけてくる人がいます。静かな大衆の前で一方的にガイドするのも自分のペースでやれて楽だけど、お客さんとおしゃべりをするように質問をしたり答えたりしながら行くのもまた面白いものです。
それに、おじいちゃん達はこの37歳3人の子持ちを「アガッシ(=お嬢さん)」と呼んでくれる人が多く、大事にせねばならない貴重な存在である・・・。
※一般的には、해설사님(解説士様) 가이드님(ガイド様) 선생님(先生) 해설사선생님(解説士先生)などと呼ばれます。
少々不躾な感じで、おじいさんは가이드양(ガイド嬢) 일본아줌마(日本のおばさん)などと呼ぶこともあります。


この、鉄原のたった一つの駅「白馬高地駅」が今、散々ながっかりスポットなのである。

トイレは排水管のトラブルで全て使用禁止。
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 鉄原郡側と鉄道公社側で責任の押し付け合いをしているので、修理の目処立たず。その代わりに駐車場に用意された簡易トイレは、ハエだらけのボットンで息を止めないと入れない。

排泄物モリモリ、当然クレームもモリモリ。

駅構内に貼られてるのはネガティブな文句ばかり。
「汽車運行中断。吸殻を捨てないで。食べ物搬入禁止」
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線路工事のため汽車が来ない今、使われてない物寂しいホーム...
「ホームに入らないでください」
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ここは腐っても鉄原の玄関口の一つなのに、鉄原きってのガッカリスポットに成り下がっておる〜
田舎は田舎らしく、派手な演出は必要ない。しかし、落ちついた清潔感はあるべきだと思いつつ、一刻も早い改善を望むところです。

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先っぽがまだ見えない日韓関係、出勤したら事務所で何人かに

「アンタに何か言ってくるお客さんがいないか心配だよ〜」

と言われました。
運よく、輸出規制後まだそんな人に遭遇してません。
この状況がしばらく続くのであれば、必ず会うと思います。だからってどうするってこともありません。流すだけ。ガイドとしての仕事をするだけ。

心配の声をかけてくれる人がいるのはありがたいですが、『アンタのことが心配だ』という言葉の真意は(安倍が日本がこんな風にして)というもので間違いないから、イラっとするから一切話を振らないでほしいというのが正直なところ。
一向に収束しない関係に少々心が廃れてきているようです

そんな傷心(←ウソ)を癒してくれるかのように、日本のお客様が来てくださいましたよ。
しかも「靴下」のお土産を持って!

普段からブログを読んで下さってて、以前のかわいい靴下に見捨てられたという話を哀れに思い(?)、24−26cmの浅履き靴下をくださったのです。
ちなみにこの前回の記事に関して母親から「私が大きく育てたんじゃなく、生まれた時からかかとがデカかったので私のせいじゃない」というクレームが入ったんですけど、それってやっぱり親の遺伝やん〜?

さて、私はどっちかというと27cmに近いので大丈夫かなと思いましたが、履いてみると全然いける!
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この辺りにもあるのでしょうけど、どうせダメじゃないかという先入観から探しもしなかったんです。これで人生ちょっと前向きになれました。本当にありがとうございました!

この日は一緒に鉄原一の展望台、ソイ山にも登りました。
※クリックで拡大します、山の上からの鉄原平野を見てください!
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道路で走行中に、通りすがりの頑張ってるワンコにも出会いました。
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事なきを得るまで数十秒留まって待ちました。
犬って草むらなど見えにくい場所を選ぶとばかり思っていたので、堂々とした姿に感動すら覚えました。

色々と癒されまくりで、幸せに過ごしています。。。
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※DMZなどに興味のある方はごらんになってください※

今、鉄原が熱い。

のか寒いのか・・・

DMZ(=非武装地帯)内観光コースが一般向けに開発され、メディアに取り上げられています。

非武装地帯とは朝鮮半島を北朝鮮・韓国に分断している帯状の国境地帯のことで、1953年の休戦協定以降、民間人の出入りは許されていませんでした。
※DMZ内で警戒勤務にあたっている軍隊が出入りしています。

非武装地帯から数キロの範囲でさらに「民間人統制区域」という緩衝的な区域が設けられており、そこは許可がおりれば入れるので、安保ツアーはこの統制区域内を見学しています。


そんな状況の中、DMZ内に立ち入るコースが6月1日からオープンしました。

場所は、以前もブログに書いた「矢じり高地」という山。→
この小さい高地は南北戦争時に激戦区となり、未だ地中に眠っている遺体が数知れないとのことで、「南北共同遺骨発掘」事業を展開しているエリアである。

「閉ざされた地雷地帯」として神秘性すら帯びているDMZに足を踏み入れる。
確かに、65年間禁断の地だったことを考えれば、大きな試みではあるでしょう。
※4月の鉄原DMZ
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※緑萌える夏の鉄原DMZ
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コースは、民間人統制区域を通り、DMZの境界線である「南方限界線」を「通門」から入り、国軍の最前方監視硝所GuardPost通称「GP」まで進入します。国境である「休戦ライン」手前1kmほどのところまで近づきます。
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DMZ内が一部開放された場所は今までにもありましたが、GPやここまで北に近づくのは初めてのようです。

まだオープン間もなくて、大統領を始め「偉い人」たちや放送関係者が来ているのを度々目にしますが、一般人は20人×2回コースで一日40人まで。
申し込みは鉄原の観光案内所ではなく、韓国観光公社のHPから受け付けています。
こちらのHP(韓国語)・두루누비
・・・と、ここまで紹介しておきながら。
まだ始まったばかりで、外国籍は受け付けておりませんTT

というわけでワタクシも見学できません。
♪チャンチャチャチャンチャン チャチャンチャチャン♪…チクショー!!!
興味のある日本国籍の方は、韓国籍を取得するか、または数年?経ったら外国人にも開かれるかもしれないので待っててください!

ところで、「南北共同遺骨発掘」という計画ながら、なんと北は参加してない。「共同発掘」するために地雷を撤去し、道路はそれぞれがお互いの領土につけて休戦ライン上で道が繋がりはしたけれど、そこから先の本来の目的である遺骨の白骨は韓国側のみでやっている。

北は戦死者の発掘には興味なく、南に繋がる道をつけただけということになります。

どうなの、これ。

ワタシも平和は大好きです。多くの人がそうであるように、戦争に反対し、南北の平和を強く願っている一人です。
しかし、平和!平和!となんにでも平和とつけ、平和と名のつくイベントをたくさん開き、北を人道支援し、ニコニコと近づいてつなぎましょうと差し伸べている手をガン無視されて都合のいいときだけ利用されている南側はとてもむなしい。あまりの温度差にまた政府が平和ショーをしてると笑ってるのは、もはや北だけでなく国内の民も同じです。

世の中、キレイ事だけではどうにも行かないものですね。
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こちら鉄原で、観光のメインスポットの一つとなっているのが「第2トンネル」と呼ばれている地下トンネルです。

第2トンネルとは・・・

北朝鮮が南侵入用に秘密裏に掘った非武装地帯の真下にある地下トンネル。
1975年に韓国側で発見され、全長は3.5kmにも及びます。
このような北の侵入用トンネルは国内で4ヶ所見つかっており、鉄原では4つのうち2番目に発見されたために「第2」と名づけられました。
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この第2トンネルが、「鉄原安保ツアー」コースの一箇所になっているのです。

そのトンネル、今までは内部の写真撮影が禁止でした。
しかし「禁止」と書いているだけで撮ったからと軍人にチェックされるわけでもなかったので、韓国人のお客さんは分かってて撮る人も多くて、私たち引率ガイドたちは「撮ったらダメですよ!」と叫びまくるのがストレスだったんですけど。

1ヶ月ほど前にいきなり、撮ってもよいと。(理由は不明)

というわけで、堂々と内部の写真を載せます。
地下深くに位置するトンネルは全て強固な花崗岩。崩れないから掘られた
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使用したダイナマイトの穴の跡
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先の見えない長い狭小空間に、閉塞感で長く居られない人もいます
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これを3年以上かけてコツコツ掘り進めていた北朝鮮。
これは韓国側にとってただの観光地では決してなく、安保教育の場なのです。

写真を見たので満足!!しないで、実際見たい、もっと知りたい!と思ったあなた!

お待ちしてます〜
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昨日、久々に日本語のガイドをしたのですよ。

個人的にお受けしてる活動の方でなくて、鉄原の観光事務所に日本語要請予約が入った方の公式のガイド活動です。

日本からいらっしゃったこの日の団体様は、とあるイベントに参加するために鉄原を訪問されました。ものすごーーーく久しい、バスで日本語をしゃべれる場!!!ウザいくらいのテンションで調子に乗っていたら、お客様「とても楽しそうにガイドしますね」HAHAHAすみません〜

さて、この日のイベントというのは「DMZ평화손잡기」と言って、鉄原のようなDMZ沿いの最前方地域で人が手をつないで帯を作ろうというものでした。
こんな感じのイベント↓↓↓
KBSのニュース映像
半島の東西をずっと切れ間なくつないだわけではなくて、高城から江華までの地域の中でイベント会場として決めた区間ところどころで行われたようです。「4月27日」とは、一年前に板門店で南北会談を開催した日。つまり、その一周年記念平和イベントというわけです。

お客様を午前中にツアーをご案内し、午後にどさくさにまぎれて私もイベントに参加。多くの市民団体と共に、私たちは北朝鮮の労働党舎前の会場で手つなぎをしました。2月27日14時27分とのことでした。
手つなぎ前に労働党舎で各団体が音楽などの公演を行いました。

平和をテーマに踊りを披露する日本の方々
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労働党舎前の道路で手をつなぐ
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参加された方々は、それぞれが平和を願って色んな想いでこの時間を過ごしたと思うのですが。

後で韓国のポータルサイトNAVERでこの関連のニュースを読んだときに、コメントの荒れ具合にがっかりしました。
流し見れるテレビのニュースより韓国語読むのがしんどいから(←正直)、ネットでのニュースは自分が興味あるものだけたまに読むくらいですが、さらに世間の反応が気になるものにはついてるコメントまで見ます。特に徴用工とか慰安婦などの日本が絡んでるものの反応は気になります。

で、この日のイベントを取り上げたネットニュースのコメントは、
は?なにやってんの?この一年南北間で何も進展してないのに嬉しげに・・・とか、何が平和だ、北の核の脅威は何一つ変わっていない。とか、こんなことしてなんになるのか?などなど、辛らつなコメント祭り。大統領の悪口大会。文大統領の名前をもじったあだ名のバラエティが多くて、皆の語彙力すごいと不覚にも感心してしまった。感心している場合ではない。

平和に関するものはいつもそんななので予想はしていましたが、たくさんのコメントがほぼ100%そんな感じでした。
国民だって北との不仲を望んでいるわけではなく当然平和的解決がいいに決まっているけど、あまりにも北寄りな大統領に自国より北の方が大切かと、平和平和と言ってショーばかりしていると、国民が冷たい視線を向けているのが日に日に顕著になっていて、大統領と政府の空回りが続いている。ちなみにこの27日は、南は一周年と言って色んな行事をやりましたが、北側は何もしませんでした。
大統領が平和と口にするほど、国民はしらけるという意思疎通のできてない悲しい現象。
平和を望む心は同じなはずのにね・・・

しかし私は、大統領のやり方がどうかとはまた別の話として、人々が平和や終戦を願いアクションを起こすのは必然の心理であり重要なことだと思います。
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昨日は仕事終わって帰宅し、まず、内閣の元号発表動画を見ました〜

いつも、平成何年かも分かっていない日本人もどきのアタクシでも、まるで合格発表を控えてる時のように気になるものです。

さて、それも重大事項ですけども、私からも重大発表があります!!

なんと!!

4月1日から、鉄原まで走る汽車が2年間運行停止です。
(((( ;゚д゚)))ガボーン
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ソウルから鉄原に来るには、地下鉄1号線で「東豆川」(トンドゥチョン)へ、そこから汽車に乗り換えて55分で終点「白馬高地」駅が鉄原です。
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東豆川から途中の「漣川」(ヨンチョン)駅までを電化延長するとのことで、その工事のために汽車が運行中断
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物寂しい白馬高地駅ホーム 
2年間しーーん
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鉄原マニアの皆様の、絶望のため息が聞こえる・・・

しかーし!!がっかりしなくても大丈夫!

汽車の代わりに運行される「代替バス」が仕事します。
今までの汽車ダイヤと同じに、バスに乗って東豆川から白馬高地へGO !
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代替バス
東豆川発の時刻表 ↓↓ (白馬高地まで1時間2分所要)
5:40/6:50/8:07/9:19/10:41/12:00/13:13/14:42/15:52/17:07/18:21/19:33/20:53/22:03

白馬高地発の時刻表 ↓↓ (東豆川まで1時間1分所要)
5:45/6:57/8:14/9:24/10:48/12:05/13:18/14:47/15:59/17:14/18:26/19:40/20:58/22:10

※なお、上記時刻表は直行便(東豆川・ソヨサン…..
デグァンリ・シンタンリ・白馬高地のみ停車)
間のチョソンリ・ハンタンガン・チョンゴク・ヨンチョン・シンマンリには停まりません

間の駅に行きたい方は、直行便の時刻の間々に2−3本ずつ各駅が走っています。30分に1本ずつくらいです。

ソウルから乗り換えなしで来ていた「観光列車DMZトレイン」もなくなりました。

この代替バスで白馬高地駅まで来ると、この駅から出ている「安保ツアー」は変わらずやっております。
火曜日を除いた週6日、午前10:30・午後2:00 
↓↓↓白馬高地駅 ツアー案内所
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 コースは「第二トンネル・鉄原平和展望台・月井里駅」所要時間は約3時間
午前の部であれば、上記時刻表の9:19発のバスで、午後ツアーなら12:00発のバスでいらっしゃれば、間に合います。

安保ツアーのバス
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 汽車はお休みしますが、今後とも変わらず鉄原とのお付き合いをよろしくお願いいたします。

この情報、どれくらい需要あります??チョー気になる〜
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日本のお客様から、本をいただきました。

面白く読ませていただいたので、ご紹介します。
タイトルは〈1945,鉄原
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イ・ヒョン という女流作家さんの小説で、日本語に訳されたものです。これを韓国語で読めと言われると10ページくらいで心が折れて投げると思うけど、日本語なのですぐ読めました。

イ・ヒョン氏は子供向けの児童文学が多いようで、我が村の全校生が30人くらいしかいない小学校に講演に来てくれたことがあります。
子供たちが握手したと言ってて、本も一冊家にあります。

鉄原出身というわけではなく、あとがきを見るに安保観光でこちらに訪れた際に見たものに衝撃を受けたのがきっかけとなり、この作品を書くにいたったようです。

内容は、鉄原市街地に住む若者数人が主人公で、1945年から1947年までの時代に翻弄される姿を描いています。

1945年といえば朝鮮半島が日本から解放され、同時に38度線で南北に分けられた年です。
鉄原はその後に勃発する戦争により韓国側になりましたが、それまでの数年間は38度線以北の北領でした。つまり今は、現在の分断ラインである軍事境界線と、38度線の間に位置してるわけです。

開放と共に共産主義下となり、朝鮮人民委員会の支配下に置かれる鉄原。日本時代に裕福に暮らしてきた地主は土地を全て取られ、反対に小作人として虐げられてきた人々は公平に分配されることにより狂喜します。
大地主の息子、小作人の娘、共産政権に賛同する者と反共勢力。
というように、登場する若者たちは同じ地域に住んでいる同じ年頃の友達でありながら、家柄や育ち、思想、立場などが違っていてそれぞれが悩みながらも、己の意思を持って行動します。

人物はフィクションですが、時代背景とそれに伴う彼らの複雑な心境はリアルで、読んでいて辛くなるくらいだった。今のように情報があるわけでもなく、国全体がどうなっているのかも、何が正しいのかも分からない状況の中でそれぞれの生き方を探している、そんな風に思いました。
このお話は1947年頃までが舞台で終わってるけど、今後戦争が起きてこの人物たちがその時どうなったかと思うととてもしんどくなります。現実そのように人々は流され続けるしかなかったでしょう。

私も、鉄原に住んでなければ絶対に手にとることがなかったとは思いますが、臨場感あふれる描写には韓国の歴史の一場面を知るにはとてもよい本だと思います。

私は少し頭がよろしくないので、途中になって数日あけて続きを読んだら「あれ?これ誰だっけ」と登場人物一覧を見返したりとなるので、わりと一気に読むようにしました。つくづく日本語版をいただいてよかったと思いました!

↑最後いらん情報〜?!
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一月の鉄原。

明日からはまた寒くなるというけれど、先週から数日間は気温が0度以上が続き、明らかに異常です。

お前〜!
それでも鉄原かっ!

とツッコミを入れたい(誰に?)。

寒いと文句を言い、暖かいとブツブツ心配する、精神不安定あむです、こんにちは。

さて、温暖化はバシバシ進んでいても、○○祭り好きなこの国は無理くりでも冬の祭りを開催して楽しんでいますよ!

こちら「鉄原郡」のお隣さんは、「華川郡(ファチョン)」と「漣川郡(ヨンチョン)」 

御二方とも、一足先に冬の祭り始めました。

華川は、大きな川をまるまる凍らせてその氷上でアクティビティや釣りをする「ヤマメ祭り

↓↓川の上に人人人〜黒いジャケットが流行ってるので蟻の大群みたい。
初日は14万人の集客だったそう。街の人口の3倍以上
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※写真はお借りしました

鉄原以上のド田舎にもかかわらず、このイベントは世界3代氷祭りに数えられるとか...
街の財源は、この祭りにかかっていることだろう。
↓↓穴を開けてヤマメを釣る人々
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そしてもう一方の漣川は
人口雪を利用し、雪像やソリなどの雪まつり
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私の写真じゃ全然規模が伝わりませんが、こちらもかーなり大がかりです。
あ、ノラジョ来てたし! 5分くらい見れた!

そんなヤル気満々地域に挟まれ、鉄原は?

そう、皆さんご存知!
一番自然任せな...

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ノラジョは来ないけど〜
広い川が自然に凍って、火山岩渓谷の間を歩くのはなかなか圧巻ですよ。

訪韓のご予定があれば、ぜひ1日はこちら方面にお立ち寄りください!

極寒の野外でも全く平気そうなこの女。
相変わらずのふてぶてしさは健在
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訪問ありがとうございます!メェ
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冬の鉄原は、鶴の一大飛来地。

非武装地帯や、北朝鮮の掘った第二トンネルを行く「安保観光コース」の他、田んぼに佇む野生の鶴の観察をメインにした「渡り鳥探訪コース」も設けられています。

この間は日本のお客様と一緒に、その鶴コースへ。

鶴は地球上に15種類生息しています。
その中で鉄原で主に見られるのは、「丹頂鶴」と「マナヅル」の2種。その他の種類は、たまに仲間とはぐれて迷っちゃったうっかりな個体が1羽2羽確認できる程度です。
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この日も、私たちの期待に答えるように、たくさんの鶴が美しい姿を披露してくれました。

ケータイ画素と腕前がショボい私は、写真の一枚も撮りません、その隣でとてもよいカメラでバシバシ撮影して、しかもその写真を惜しげもなく「ブログに使ってもいいですよ」と送ってくれる優しいお客様に甘えて...
今日も今日とて他人の写真でブログを飾る私〜

※お写真提供ありがとうございました!
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ありがとうございます、皆様のおかげです〜
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日本では丹頂は北海道、マナヅルは鹿児島の出水市がよく知られています
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しかしその二種が、このように一所に見られるのは日本では珍しい光景のようです
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雑食性ですが、鉄原には米を食べに来ております。

いつも必ず言っていることですが、鶴が映り込んでいるこの平和な風景は戦争の作り出した人間への皮肉。

鶴は非常に敏感で警戒心の強い動物です。何10m離れていても、人の姿を確認すると飛んで行ってしまいます。
戦争のせいで人が自由に立ち入ることができない広大な地域が設けられ、そのおかげで彼らが自由に伸び伸びと暮らしているのです。

逆に言えば、もしも戦争が終わるとか非武装地帯が解かれるなどの人の出入りが自由な状況になって開発が進めば、鶴は変わらず来るでしょうか?

鉄原の鶴は我知らずに、そんなアイロニーを背負って今日も優雅に舞っている。

時々まじめなことも言わないと、疑われる。

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連日、南北関連で色んな情報がテレビで流れてますが、ここでは鉄原の現場に関係していることを。


最近、何かとメディアの話題に登る私の居住地「鉄原

今までは韓国一寒いところとして、天気予報でのみ常連でしたのに(いやホンマに真冬はアホみたいに寒い)、ムンさんのお陰で話題沸騰!(言い過ぎ)

その話題とやらの一つが、「화살머리고지」
直訳すると、矢じり高地、つまりはその名の通り矢の形をした小さい山なんですが、そこで南北共同遺骨発掘を行う計画が進められてます。

※左の上にある山。矢じりに見える?
写真のど真ん中は白馬高地
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数しれない戦争時の戦死者が、まだまだ地中深く見つけられないでいる。
矢じり高地も、休戦協定とともに設けられた非武装地帯内なので、初めて発掘作業が行われるわけです。
来年四月からの作業のための地雷撤去や道路工事の段階時点で、すでに遺体が見つかってます。

関連ニュース(日本語)→

上の写真の田園地帯にはうちの田んぼもあるので、そこに行くと高地で工事してるのが見える。辺りは工事車両が横行している。

白馬高地で起こった白馬高地戦は、南北戦争の中でも1番の激戦と言われて今でも観光地として多くの人々が見に来る場所であります。

一方、お隣の矢じり高地は近くの住民でさえ(もちろん私も)その名を知らなかった地ですが...

※Wikipediaからの引用
第30連隊が占領していた395高地は、鉄原の西南部を構成する重要な要衝であり、ここを中共軍に占領されれば鉄原平野を瞰制されるだけでなく、国連軍の兵站線である国道3号線をはじめとする多くの補給路が使用できなくなる。そのためここには堅固な防御陣地が構築されていた。また395高地西側の281高地(通称矢じり高地화살머리 고지)にも坑道と鉄筋コンクリート製の掩体壕群が構築されていたの2つの高地は国連軍にとっては進行の助けとなり、中共軍にとっては大きな障害であった」

文中の395高地とは白馬高地の当時の呼び名。

つまり、白馬高地と矢じり高地は中部戦線の要塞として、かーなり重要な位置にあったわけです。

ここを何としても突破したい中共軍と、敵の南下を防ぐためにも絶対に破られてはならない国連軍。
ここを渡すとソウルも危ない。

で、歴史に残る激戦となった。

この矢じり高地の共同発掘における、表向きの雰囲気はなかなかポジティブなものです。
非武装地帯に入って、一緒に戦死者を掘り起こす...南北関係緩和の代弁の一つみたいに言われてる。
それが、上に貼ったニュース。

そのままのプラスのテンションでコトが進められなければいけない。
今、非武装地帯の中を通って南北が繋がってる道路が3本。

一つは半島の西の線路、京義線。一つは半島の東の金剛山に行く高城の道。
そして新たに作られた半島真ん中の矢じり高地。

鉄の三角地として激戦区だった地域に65年ぶりに道路ができた。
その道路の真ん中で、南北の兵士が握手をした。

すばらしい!
平和への第一歩ね!

と言えない私はひねくれ者?
軍事的戦略から重要性を認識し、北が攻めに攻めた場所をなぜわざわざ選んだのだろう。
喉から手が出るほど望んでた地に、北から南に繋がる道ができて、金日成は大喜びしてるかなぁ。

それと、こちらのニュースについても腑に落ちない。
非武装地帯内のお互いの監視所を撤去しますっていう→

試験的にお互いに10箇所ずつ!

撤去は滞りなく先日南北ともに終わったようですが。
鉄原でも1箇所あったんです。

いやいや...ここでもつっこみたい。
何で同じ数なん??

だって非武装地帯の中にある軍事施設、北は160箇所で南は60箇所やん〜?
しかも、北は1個の建物めっちゃちっちゃいのに、南のはお城みたいに立派やん?
むしろ、規模的に南1個につき、北は3つくらい破壊して平等なくらいやん?

しかも北は、目に見える地上部分は約束通り無くしたけど、その地下にあるバンカーはそのままなんじゃ... (韓国側施設は地下までちゃんと壊したと発表している)

的はずれな文句で終わればよいのですが

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