2007年10月23日

くいぶち

「オレは『ひまわり』と一緒に火葬になる」と「ひまわり」を所有するある日本人の富豪が言って大問題になった話があるゴッホですが、その彼が生前たったの一枚しかもうからなかった話もこれまた有名。画家人生、本人が死んだら画業も終わりというわけではないところが、なんだか理不尽であり神秘的なところであります。

私はまだ絵を描き始めてほんの2,3年しか経っておりませんので、まだ画風どころか技法さえもロクスッポ習得していない全くの未完成ですが、それを知っていてもこの間絵を見せたい美大生と絵が欲しいコレクターのための展示公募にかすりもせず落っこちた時は、ホォそうかい、となんだかすっきりせず、かすかにまた気の狂いを感じました。そのままそのヘンな顔で週末中版画をつっつきまわし、お陰で素晴らしい絵ができましたが、さて、落とされたということは私の絵は世間様には必要のない絵と見做されたということか。果たして必要とされる絵とはなんなのか? 内容の無いパッと見癒される、暖かい絵だろうか? それとも、やたら激しい現代アートか? そんなことをウジウジと考えつつ二人の偉大な風刺屋、権威嫌いの曾我蕭白(江戸時代の画家、「図画を求めるのなら応挙を、絵を求めるのならオレを呼べ」の言葉で知られる)と肩書き嫌いの手塚治虫を読み、バカみたいな絵ばかりつっついている、この美校生でございます。

elliegreco at 23:54│Comments(2)TrackBack(0)clip!時事 

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この記事へのコメント

1. Posted by 某芸大一年生   2007年10月24日 01:31
初めまして!たまたま検索して流れ着いて以来、毎日興味深く読ませて頂いています。藝祭のときノートにコメントも残した隠れファンです。笑
私はエリさんの絵、買いますよ!凄く繊細で素敵ですもん。
2. Posted by えりっく   2007年10月24日 23:04
おぉ!Yさんでしょうか、お初でございます。
ノートを見て学内にもこんな情けない駄文を読んで下さっている方がいるのかと驚きつつ感動いたしましたが、最近あの記帳を読み直して、こんなに応援してくださる方がいるのにこちらは本業身に入らず漫画なんか描いたり読んだりしていて申し訳ないと思っていた今日この頃です。そう思っていた矢先にこのようなコメントをいただけるとは…大変嬉しいですし、物凄い励ましになります。今後展示をするときは是非お声を掛けてくださいね!
そしてそのようなお言葉を頂けたからには、いつまでも落胆していないでますます胸を張って売れる作品を持てるよう、更に頑張ります!

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