2007年05月

2007年05月30日

受け止める、真っ向から、無念だが。。

8203f09e.JPGはいコレ、なんだかわかります?
恥かしいことだという自覚がうっすらとはあるので色んなことをぼやかすため写メのピントもあえてぼんやりさせたのですが。。。
これはちょっとした犯罪者の証でございます、ハイ。

ええつと、しっかり説明するとおそらくウンザリするくらい長くなりそうなんで手短に申します。。。
去年の10月、11☆9公演『イージー・ライアー』の南富良野公演の仕込み日のことでございます。
その日、アタシャ〜某有名連続ドラマの撮影の合間に与那国から富良野に戻りまして、メンバーから「疲れてるから仕込みは来なくて翌日の本番からで大丈夫」と言われたにもかかわらず、普段は皆無の責任感みたいなものがムクムク頭をもたげたので、ヘトヘトだったけど18時過ぎに富良野に着いて行ったわけです南富良野の会場に、がんばって!
で、遅ればせながら手伝ったですよ仕込みを!
ヘトヘトだったけど、久しぶりに11☆9の同志たちに会えたので、元気が出たですよ、アタシャ〜!
で、その帰り、普通ならケイシが運転するのだけれど、アタシャなんかみんなに会えてテンション上がっておったので「お前ら疲れてるやろからオレが運転するよぉ」と自ら志願してドライバーになったのが、運の尽き、で、ゴザイマシタ。
ドンキング太田、ジュン三浦の2台の車の後ろを軽快に走っておりました。
あまりに軽快すぎて警戒を忘れてしまったのですな・・・
西達布(にしたっぷ)の辺りでいきなり赤い光が!
バシャア!!
瞬時にね、悪い予感がね、悪寒がね、走りましたよ、悪寒と同時にオカンの顔も走りましたよ、ソレは今単に語呂を合わせただけですけど・・・
とにかく、やられたぁ〜!とは思いましたが、人間ああいうときは悪い事実を信じたくないもので、助手席のケイシと二人、気のせい気のせいと、完全に赤く光ったのに光ってないことにしました。

それから数週間後・・・
来ましたよ、通知が、悪い知らせが。
案の定、オービスと呼ばれる自動速度違反取締装置の毒牙にやられておったんですよアタシャ!!
ま、悪いことしてるのはコッチなんで毒牙なんて表現は問題アリアリなんですが、その辺はね、わざわざ疲れた体にムチ打ってとった行動の結果がコレかよぉ!とヤサグレたくもなるわけです。

さっそく、旭川の交通機動隊のナンタラさんに連絡を取って、事情を聞く。
それがね、なんかね、色々とカチン!と来る事を聞かれるわけですよ、そしてコッチも売り言葉に買い言葉でアレヤコレヤといちゃもんをつけてしまうわけですよ。
どうもボクは制限速度60キロのところを92キロで走行しておったようなのですが、ボクの前を走っていた、ドン太田、ジュン三浦も間違いなく、制限速度の60キロはオーバーしておったわけで、ボクが推測するにきっとそのナンチャラいう機械は90キロ以上から反応しよるわけで、そのシステムに納得いかねぇ〜!と、60キロが制限ならばそれ以上は全部取り締まれよぉ〜!と、完全にブチキレてしまったわけです。
しかしね、そのとき、旭川交通機動隊のナンタラさんはとても我慢強く、不条理にブチキレてるボクに対処してくれました。
問題をすり替えてはイケナイと、今論じているのは、誰かが何キロ出してたかではないと、ボクが制限速度を守ったか守ってないかだと・・・ナンタラさんは優しく説明してくれました。
そりゃあ色々と規則や制度には文句ありますけど、確かにね、普段は誰かと比較されることを極端に嫌うボクが、都合の良い時だけ誰々と比べてアタシもアノ人とそう大差ないのにどしてダメなの!?みたいなイチャモンをつけるのおかしいと・・・
罪を潔く認めたわけです。

しかしね、オービス君はスゴイね。
バッチリ写っておりましたよ。
当時のテンションの高さがありありと伝わるほど満面の笑顔で助手席のケイシに話しかけているボクの姿が!笑顔で犯罪を犯しておるアホウなボクの姿がっ!!
そしてその笑顔のボクと対照的につまらなさそうな顔をしているケイシの姿がぁ!!
速度違反で捕まるよりも、ボクの話をつまらなさそうに聞いているケイシの顔に凹みましたですよ・・・


ま、んなことはさておき、長く富良野を留守にしておったので、刑の執行が先送りになっておったのですが、先日、晴れて(この表現はおかしいですが・・)罰金を支払い、免許停止処分になったわけです。

知ってました30キロ以上の速度違反は、簡易裁判所で裁かれちゃうんですよ。
指定日に富良野の簡易裁判所に行くと10人以上の簡易犯罪者たちが鬱陶しそうな顔して裁きを受けるのをまっておりましたよ、もちろんボクも同じような顔して2時間以上待たされ、裁きを受けました。
これで、アタシャ、ちょっとした前科者です。
罰金も、年収の20分の1くらいの大金でね、大打撃でドン太田に泣きつきました。
で、30日間の免停って処分も喰らったわけなんですが。
コレね、旭川まで行って高額のお金を払って講習を受ければ、1日だけの免停で済むらしいんですがね、アタシャここはあえて、30日間の免許停止処分を甘んじて受け止めようと、講習料をケチったわけです。
つうわけで、アタシャ、6月20日まで免許がございません。
車を運転できません!
技術的にはバッチリ出来るけれど、それを日本国が認めないわけです。
つまり今アタシャ、刑の執行中なのです。
もし、万が一、運転しちゃった日にゃあ、即刻免許取り消し、なおかつ、2年間免許と取ることも出来ないと・・・コレは厳しい!
しかしね、ちょっと運転したい衝動に駆られるんですよね・・・危険を冒したい衝動に・・・今は日々、それとの戦いです!!

皆様、くれぐれも、スピードの出しすぎには注意してくださいっ!!



☆今日の格言

 失敗は落胆の原因ではなく、新鮮な刺激である。
                     サウザーン

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2007年05月28日

猫とコタツとロッキングチェアー

bb2ea725.JPG『喋ってるか眠ってるかどっちかだよね78って』
んな感じのことをこれまで何度言われて来たことだろう。。
『男の喋りはみっともない』と厳格ではないが無口な父に育てられたボクのDNAには確実に無口な男は格好イイという何の根拠も無い情報が刷り込まれている。
しかもボクは3時間しか眠らなかったというナポレオン・ボナパルトが大好きだ。
だから、出来ればボクは無口で眠らない男になりたい。。
スゴクなりたいっ!
でもボクがいるのにボクの声が聞こえない時、たいていボクは寝ちまっている、たしかに。

これでは物を考える時間がないぢゃないか!?
だから何にも書けないんだよっ!
もっと物思いに耽れば、色んな発想が沸き起こるんぢゃないのぉ!?
なんてインチキ三段論法の末、物思いに耽るグッズを探してるボクの目の前に現れたのが、画像のロッキングチェアーだったのです!
またまた長かったねぇ〜前置きがっ!

札幌のリサイクルショップで格安で購入したんですが、コレ、物思いに耽れます、とっても!
ただ、長時間耽っておったら、船酔いみたいに気持ち悪くなってゲェ〜ゲェ〜しちまいました。
だから今はロッキングチェアー酔いに馴れるための訓練をしております。
あと猫がロッキングチェアーに座ったボクの太股がお気に入りのようで、ボクがロッキングチェアるのをずっと待構えております。
そして季節外れのコタツが少し寂しそうではありますが、富良野ぢゃあ夜はまだ寒くて昨夜もスイッチオンなのでございます。

祭り、そろそろ潮時すね。。


☆今日二度目の格言

 経験とは、人々が自分の愚行と悲哀に与える名前である
                          ミュッセ

 人間が賢くなるのは
 経験によるのではなく
 経験に対処する能力に応じてである
                     バーナード・ショー


 

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隠れ家、久しぶりの

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ブログ祭り、継続中でございます!

実はジムに体操でもやりに行こうと思ったんですが月曜定休なんで、やることなくなっちゃいましてブログ祭りにスライドいたしました

今日は中富良野にある、それはそれはエエ感じの、ボクの仕事場にはうってつけのカフェで、ヘルシー&デリシャスな、グリーンカレー&コーヒー&デザートな、贅沢&リーズナブルな、ランチ。
そしてコンセントから無許可で勝手に電力を拝借して、パソコンにて執筆をいたしました、完全にバレてましたけど。。

このお店、画像からもわかる通り、快適空間なカフェでして、素材、料理、内装、なにからなにはで全てオーナーのハンドメイド。
で、こんなエエ感じのお店、みんなに教えたくなるぢゃないですか?
宣伝したくなるぢゃないですか?
でもね、オリジナリティー溢れる二人のオーナーさんたちが宣伝して欲しくないって、あんまし人に知られたくないって。。。だから皆さん、秘密ね、名前とか場所知ってても内緒ね

オーナーの美しいお姉さんと実直そうなお兄さんは、一昨日の強風で何日もかけて作った畑のビニールハウスやマルチや苗のポットが台無しになってしまったにもかかわらず、今日も素敵な笑顔でありました。


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エエ天気、そして我が家の前の芝桜

19d37e82.JPGはい!
もうね、ちょっとしたブログ祭りでございます!
今日の富良野はホンマにエエ天気でしたわぁ

で、この季節、富良野では限りある時に想いのたけをぶちまけようとでもしているかの如く、草木が緑を息吹かせ花を咲き乱れさせております。

5月の桜は見逃してしまいましたが、かわりにアパートの前で大家さんが手間暇かけて大事に育てている芝桜とやらが咲き誇っている姿を目にしております!


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一瞬混乱、なにがどうやねん?

34789240.JPGはいコレ!
どすか?
どんな感じすか?

帯広の高校生たちと一緒にワークショップするために十勝川温泉の某ホテルに25、26日と行ったんですけど、そこでこんなモノを目撃!

イマイチなんのことやらわかんない張り紙なんですよね。。

『157500円以上』って結構な高額すよね?
一体なに基準なんだろ?
しかもこの張り紙の周辺には何かを売ってる気配はゼロ。
しかも瀬川瑛子さんの40周年コンサートってのも有り難いのやら有り難くないのやら。。

とにかく気になって写メっちゃいました


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盗まれた・・心を、女神に

こんにちわ。
あんなこともこんなことも・・あコレも!あアレも!ブログに書こう!書きたいことイッパ〜イ!なんて感じの日々を過ごしておったのですが・・・
多忙ということと、怠慢ということと、思いだけで行動が伴わない悪癖と、物事をすぐの先送りにする悪癖なんかがグチャグチャに混ざり合って、結局、1週間ぶりのご無沙汰さまでございます。

長いねぇ〜あいかわらず前置きが、ボク。

さてさて、今日はまた随分と記憶をさかのぼり、コジマタツコと東京で観た芝居の感想の第3弾をお送りしようかな、と。

もう2週間前のことですね、5月13日。
青山円形劇場にて、ナイロン100℃の「犬は鎖につなぐべからず」を観ました。
前日の大人計画に続いて、これまた最前列にて。
スゴイですよコジマタツコ・・・奴に頼めば、いつも最前列です!
で、早速、感想ですが・・・
タイトルが良いですよね、まず。
作品は、劇団のオリジナルではなく、岸田國士の短編をいくつか、潤色・構成しなおし、オムニバス形式で重ね合わせたものでした。
全部で6つか7つの短編を前後入り交じらせて展開させていくのですが、中にはあまりボク好みでない物語もありましたが、総じて、日常の中で人が口には出さないけれど心の中で蠢いている「なにか」を感じさせてくれる質の高い作品群でした。
もう何十年も前の岸田作品を、奇才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが演出するパターンは、今年1月に「禿禿祭」で経験しており、結構感銘を受けたので楽しみにしておったのですが・・・芝居全体、トータル的にはボクは「禿禿祭」の方が好きでした。

ただ、ケラリーノさんの演出力はやはり斬新で、場面転換なんかは、これまでボクの中にも何となくイメージはあったんだけれど具現化出来てなかったことを見事に洗練された形で表現されており、勉強になりました。
次回の11☆9の新作には、完全にケラをパクった場面転換を恥ずかしげもなく、我がもの顔でお見せしようと思っております。
だって、面白いことは自分でもやってみたいじゃないですか・・・

あとは・・・つうか、本当はコレが一番書きたいことなんですけれど、だからタイトルも「女神」なんてのにしたんですけれど・・・
この「犬は鎖につなぐべからず」でとんでもない女優さんに出逢ってしまいました。
その名は・・緒川たまき、サマ。
イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ、なんなんだろうか、アノ感じ!?
別に自慢じゃないですがね、一応、芸能界の端っこの方にぶら下がっておる時間がそんなに短くない10年選手なボクでございますから、これまでもそりゃあ絶世の美女たちに逢ってまいりましたよ、みなさんそれはそれは、一瞬呼吸するのを忘れるくらいの美しさでございましたよ。
でもね、舞台上であんなにも心を奪われた経験は初めてでした。
実は彼女の舞台は初めてじゃないんですよね、過去にも舞台上の彼女に出会ったことあったんです・・・でも、こんな感じに心を鷲摑みにはされなかった。
今回ね、和服だったんですよね。
で、なんとも言えず妖艶だったんです、緒川たまきサマ。
途中からはボク、物語よりも彼女のことをずっと目で追っておりましたから。
休憩中にも、コジマタツコに「ヤバイ、ヤバイよ!緒川たまき、美し過ぎる!」を連発。
大人計画にミーハー魂を炸裂していたタツコを揶揄しておったボクなのに・・・
ミイラとりがナンチャラです・・
実際、上演時間は長かったのですが、演劇的には絶対にもっと短い方が良かったと思うのですが、それでも緒川たまきサマをもっと眺めていたかったので、ずっと終わらないで欲しかった・・・
しかも、カーテンコールの時、最前列のボクの真ん前に彼女が登場!
そうさなぁ〜・・・ボクが目ェ一杯クビを伸ばしたので、彼女がお辞儀した瞬間、ボクと彼女の顔の距離は1メートルを切っておりました、良い匂いがしないかと鼻をクンクンしちゃいました、タツコにあとでキモイオッサンと言われました。
しかしねしかし!
どう思われても構わないくらい、緒川たまきサマは美しく、魅力的でした。

久しぶりにね、オイラ有名になって彼女と一緒に仕事がしたい!なんて、アホ丸出しのモチベーションが体中にみなぎりましたもん!

向こう3年は、ボク、緒川たまきサマを女神として、愛し続ける自信があります!

そんな人に出会えただけでも、劇を観た意味があるってもんです。

演技力ではない、役者の力、存在感つうものを、みせつけられた舞台でした。



☆今日の格言

 男が他の女に恋をしたら、もうなんとも手のほどこしようがありません。
 人生とはこんなものです。
 どちらに罪があるといった性質のものではないのですもの。
                            イルダ


eleven9 at 14:55|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 78のうわごと 

2007年05月22日

乾燥、間奏、完走、肝臓?感想

書きます、大人計画「ドブの輝き」のこと。

最前列でした。
スゴイでしょ、最も前の列の席だったんです。
コジマタツコのおかげなんですが。

劇は3部構成になっておりました。
1部が宮藤官九郎脚本演出の劇、2部が井口ナンタラさんが監督したショートフィルムみたいな映像、3部が松尾スズキ脚本演出の劇。

で、1部、裁判劇でした。
導入部はね、テレビでお馴染みの役者さんたちが芸達者さを魅せつけ、捨て身の芸人魂を露わにしてくれるんで、そりゃあ引き込まれましたよ、さすが、日本有数の有名劇団だけはあります大人計画、そして人気脚本家・宮藤官九郎氏!
しかし・・・
アタシャいつも、褒めておいて、一言モノを申す、嫌な男だ。
しかし、嫌な男を自覚しつつ、正直に物申します。
1部は全部で1時間くらいだったと思うのですが、15分位したら、飽きてきました。
物語が展開しないんですよね、つか正確には展開しているんだけれど、微妙すぎて体感できないというか、物語の展開以上に登場するキャラクター、ふんだんに盛り込まれたギャグなんかが濃いぃ〜ので、ストーリはどうでもよくなるっていうか、意味を成さないというか・・・とどのつまりは、ボクがクドウワールドについていけてないだけなんでしょうが・・・客席はけっこう活気づいておりましたから。
今コレだけ時間がたって印象に残っているのは、阿部サダヲと池田成志のなんとも色気のある演技と女の人のパンテェーだけでございます。
宮藤官九郎の作品は嫌いではないのに、そういう意味では残念でした。
正直、若干、手を抜いているのか?
忙しすぎて、濃度が薄くなってやしないか?
そんな印象を持ちました。
そんな中、これまで池田成志という人の演技をあまり好きではなかったのですが(演出力は「バンプショウ」って劇で度肝を抜かれましたが・・)、今回、諸々のトラブルで急遽代役として、登場なさった彼は、メチャ素敵でした。
表情ひとつで、お客を魅了しておりました、それはスゴイコトなのです。
素晴らしい役者さんだったのだなぁ・・・
ボクの目が節穴でした。

でで、2部の映像。
寝ました、始まって10分くらいのところで。
まったく面白くなかったし、意味が解らなかった。
しかししかしそれは作品を否定しているわけではありません。
きっとメチャメチャ新しいのだと思う。
その証拠に左隣りのお姉さんは、食い入るように観てましたもん、右隣のタツコはわかってんだかわかってないんだかわかんない顔してましたけど・・・
ボクには理解できなかっただけで、ある意味、新しいジャンルの作品なのでしょう。
出来れば寝ずに観てたかったけれど、そういう自分に馴染まない作品ほど、ちゃんとみて分析&研究しなきゃいけないのだろうけれど・・・寝ちゃいました。
だから、寝てから画期的にボク好みになっていたのかもしれません、反省。

ででで、3部、松尾スズキ作品。
面白かった。
3つの中で、ボクは一番好きでした。
ぶっ飛んだ、ふざけたことをやりまくっているのだけれど、その中に、なんかさりげなく考えさせられることを、真理を、散りばめているような気がして、ただのコントじゃねえ演劇だぁ〜!演劇力をなめんなよぉ〜!みたいな気迫が伝わってきました。
スゴイ才能です、松尾スズキという方は。
ちなみにボクは、ココ最近、コジマタツコに借りた松尾スズキの著書を読むことによって精神の均衡を保っていたりします。
松尾さんの一日も早い復活を願っております!

あとあと、3部とも観て(途中は寝ておりましたが・・・)阿部サダヲって役者の持ってるなんとも表現しがたい魅力には嫉妬してしまいました。

しかし、この大人計画という劇団、そしてこの劇団の生み出す芝居、それはそれはそれぞれが持つ個性と才能、そしてなんとも言えぬごった返しの時代の流れに乗り、奇跡的に繁栄していった稀有なモノ(2億5千万年前に地球上に現れた恐竜のような感じ?・・ちなみに6千5百万年前に滅びます)のように、ボクには思えてなりません。

だから、ボクのまわりには大人計画が好きで影響を受けて、インスパイアされて作品を生み出そうとしている人もいますが、そういう人はきっとツライ思いをするのだろうな・・・
真似出来るもんじゃないですよアリャア、ウワベだけならあるセンスを持って模写できるかもしれませんが、それはあくまでもハリボテで、大人計画の持つ得体の知れない奥深いモノ、松尾スズキが七転八倒してひねり出しているオリジナリティーには到底及ばない、及ぶわけがない。
火傷します、お気軽な感じで近寄っちゃあ大人計画!


だからボクは、ボクのやりたいこと、ボクのやれることを、ちゃんと見据えて劇を作らなきゃあな、と思ったのでありました、チャンチャン。


観劇後、タツコと「ドブの輝き」について少し話しましたが、それはそれはビックリするくらい話がかみ合わないかみ合わない。
彼女は、とにかく大人計画の大ファンで「宮藤官九郎ヤバイ!ヤバ過ぎる!」「阿部サダヲ、好き、超好き!抱かれたい!」「近藤公園の顔がとてつもなく好きなんだよねぇ〜」などなど芝居に関してではなく、個人個人に対して、賞賛の嵐を連発、なんだったら出待ちするくらいの勢いでした、素敵なことです、そんなに誰かのことを好きになれて素敵だと思えることは・・・
ただ完全に三股ですけどねっ!
宮藤官九郎、阿部サダヲ、近藤公園の3人だと誰が一番?って聞いたら、延々それぞれの魅力を語り、一番を選出できずに苦悩しておりました、札幌ぢゃあチョイと名の通った役者の小島達子さんなのに・・・


そんなこんなな、かんそう、でした。


☆今日の格言

 民衆は「気に入った」とか「気に入らなかった」などと言う。
 まるで、民衆に気に入ることが最も尊いことであるかのように。
                            シューマン

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2007年05月18日

ためてためて、感想、無垢な

早く感想書けやぁ〜!とコジマタツコに怒られ、11☆9の重鎮サポーター・マッキー姉さんにもプロの目から見た大人計画は?みたいなプレッシャーをかけられ、うさぎのように小心者のボクは、いっそこのまま感想なんて書かずに知らんぷりを決めこもうかしらなんていつもの逃げ助根性がムクムクと首をもたげてきておりますが・・
でも、ま、書けたら書きますよ、大人計画「ドブの輝き」の感想を。
書く気満々ですよ、今現在は。

アレは・・思い起こせば5月12日の土曜日。
14時から下北沢スズナリ劇場でヨーロッパ企画の「冬のユリゲラー」を観劇し、面白かったのだけれど、上演時間が少々長かったので疲労困憊なのは否めない状態・・・で、3時間後にもう1本観劇する英気を養うために、コジマタツコと二人で下北沢の外れにあるオジヤのカフェ?みたいなのに入った。
まずお茶して、ボクが今観た芝居について、ああだこうだ、ああでもないこうでもない、と喋り倒して、それにタツコが適度に相槌を打ちつつ、知らぬ間に今度はタツコの恋愛話に変わり、またボクが、ああだこうだ、ああでもないこうでもない、と喋り倒し、それにタツコが真剣な眼差しで相槌を打ちつつ、そのうちお腹が空いたので、ボクはメンタイアボカドご飯をタツコが・・・なんだっけか?・・なんかネバネバ&タマゴの黄身が真ん中にボテ〜みたいなご飯を食べ、腹がイッパイになったら少し眠くなっちまったなぁ〜なんて言ってたら、そろそろ開演時間です、みたいな・・・
全然英気養えてないぢゃん!
喋くり倒して疲れてメシ喰ってグッスリ眠れそうな状態ぢゃん!
しかし、そんなこっちの都合に開演時間を合わしてくれるわけもないので、急いで本多劇場まで足を運びました。
イヤイヤイヤ、久しぶりの本多劇場!
3ヶ月前は出てましたからね、この本多劇場の舞台にボク、ホッホッホッ〜!
そんなちょっとしたプチ自慢をタツコにブチかましながら、いざロビーへ。
大人計画の大ファンである子供みたいな背丈のタツコは一目散に物販コーナーへ飛んでいき大人計画のパンフレットを子供みたいに嬉しそうな顔して買ってきた。
そこでいきなり声をかけられたのです。
「あの・・この前、柿沼特攻隊、観ました・・」
みたいな感じのことを言われました、タツコが。
ボクのことには全然気づいてないようでした・・・残念ながら
ちょっと寂しかったので・・さすがボク、舞台じゃあ役になりきってるから普段のボクと役のボクじゃあ全然違ってわかんないんだなぁ〜なんて心の中で自分を慰め、自ら、その節はどうもありがとうございました的な態度を見せ、自分も柿沼特攻隊に出てたんだぜ〜アピールをガツンとぶちかました上で、下北沢本多劇場のロビーで、結構大きな声で、「あの、誤解しないでもらいたいんですけど、ボクら付き合ってませんから!」と余計に誤解されるようなことを口走ってしまい、タツコに引きずられるようにして、オッサンが子供に引きずられるようにして、席に着いたのでした。
しかしスゴイですよ札幌の演劇ファンは!
その方は札幌からわざわざ下北沢まで劇を観に来ておられるみたでね、冒頭に出てきたマッキー姉さんも実は同じ日に同じ劇を観てたみたいでね、それにタツコだってわざわざ劇を観るためだけに、高い交通費を払って東京まで来とるわけですよ、もっと言うたら、ヨーロッパ企画の劇なんて、チナツ姉さんという札幌の演劇人の方が、客入れをお手伝いしておりましたからね・・・スゴイですよ、札幌の演劇好きの行動力ったら。
これね、逆算して考えたらね、劇なんてマイナーなモンを好んで観に来る奇特な方は行動力がないとやってられまへんのですわ・・・だって、面倒臭がり屋さんは家でテレビ観たり、せいぜいレンタルDVDで充分ちゅう話ですもん。
高いお金を出して、決まった日の決まった時間にわざわざ出かけて行って、狭くて窮屈なオシリが痛い痛い席に座らされて、ほんで面白くなかったりすることも度々あったりするわけですよ劇って・・・こんな不条理ございませんよっ!
そりゃあ劇を観る人増えへんちゅうねん!
劇場に足を運んでくれる人に拍手ですよ、ホンマ!
ボクらが拍手してもろてる場合違いまっせ、ホンマにホンマ!!
こんな状態をね、なんとかしたいわけですよボクは!
どんな苦難を乗り越えても来てくださる演劇好きの方々に甘えてオンブに抱っこばっかしてるんじゃなくて、家でビール飲みながら枝豆食いながらテレビのリモコンパチパチやってるハゲオヤジたちの足を劇場に運ばせたいのですよ、そのためには野球やらサッカーやらに負けないものを生み出さなきゃいけないのですよ、ボクたちわぁ!

ホンマにボクらの芝居を観に来てくださるみなさん、ありがとう!
いつもいつもその気持ちをちょっと忘れがちではありますが、あらためてお客さまあってのボクらだということを、お客さまは神様だということを心に叩き込んで、真摯な態度で、エエ劇を生み出したいと、思います、切にっ!!

おしまいっ!
大人ナンチャラの「ナンチャラのナンチャラ」の感想は、また今度っ!
ゴメンネ、タツコ、マッキー姉さん。


☆今日の格言

 「今日は勘弁してくれたまえ、一文の持ち合わせもないんだ」
  こう言いつつ詩人はこじきの手をぎゅっと握った。
  こじきはどんな大金をもらうよりも詩人の手のぬくもりを感謝した。
                              ツルゲーネフ


  

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自宅、久しぶりの、んでホームグラウンド

ゴロゴロゴロゴロ、お腹が言うてます、ここ数日間ずっと。
オシリが痛い、とても痛い。
腐った水の威力は、想像以上にすさまじいス。

さてさて、久しぶりに、また自宅に戻ってきました。
「また」っておかしいすよね、自宅なのに・・
でも、もう自宅がちょっとしたヨソんち感覚になりつつある近頃。
そんな「部屋見知り」してしまっておる我が家で、「ボク見知り」している猫の尻をペンペンとラブビートしながら、美人カメラマンの麻美さんから紹介してもらった、ある方のシナリオを読む、2本も読んだ。
2本読むのは大変だったけれど、2本書くことの方が間違いなく大変なので、一生懸命読みました、スゴク一生懸命。
1ヶ月に1本のペースで書いてらっしゃるらしく、尊敬してしまいます、そのペースで作品を生み出すことはスゴイことです、爪の垢をね煎じて飲みたいです、そうすりゃあ胃のゴロゴロもなんとかなりそな気さえします。
内容の感想は、近々、正直に本人に伝えようと思ってます。

あ、そういえばそういえば、この前東京で飲んだ時に、美人カメラマンの麻美さんに、「バベル」の意味が半解りなのはバカヤロ〜!だと喝を入れられた、随分前に「鉄コン筋クリート」の最中に熟睡したことをブログに書いたのだけれど、そのことも激怒された、あのアニメの革命的作品を観て寝るとはなんたる不届きモノ〜!と。
でもボクはドMなので、美人の人に怒られるのは嫌いではなく、むしろ嬉しかったのでもっと怒って欲しかった・・・変態です、アブノーマルす。

夜8時から、11☆9のドンキング・太田とこの先のお仕事の打ち合わせ。
アレヤコレヤと調整したあとで、さりげなく新作のことをつつかれました。
あんまり言うとボクがプレッシャーに押し潰されてしまうヤワな男であることを誰よりもよく知っているドン太田は、とっても優しく、やんわりとした口調で、しかし目は一切笑ってないスキンヘッドの丸顔でボクを鼓舞してくれました。

打ち合わせ終了後、11☆9のメンバーみんなが命を削り、鎬を削っている「ニングル」の稽古を見学させてもらいました。
自宅と同じように、すっかりアウェー化している久しぶりのホームグランドの演劇工場・・・やっぱり素晴らしい空間です!
ここでエエ劇を生み出したいなぁ〜と改めて思いましたよボカア。

稽古はね、ピリピリムード満載、緊張感溢るる感じでした。
特にケイシは、死にそうなエエ顔をしておりました。
自分をあんだけギリギリまで追い込んでる役者(追い込まれてるのかもしれないが、きっとそうだろうとは思うのだが)がやる劇が面白くないわけがございません!
ケイシが死にさえしなければ「ニングル」は間違いなく、必見です!

稽古終了後、楽屋にお邪魔し、求められてもいないのに、ああだこうだとペラペラペラペラ好き勝手喋り倒してまいりました。
きっとね・・ボク、喋りたかったんです劇のことを11☆9のメンバーたちにスゴク、喋り倒したかったんです好き勝手11☆9のメンバーたちにスゴクスゴク、だってそこは紛れもないボクが帰るべきホームなんですもの。

大人計画「ドブの輝き」の感想を書くつもりが・・・

それはまた、別のお話・・つうことで。


☆今日の格言

 私は自分の魂を探した
 だが、魂は見つからなかった
 私は神を探した
 だが、神は見つからなかった
 私は兄弟を探した
 そして、三つ全てを発見した


 

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2007年05月17日

間に合わへんかったぁ〜、見損なった満開の桜

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楽しみにしてたのに。。
例年以上になぜか待ち焦がれておったのに。。

すでに満開の狂い咲きの峠を越えておりました、富良野の桜。

画像は、かろうじて、桜吹雪を舞い散らせつつもかろうじてまだ咲いている、自然塾事務所横の桜の木でございます。

いやぁ〜無念だ。。
歳を重ねるにつれて、この桜が咲き誇る時期が待ち遠しくなってきております。
ボクの中で神格化されておる松本人志さまが『ぶっちゃけ桜をそんなにキレイとは思えへん』なんてことを言うておりましたが、大抵のあのお方の発言には首を縦に大きくうなずくボクではありますが、コレだけは意見が、好みが、分かれちまいました。
桜はキレイだと心底思うし、満開の桜にボクは癒されちゃうのです。

本当は近所のナマコ山に咲き誇る満開の桜たちをビールなんぞ片手に眺めたかったのですが。。
自然塾のそばで孤独に桜吹雪を舞い散らせておる木を眺めながら、独り花見を楽しみました。

今日の富良野はちと寒し


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2007年05月16日

振り返る、芝居を、東京での日々を、オシリ痛いけど

みなさんこんにちわ。
東京で腐った水を飲んで、四六時中胃がゴロゴロしており、菊の御門がイタイイタイ78ス。
中ったんすね、水に、当たりに中ったわけです、大当たりっす。
ドロッとしてたんすよ、一口飲んだ時。
でも、ピーチネクターが大好きなボクは、その感じがイヤじゃなかった、つかむしろ酔いしれ、ゴクゴクしちまった・・・
その結果が、ノンストップ超特急で完全液体化した排泄物がピーピーとボクの大切な菊の御門を通り抜けていくもんですから、生まれたての子鹿のように歩くのもおぼつかぬ状態の78ス。
冷蔵庫に入れてるからって油断しちゃあダメですぜ!
腐ります、水も、冷蔵庫で冷やしてても腐ります、ドロッとしてたら腐ってます。
ピーチネクターはドロッとしてても腐ってません、いつもドロッ、です。


昨日、東京から札幌に戻ってきました。
今日は札幌にて、書いております、書いてるフリをしております。

さてさて、ここ数日、東京で芝居三昧の日々だったわけですが、それぞれの感想をね、コジマタツコのブログで軽くプレッシャーかけられてるんでね、一生懸命、真摯な態度で、したためようかなぁ〜と思っております。

まずね、12日の午後にイナダ組の女優・小島タツコと合流。
ちなみにボクとコジマタツコ、あやしげな関係ではございません。
微塵も、1ミクロンも、ございません。
そんな噂はどこにも流れておりませんが、基本的に誰にもあやしまれておりませんが、あまりにも一緒に行動しすぎるので、一応ね、ボクすごく自意識過剰なんでね、コジマタツコにイイ人が現れない原因をボクの責任にされちゃあたまったもんじゃないんでね・・・声を大にして、表明しておきます。
ボクとコジマタツコの間には、男女のややこしい感じは、一切ございませんっ!
誰か、タツコに大きな愛を!

しばかれます、タツコに、確実に。

とにかく、下北沢でタツコと合流して、タパスタパスってとこでタパス喰って、イヤ、パスタ喰って、行きました、スズナリに。
で、まず第一弾、ヨーロッパ企画って劇団の「冬のユリゲラー」って劇を観ました。
満員でした、かなり。
去年、11☆9のスター水津さんに「サマータイムマシーンブルース」って映画が面白いと聞き、DVDで観たら、それはそれはボク好みの伏線イッパイ張り〜の、徐々に色んなことが明らかになり〜の、最後に、うわぁ〜そうやったんやぁ〜!な作品だったので、色々とリサーチしたら、元々それは関西のヨーロッパ企画って劇団の舞台作品だと知りまして、以来、ヨーロッパ企画マークしておりました、したら今やちょっとした人気劇団ですよ、その辺のボクの千里眼には自信があります。(ただそれをイマイチ自分に適用できないのが珠に瑕なんですが・・)
関西の劇団が東京で芝居して、満員ですよ、それもスズナリと駅前劇場で2本同時上演したりしとるですよ、しかも、みんなまだ若い人たちの集団ですよ、なにもかもスゲ〜スゲ〜ですよ。
開演前に、セットを目にしただけで、すでにボク好みの感じがムンムン。
狭いスペースにリアルセットが立て込んでありました。
内容を話すのは無粋なのでやめておきますが、とにかく前半はスゲ〜フンゲ〜面白かった、セットに時計があってそれがリアルに進むのでずっとチェックしてましたが、開演して50分くらいは、ボク的には文句のつけようがなかったです。
とにかく展開は早いし、伏線をところどころに散りばめ、ありえないことなのになぜか納得させられる、作家のスゴイ才能を感じました。
役者さんたちは、それほどインパクトの強い個性的な人はいない気がしましたが、作風にマッチしているというか、きっとあえてそういう風にしているのだろう、そう信じたい。
しかし、それが、エエ感じが、50分を過ぎたあたりから、面白くなくはないんだけれど、展開が完全に停滞した感じになっちまいましてね、スズナリという劇場環境による影響も大なんですが、50分過ぎから徐々にオシリが痛くなり、ボクだけじゃなく座りなおすお客さんがポツリポツリ。
結局、2時間ちょっとあったんですが・・・長い!
1時間半くらいだったら、メチャメチャ面白かったのになぁ〜というのがブッチャケた感想です。
とにかくね、今回東京で観た3作品も、この前自分がやったイナダ組の芝居も、それ以外の諸々の作品も、もちろんボクのヤツも、長い、長すぎる。
これね、創り手サイドの端くれとしては、長くなっちゃう感じはスゴクわかるんですよ、ちゃんと伝わるか心配だし、アレもコレも盛り沢山にしたくなっちゃうし、思いついたアイデアは全部盛り込みたいし・・・いつも長くなっちゃうんですよね。
でも、観客の立場としては、やはり、長いと、シンドイ。
イヤ、正確には、長いと感じた瞬間、面白さは確実に減る。
もちろん、長い芝居が好きな人もいるとは思いますよ、長いから好き!みたいな人もね、いるはずです、きっと。
でも、観客の立場のボクはむしろ、短めの方が、好みです。
終わんの早っ!
もっと観たいのに早っ!
って感じが、理想です。
ま、今書いている11☆9の新作が超駄大作になりそうな気配なんで、大きなことは言えませんが・・・短めに短めに、ギュッと凝縮した劇にしたい、とは、思ってます!

ええつとええつと・・・
なんやかんやと、生意気なことを言ってしまいましたが・・総じて、ヨーロッパ企画「冬のユリゲラー」、三谷幸喜作品風味がして(三谷作品に初めて出会った時の衝撃には勝てませんが・・)面白かったのです。
これからも注目すべき劇団ですよ、ヨーロッパ企画!
機会があるごとに観に行くつもりですよ、ヨーロッパ企画!!

で、最後に、ちょっと大風呂敷を広げちゃいますが・・・
ヨーロッパ企画、素晴らしいけれど、知名度じゃあ全く歯が立たないけれど、作品のグレードじゃあ11☆9も負けてないと、下手すりゃあ勝ってるぜ〜!と、役者の力は圧勝だぜ〜!と、思ってます!

さあ来い、ブーイング!


次回は、大人計画「ドブの輝き」の感想の予定ス


☆今日の格言

 批評家というのは、ハーレムに使える宦官のようなものだ。
 どうするかは知っているし、毎日その実演も見ているが、
 自分じゃすることができない。
                        B.F.ビーアン


 批評は易しく、芸術は難しい。
                      デトゥーシュ
 



eleven9 at 16:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 78のうわごと 

2007年05月12日

意味は半解り、バベル

大都会、花の都、東京で執筆モードに突入しておるわけですが・・・
今日は1日、ビィシィ〜!と書こうと、心構えしておったのですが・・・
資料として「サザエさん」を読みたいのですが、色んな漫画喫茶を探索しているのですが・・・
見当たりません!
名作「サザエさん」がぁ〜
長谷川町子さんが泣いてますよ、きっと。
この駄文を読んでいる東京の漫画喫茶の関係者の皆様、きっとそんな方はいないだろうけれど、是非、「サザエさん」は入荷しておいてくださいっ!
ま、きっと、ボクが探しているポイントが悪いだけなんでしょうが・・

そんな「サザエさん」に見捨てられた僕は、もちろん執筆がエエ感じに進捗するはずもなく、色んな障害に苛まれながら、気分転換に映画を観ることにしました。
「バベル」。
なぜに今、このセレクトかと言うと、深い意味はございません、ただタダ券をもらった、イヤ招待券をいただいたからです。
あと、二階堂先輩が、出演しているからです。
大切な、貴重な2時間半を「バベル」に賭けてみたわけです、大袈裟ですね。
ほんで、どうだったかと言うと・・・
集中力の無い、油断するとすぐに寝ちまうボクが、2時間以上飽きずにちゃんと観てられたということは、きっと興味深い映画だったのでしょう。
ただね・・・救いはどこにあんの?とは思いましたけれどね
ボクはきっとその救いを求めて、ずっとスクリーンに喰い入っておったのですが、創り手は救いを散りばめたのかもしれませんが、ボクには最後まで救いを見つけることは出来ませんでした。
観終わったあとは、しばしドヨョョョ〜ン!としておりました。
でも、最中は、かなり集中して、次に展開にドキドキしておりましたよ。
監督がメチャメチャ才能豊かな人なんだろうな。
カメラワークが多才で、車酔いする人は気持ち悪くなっちゃうかもって感じ。
ライティングも、音楽のセレクト、使いどころも、センスの良さが溢れておりました。
あとは、二階堂智先輩が、スゴイでしたよ。
「ラストサムライ」にも、素敵な役で出演しておられるのだけれど、今回はそれ以上、ちょっとしたハリウッド俳優ですよ、素敵でしたよ。
ボクもいつかハリウッドで〜なんて危うく思いそうになりました。
最後に、物語についてなんですが・・・
ハッキシ言って、何を伝えたかったのか、言葉では表せないっす。
よくわかんなかったような、それでいて、言葉に出来ない部分でなんかわかったような・・・いくつかに分かれたオムニバス的にストーリは進んでいくのですが、それぞれの物語はわかりやすいのですが、それがトータル的にどういう意味を持っているのか、ちょっと捉えにかったです、創り手側の狙い通りなのかもしれませんが。
あと、「バベル」の意味、辞書で調べましたが、イマイチ、半解りです。

今書こうとしているモノに、この映画がどういう影響を与えるか全然予測不可能ですが、きっとところどころにバベル効果が現れそうな気がしております。


今日は今から、芝居を2本、下北沢で観ます!


☆今日の格言

 どうして?どこへ?なぜ?いかに?
 これらの質問が哲学の全てである。
                 ジューベル


eleven9 at 11:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 78のうわごと 

2007年05月11日

札幌、そして東京、おっとその前に、無知を晒す

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まず、訂正と、己の無知を晒します!

先日、敬愛する澄人兄さんからメールをいただきまして、このブログに書いていることの間違いを教えていただきました。
兄さんが、ボクの駄文に目を通してくれていることに感激すると同時に、己の無知を反省しております。

さて、いただいたコメントに対してボクは「花に嵐のたとえも〜」という詩を知ったかぶりして引用したわけなのですが、井伏鱒二が「生み出した」と書いてしまったのですが、正確には鱒二さんは生み出しておりません。
昔の中国、唐にいた于武陵(うぶりょう)という人が作った五言絶句「勧酒」を鱒二さんが、意訳した詩らしいんです。

「知ったか」してゴメンナサイ。

でも好きです、この詩

「花にあらしのたとえもあるさ さよならだけが人生だ」



さてさて、話は数日前に戻りますが、札幌にてチームナックスの劇を鑑賞してまいりましたぁ!

超満員でした、道新ホールが!
あ、そういえば道新ホールのオーテックの長内さん、元気かな?
なかなか連絡出来ずに、スイマセン!

画像は開演前の劇場内観客席の模様を、撮影禁止だったので、ボクがサラサラサラ〜ッと、スケッチしたものです、ウソです。

かなりギリギリにチケットをお願いしたので、かなり後ろの方ではありましたが、音尾クンの力で、真ん中のとっても観劇しやすい席でした。

感想は・・・
ナックスの皆さんは、やはり、上手い、とっても。
第一線で鍛えられてる感じが、日々厳しい世界で戦っている人たちって感じが、ビシビシいたしました。
悔しいけれど、北海道が生んだ、トップランナーですよ。
後ろだったんで、お客さまの反応もビビッドにわかりましてね、みなさん、それはそれは笑うし、泣くし、感動してるし・・・あれだけの人々の心を動かしているチームナックスはスゴイでございますよ、重ね重ね悔しいけれど。
エンターテナーとしては、とにかく全てにおいて勉強になりました。
ただね・・
妬み嫉みの権化である売れない地味ィ〜な演劇人として、一石投じさせてもらえるとすれば、劇の内容、物語はもっともっと面白くなったと思うし、練れたと、練るべきだと、思った。
個人のお客さまを喜ばせる力量に頼りすぎて(それがナックス全員にあるってことはスゴイことなのだけれど・・)、演劇が本来持っている舞台表現の力みたいなものが希薄になっているような気がしました・・・まあ、そういうものを追求しすぎてお客を置いてきぼりにすることが演劇に人が集まらない1つの要因だとも思うのですが・・・
一石投じるつもりが、自己反省になっちった。
観劇料は感激量と妥当かといわれると、観劇料の方が若干高いというのが正直な気持ちですが、それでも、素晴らしいエンターテイメントでした。

終演後は、楽屋にお邪魔し、大泉クン、森崎クン、音尾クンにご挨拶。
大泉クンとちゃんとお話したのは初めてだったんですが、やはりスターやった〜
ちょっとファンになりましたもんね。
コジマタツコに「洋ちゃんと話してるとき78さん顔真っ赤でしたよぉ〜」って言われて、さらに赤面してしまいました。
どんだけ素人やねん!
暑かってん!ただ、暑かっただけやねん!
別に緊張してたわけちゃうねん!
言えば言うほど、顔が赤くなる。
一度、赤くない顔で、ちゃんとお話しする機会を持ちたいと思います。

観劇後は、イナダ組の美人音響ウーマン・ナナの誕生会でした。
芝居観る前に買ったケーキが見事クラッシュしておりました。
せっかくクッキーで出来たプレートに「奈々ちゃんお誕生日おめでとう死ね!」と書いてもらったのに、ケーキ屋のお姉さんにビックリした顔されながら。
でも、カワイイ奈々は、そんなクラッシュし、なおかつ、「死ね」と書かれたケーキをとっても嬉しそうに食べてくれました。
そこには、音尾クンも参加してくれて、チケットのお礼、芝居の感想などを伝え、けっこうな時間まで飲み明かしました。
翌日、本番あるにもかかわらず付き合ってくれた音尾クンとボクはとっても気が合うと思う、ボクが勝手に思い込んでいる。
だから、芝居の感想も、音尾クンへの感想も、包み隠さず正直にお伝えしました。

そんな熱い、札幌ワンナイトでしたぁ
ワンナイトって・・赤面ス!


翌日は、午後イチで、東京移動。
イヤイヤイヤイヤ、暑いわ東京!
前夜の札幌の夜も熱かったけど、東京はただ単に暑い!
普通に半袖ですよ、すでにプチサマーですよ。
そして、ウンコしたくなっても、コンビニでトイレをなかなか借りれませんよ東京!
北海道ならほとんどのコンビニでトイレをお借りできるのに・・・
あやうく、大都会でウンチもらすとこやったっちゅうねん!
中年ちゃうっちゅうねん!

そんな東京で、打ち合わせをいくつかこなし、執筆モードに突入しております。
これに乗じて、11☆9の新作もサクサク進行させたいと思っております。


明日は、コジマタツコと合流して、芝居を2本観ますっ!


☆今日の格言

 自分が人を評価するように、他人もまた自分を評価する。
                           フランスの諺

 



eleven9 at 11:05|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 78のうわごと 

2007年05月08日

いざ札幌、2時間半の旅

8f13d796.JPG富良野を出発し、今から札幌に向かいます!
2時間半のバスの旅〜
結構しんどいんすよね、エコノミー症候群つうんすか?ソレになりそうな気がするんですよね、足がダルダルになるんす
去年から何度このバスに乗ったことか。。。
最初の頃はバス移動の2時間半を有意義に活用しようと、パソコンを起動させ執筆なんかしたりしておりましたが、気持ち悪くなるだけで一向に捗らないので、近頃は2時間半の睡眠時間だと思いやり過ごしております。
有意義といえば、昨夜のヒロボ〜&淳ちゃんとの新作の打ち合わせはメサメサ意義のあるものでした。
彼らはボクに何一つ強要することなく、ボクの創作意欲を駆り立て、一つの作品が生まれる瞬間に導いてくれる。。
彼らがいなくても大丈夫な男になりたいけれど、まだまだ当分は淳ちゃんとヒロボ〜がいないとボクは何も生み出せない。
ボクにとっての助産夫さんたちなのだ!


今日は夜、札幌にてチームナックスの芝居を観ます!
音尾クンに無理言ってチケットを取ってもらいましたぁ〜
楽しみだ、実にィ!


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2007年05月07日

大自然、ほぼ徹夜の状態で

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昨日も思うように書き物が進捗しなかったので、2時間くらいしか寝ずに行きましたよ、大自然にっ!
どすかぁ、メチャメチャ大自然ダスよぉ〜!

午前中はあいにくの小雨降る中、インストラクターのトレーニングをみっちりとやりました。

んで、これからは夜の新作の打ち合わせに備え、いろいろと考えます。

ただ、眠いんで、思考が、発想が、飛ばずに悪戦苦闘しそうです。

明日からまた富良野を離れるので、やるべきことはやっとかなきゃあいかんのです!


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