2007年03月17日
「ぴあのピア」とベートーヴェンの「テンペスト」
今日は、ご存知の方も多いと思いますが、昨年「毎日モーツァルト」に代わって、「ぴあのピア」という15分番組が始まったことをGUSTAVさんのブログを読んで知りました。それで、早速昨日見てみました。GUSTAVさんの記事にトラックバックさせて書かせて頂こうと思います。お世話になります。
バッハから始まるピアノ300年の歴史と発展を1年かけて伝える番組なのですが、「毎日モーツァルト」と違うところは、その日取り上げた曲のピアノ演奏があるところです。
GUSTAVさんは、1月からこの番組が始まった当初は、あまり熱心に見ておられなかったのですが、2月に入ってから、モーツァルトを取り上げることが多くなったため、今は録画していらっしゃるとのことです。
昨日は、なんと、ベートーヴェンでした!曲は、彼がハイリゲンシュタットの遺書を書いた、ハイリゲンシュタットという、ウィーンから地下鉄で20分ぐらいのところにある街で書かれた「テンペスト」でした。
言うまでもありませんが、いわゆる彼が30代のときに次々に傑作を生み出した「傑作の森」の時期に書かれたものです。
この曲が書かれたときは、ベートーヴェンの難聴はひどくなっていました。それで、弟たちに当てて、この有名な遺書を書いたわけですが、結局弟たちに手渡すことなく、彼の死後、机の引き出しから発見されました。私はベートーヴェンについて書かれたひどく分厚い本(そのタイトル名は「ベートーヴェン」なのですが、かなり前に読んだので、申し訳ありませんが著者は忘れてしまいました)を読んだことがありますが、この遺書が弟たちに結局渡されることなく、死後見つかった、というのは恥ずかしながら、初めて知りました。
私が大学で、ドイツ語を第二外国語として選択したのも、この遺書を読めるようになりたい、という理由からでした。若いって無謀ですね^^
「テンペスト」について、これ以上ここで語る必要はないかと思います。シェークスピアの「テンペスト」にちなんで後世この曲が「テンペスト」と呼ばれるようになったとか、このブログを読んでいる方は皆ご存知だと思うので・・。
ただ、私にとっては、「テンペスト」は、思い出深い曲です。大学に入学したとき、ピアノの先生が、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(シュナーベル監修のものです。このことは以前記事で書いたかと思います)をプレゼントしてくれて、「先生が好きな曲なんだけど、この「テンペスト」という曲を弾いてみましょうよ」と言われて、弾きました。「熱情」などに比べると、テクニック的には難しくないのですが、やや早いテンポでかきたてられるように弾かないと面白くない曲になってしまうので、早く弾けるように練習するのが大変でした。
「芸術だけが、私を死から引き戻した」というハイリゲンシュタットの遺書の有名な一節がありますが、この「テンペスト」は、死を乗り越えたベートーヴェンの激しい決意と、人生つまり彼にとっては芸術に対する情熱を、何度弾いてもひしひしと感じる曲です。少し走るぐらいに弾いたほうが、この曲の真髄が伝わるような気がしています。
不穏な雰囲気から始まる第一楽章から、まさに激情のみに駆り立てられた第三楽章で終結するこの曲は、遺書といいながら、芸術によって死を選ぶことなく生きていくことを選択した強い決意表明である文章を反映した、モーツァルトとはまったく違いますが、生へのある種の賛歌と言えるのではないでしょうか。
テロップが出たのですが、昨日のピアノ演奏者の名前は失念してしまいました。全曲弾くわけではないのですが、このような番組、待ち望んでいました。これから熱心に見ていこうと思います。(1月から始まったことを知っていたら・・と悔やまれてしまいます。これは「毎日モーツァルト」のときもそうでした。どなたか、初回から録画しておられる方がいらっしゃったら、お礼は十分いたしますので、ダビングして頂ければ、本当に嬉しいです。よろしくお願いします。)
バッハから始まるピアノ300年の歴史と発展を1年かけて伝える番組なのですが、「毎日モーツァルト」と違うところは、その日取り上げた曲のピアノ演奏があるところです。
GUSTAVさんは、1月からこの番組が始まった当初は、あまり熱心に見ておられなかったのですが、2月に入ってから、モーツァルトを取り上げることが多くなったため、今は録画していらっしゃるとのことです。
昨日は、なんと、ベートーヴェンでした!曲は、彼がハイリゲンシュタットの遺書を書いた、ハイリゲンシュタットという、ウィーンから地下鉄で20分ぐらいのところにある街で書かれた「テンペスト」でした。
言うまでもありませんが、いわゆる彼が30代のときに次々に傑作を生み出した「傑作の森」の時期に書かれたものです。
この曲が書かれたときは、ベートーヴェンの難聴はひどくなっていました。それで、弟たちに当てて、この有名な遺書を書いたわけですが、結局弟たちに手渡すことなく、彼の死後、机の引き出しから発見されました。私はベートーヴェンについて書かれたひどく分厚い本(そのタイトル名は「ベートーヴェン」なのですが、かなり前に読んだので、申し訳ありませんが著者は忘れてしまいました)を読んだことがありますが、この遺書が弟たちに結局渡されることなく、死後見つかった、というのは恥ずかしながら、初めて知りました。
私が大学で、ドイツ語を第二外国語として選択したのも、この遺書を読めるようになりたい、という理由からでした。若いって無謀ですね^^
「テンペスト」について、これ以上ここで語る必要はないかと思います。シェークスピアの「テンペスト」にちなんで後世この曲が「テンペスト」と呼ばれるようになったとか、このブログを読んでいる方は皆ご存知だと思うので・・。
ただ、私にとっては、「テンペスト」は、思い出深い曲です。大学に入学したとき、ピアノの先生が、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(シュナーベル監修のものです。このことは以前記事で書いたかと思います)をプレゼントしてくれて、「先生が好きな曲なんだけど、この「テンペスト」という曲を弾いてみましょうよ」と言われて、弾きました。「熱情」などに比べると、テクニック的には難しくないのですが、やや早いテンポでかきたてられるように弾かないと面白くない曲になってしまうので、早く弾けるように練習するのが大変でした。
「芸術だけが、私を死から引き戻した」というハイリゲンシュタットの遺書の有名な一節がありますが、この「テンペスト」は、死を乗り越えたベートーヴェンの激しい決意と、人生つまり彼にとっては芸術に対する情熱を、何度弾いてもひしひしと感じる曲です。少し走るぐらいに弾いたほうが、この曲の真髄が伝わるような気がしています。
不穏な雰囲気から始まる第一楽章から、まさに激情のみに駆り立てられた第三楽章で終結するこの曲は、遺書といいながら、芸術によって死を選ぶことなく生きていくことを選択した強い決意表明である文章を反映した、モーツァルトとはまったく違いますが、生へのある種の賛歌と言えるのではないでしょうか。
テロップが出たのですが、昨日のピアノ演奏者の名前は失念してしまいました。全曲弾くわけではないのですが、このような番組、待ち望んでいました。これから熱心に見ていこうと思います。(1月から始まったことを知っていたら・・と悔やまれてしまいます。これは「毎日モーツァルト」のときもそうでした。どなたか、初回から録画しておられる方がいらっしゃったら、お礼は十分いたしますので、ダビングして頂ければ、本当に嬉しいです。よろしくお願いします。)
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この記事へのコメント
1. Posted by rudolf2006 2007年03月17日 23:24
mattinaさま
いつもコメント、ありがとうございます。
「テンペスト」って、第17番のソナタだったんですね、Wikipediaで調べました、爆〜。グルダの全集は持っていますので、聴いています。
確かに、せりふのようなところがありますね〜
ミ(`w´彡)
いつもコメント、ありがとうございます。
「テンペスト」って、第17番のソナタだったんですね、Wikipediaで調べました、爆〜。グルダの全集は持っていますので、聴いています。
確かに、せりふのようなところがありますね〜
ミ(`w´彡)
2. Posted by sumito96 2007年03月18日 15:01
mattinaさん、こんにちは♪
相互リンクしていただきありがとうございます〜
ご紹介されていた NHK 「ぴあのピア」のホームページ見ました…先週に引き続き今週も ベートーヴェン尽くしのようで、素晴らしい番組ですね!
もっとも私の家には BSアンテナがないんで見れないんですが…(涙) 大好きな ラヴェルや、プーランクといった 近代フランスものが放送される前に 何とかBSが見れる環境を整えなければ!と思います(笑)
相互リンクしていただきありがとうございます〜
ご紹介されていた NHK 「ぴあのピア」のホームページ見ました…先週に引き続き今週も ベートーヴェン尽くしのようで、素晴らしい番組ですね!
もっとも私の家には BSアンテナがないんで見れないんですが…(涙) 大好きな ラヴェルや、プーランクといった 近代フランスものが放送される前に 何とかBSが見れる環境を整えなければ!と思います(笑)
3. Posted by ピースうさぎ 2007年03月18日 21:58
こんばんは。
こちらのブログを読んでベートヴェンのピアノソナタを猛烈に聴きたくなりました。
明日早速棚を探して聴いてみようと思います。
ではでは。
こちらのブログを読んでベートヴェンのピアノソナタを猛烈に聴きたくなりました。
明日早速棚を探して聴いてみようと思います。
ではでは。
4. Posted by ぴっころ 2007年03月19日 16:53
mattinaさん、こんにちは。
「ぴあのピア」ですか?
なかなか思った時間にTVが見られない私です。
名曲アルバム同様、まとまって見られるといいなって思います。
「ぴあのピア」ですか?
なかなか思った時間にTVが見られない私です。
名曲アルバム同様、まとまって見られるといいなって思います。

